この日も通天閣にはお客さんの列ができてました。
通天閣の展望台に上る人、タワースライダーをする人、ダイブ&ウォークをする人、今では通天閣に行く目的は様々ですね。
さて、観光客が集まる通天閣のすぐ近くにに、写真のような石があります。
『残念石』と言われてます。
残念石とは、大阪城の石垣に使われるはずだったものの、様々な理由で使われずに残された石のことです。
その昔、天下統一を成し遂げた豊臣秀吉の号令で、大坂城の築城のため多くの石が小豆島から切り出されました。
しかし、一部の石は大坂に運ばれず、そのまま小豆島に残されました。
大坂城の石垣に使われず、小豆島に残されたことから『残念石』と名付けられました。
今から15年以上前、浪速区が小豆島から、その石を譲り受け、新世界の中で設置する場所を検討した結果、通天閣のスグ下、スギ薬局の前に残念石を設置することになりました。
多くの観光客が通る場所に設置され、ようやくこれで皆さんに知ってもらえると思ってましたが、観光客の皆さんは残念石の前を素通りし、挙句には残念石の前には車が駐車していたりで、いまだに残念なままになっています。
また、一部の残念石は、保存のために移設されたり、大阪・関西万博のトイレの建物に柱として活用されてるそうです。
さて、通天閣から南へ約50m、お土産物店の壁面に初代通天閣が描かれたグラフィックウォールがあります。
新世界111周年を記念して、2023年に完成しました。
初代通天閣と現在の2代目通天閣が撮れる写真スポットになっています。
実は、このグラフィックウォールの前にもよく駐車車両があります。
新世界はテーマパークのような娯楽施設ではなく、一般の道路に囲まれた街ですから、特に業者関係の駐車車両があるのは仕方がないことですが、残念石、初代通天閣のグラフィックウォールの前は、できるだけ空けといてほしいと思う今日この頃です。
★Twitter@shinsekaizyoho
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