映画が始まったとたん暴れる映像に足元はもちろん気持ちまでグラグラゆすぶられて、最後まで全てのシーンでグラグラして、観終わったとたんウォン・カーウェイ監督の存在にビックリし
もしかしたら韓国映画って
すげーレベル高いと知った作品ヒエヒエ〜
25年前くらいになるかな
たまたまつけてたTVの深夜番組に金城武がゲストで出ていて
MCの人が「恋する惑星」めちゃくちゃ面白かったと言ってた
当時韓国映画をあまり観てなかった、というか馴染みのが無い、というか勝手に苦手意識を持ってて、まあ観に行った事が無かった
でも、その番組を観た後からなんか気になって気になって数日後
よし今日行けると衝動的に映画館に向かった
開始ギリギリに映画館に入り、席に向かう緩い段差を降りてる途中で映画が始まったんです
すると途端に目の前に広がる映像は、ヒロインをグラングランに揺れながら追ってきた
そのスクリーンいっぱいのグラングランで、まだ段差を降りていた僕はバランスを失ってよろけてしまって近くの席に手をついて、その席になんとか座ったんです。
でもまだ衝撃状態で、オムニバスなのにそれぞれのメインがすれ違って、独立した話なのになんか繋がってる気配を漂わせ、あれ⁈もしかしたら自分の生活も他者とは知りもしないがそんなふうに生活してると感じたんです。
そう感じたとたん
ウォン・カーウェイ監督天才
カメラのクリストファー・ドイルすげー
フェイ・ウォン可愛い
トニー・レオンかっこいい
金城武いい!
と単純な私は
ウォン・カーウェイの作品を探して観て
観るたびに叩きのめされるように面白くて
同時に今まで興味が無かった韓国映画やアジア映画に夢中になっちゃったんです
パク・チャヌク監督の復讐3部作『復讐者に憐みを』『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』も度肝抜かれっぱしだし
キム・ヨンファ監督の『カンナさん大成功です!』(韓国版)はコメディなのに、何かとてつもない感動しちゃって、ちょうどその頃芸人仲間の飛石連休の藤井ペイジさんに
「そんなに映画みてるんだったら何かオススメしてよ」と言われ
「カンナさん大成功です!はいいっすよ」
「俺あんまり韓国映画見た事ないねん」
と言いながらもちゃんと観に行ってくれて
「めちゃくちゃ面白かった」
とメールがきて
それ以来藤井さんは映画にハマって
今では年に映画館で200本以上観て、映画の仕事もしています。
なんか藤井さんの人生を変えちゃったんじゃないかと
正直、ここ10年くらい政治的な関係がゴタゴタして、宣伝が出来ないとかで試写会も少なくなり、まともに公開されなくなっていました。でも配給宣伝の方々が頑張って、話題作は公開にこぎつけてくれてるんです。感謝です
近年『新感染』や『パラサイト 半地下の家族』で韓国映画のレベルの高さと楽しさや深さは存分に分かったと思います。
これから韓国映画がいっぱい観れるよう願いを込めて
ヒエヒエ〜
🌾作品名は書かなかったんですが、すげー面白かった韓国映画は30本以上あるよね