先日、『メンズショップ ライカ』のマスターから電話がありました。
内容は、その日で廃業するという話でした。
『メンズショップ ライカ』さんは創業70年ぐらいになる老舗の服屋さんです。
場所は、ジャンジャン横丁を北へ抜けたあたりです。
たこ焼き『壱番』が入ってる建物です。
すでにシャッターが閉まってます。
ライカさんでは個性的な服を販売されてました。
個性的な服とは、『絡繰魂(からくりたましい)』と言われるものです。
マスターの話では、来られるお客さんは、常連さんもいますが、インターネット等で情報を聞きつけて地方から来られるお客さんも多いとか。
昔は『メンズショップ ライカ』の向かえにマルトミという服屋さんがありました。
当時、この一角だけですが、2軒の服屋さんがひしめき合っていたんです。
ライカのマスターは、おそらく80歳近くになってるかもしれません。
以前、ライカさんのマスターに久しぶりにお会いしたとき、『あんた、連合会長になったんやなぁ。応援してるで。年齢的に10年はできる。10年経ってから連合会長を引退するかどうか考えたらいい。短い期間で辞めたら、町の重みがない。それまで頑張りや!』
と、気の遠くなる話をされてましたが、応援してくれる人がいることは嬉しいし、励みになりました。
ライカのマスターの新世界に対する愛を感じた瞬間であり、心に残ってる言葉です。
昔より店舗面積を縮小しなが商売をされてましたが、新世界の歴史に残る老舗のお店が、また一軒、廃業していくことは残念です。
古いお店が廃業し、そこに新しいお店が入り、その繰り返しで街は変貌していきます。
新しいお店が入らなければ、いつか街はシャッター通りになってしまいます。
変貌しながら街は発展していくという理屈は全くその通りですが、老舗の服屋さんの廃業に一抹の寂しさを感じる今日この頃です。
★Twitter@shinsekaizyoho
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