6月24日(月)読売放送、朝のニュース番組『す•またん!ZIP!』で、"冷コー"という言葉が紹介されました。
"冷コー"とはアイスコーヒーのことですが、現在ではほとんど使われてない言葉になりました。
番組では新世界にある『喫茶 通天閣』で、リポーターが『冷コー』と言って注文し、アイスコーヒーが出てくる場面から始まりました。
新世界の喫茶店では"冷コー"で通じます。
昭和の時代、多くの純喫茶があり、アイスコーヒーを注文するとき、日常的に"冷コー"と言ってました。
もちろん私も"冷コー"はよく使ってた言葉でした。
しかし、喫茶店の数も少なくなっていき、そこで使われていた喫茶店用語でもある"冷コー"も使われることが少なくなりました。
喫茶文化が小さくなり、喫茶店用語の存在も小さくなっていきました。
今から約12年前、私の企画で、新世界にある全ての喫茶店に『冷コーあります』と書かれたポスターを貼ることにしました。
当時より喫茶店の数は少なくなりましたが、今でも『冷コーあります』ポスターが貼られています。
『冷コーあります』ポスター掲示について、私にも取材があり、番組で紹介されました。
"冷コー"という言葉の発祥は、お客さんがアイスコーヒーを注文した時、伝票には"冷たいコーヒー"を略して『レーコー』と書いてたのが、いつの間にか、お客さんにも浸透していき、注文の際に"冷コー"と言うお客さんが増えたという話を聞いたことがありました。
あくまでも一説です。
実は私も新世界では"冷コー"という言葉を使うことがありますが、新世界以外、例えばミナミではアイスコーヒーと言ってます。
店員さんの世代が若ければ、"冷コー"が通じない可能性が高いので、アイスコーヒーと注文した方が無難かもしれませんね。
『冷コーあります』ポスターは、カラーコピー、ラミネートで、おそらく2000円〜3000円ぐらいの費用でした。
ポスターを貼ってから、新聞各社で紹介していただき、テレビでも度々紹介されました。
地元の人にとっては日常的になってるものでも観光客にとってはかなり珍しいものがあります。
お金をかけずに、今、新世界にあるものを多くの人に発信していくことが、街おこしの基本だと思います。
これまで新聞やテレビで度々紹介していただき、『冷コーあります』ポスターは効果抜群でした。
観光客の皆さん、新世界の喫茶店に入ったら、恥かしがらずに"冷コー』と言って注文してみてください。
しっかりアイスコーヒーを持ってきてくれます。