(コラム) 僕の人生を変えた1本シリーズ 1作品目「ナチュラル・ボーン・キラーズ」 | 先取り映画情報‼️ 時々ドラマそや他愛もない日常ヒエヒエ~! ー冷蔵庫マンの映画冷蔵庫ー

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一足早く試写で観た作品&公開中の作品のバンバン書いていきたいと思います。ネタバレ無しなのでふんわりした感想申し訳ないヒエヒエ〜
アップ後も書き直したりしますので、あしからず。
TVドラマや他わいもない日常もちょこちょこ書きます
コメントいただけたら嬉しいっす

コロナで映画公開が続々と延期になって

マスコミ試写も中止する試写室が増えてきた

個人的には2週間前から映画を観に行く事を自粛しました。

なので先取り映画はコロナが終息するまでオススメ出来ないので

コラムに挑戦してみようかなと

今まで観た作品の中であの映画を観た後に生き方が変わった時の事を書いていけたならと

正直国語が苦手で、言葉のボキャボラリーというか語彙力が貧しいのでコラムというものになるのかという問題もあるけど

とにかくやってみようかと


では、まず1本目は

「ナチュラル・ボーン・キラーズ」


32才でワハハ本舗の若手集団オホホ商会に入って2年くらい経ってから、僕がネタ出し会議で何も喋らないのがちょっと問題というか話題になった。
それは自分でも自覚していて、やっとアイデアが思い付いたら、そのアイデアは10分くらい前に誰かが言っているものだった。

なんでそうなるかも分かっていた。
オホホに入る前は、役者をやっていて、脚本や戯曲を手渡されたら

まず本の解釈や台詞の意味や演じ方などを考える役者脳でずっとやってきたので

それがオホホ商会の舞台はお笑い

設定だけあって

どう可笑しい事が出来るか

ネタ出しで、さあ出してと言われると動かさなければならないお笑い脳が育ってないため

瞬時に脳みそがコンクリートのように固まった

一言も言葉が出なかった

その頃オホホ商会の公開では
僕が以前演劇をやってたので、固い台詞が言えるのと真面目な台詞を恥ずかしがらずに言えるので

ストーリーを動かす役をやらせてもらっていたけど

ネタ会議では、相変わらず一言も喋ることが出来なかった

そして入団して2年目だろうか
何で喋らないのかが、僕を抜きで会議になったのを知った

当然だと思った

もう何でアイデア出ないんだ

どうすればいいんだ

ダメだー向いてないダメだー向いてないダメだー向いてないダメだー向いてないダメだー向いてない

が、頭のなかグルングルンしてた

毎日が苦しかった

そんな時今はなき渋谷パンティオンで毎年やっているファンタスティック映画祭というのに、オホホ商会でパフォーマンスがあり、映画祭期間中は上映してる作品は何でも観ていいですと言われて、その頃世界中で話題になってる若手タランティーノ脚本作品というので「ナチュラル・ボーン・キラーズ」をワクワクしながら観た。

いやー
刺激バシバシだったー
まだ名前も知らなかったウディ・ハレルソンとジュリエット・ルイスが、殺しまくるし
29才のロバート・ダウニー・Jrはピチピチしてるし(このころが凄い好き)
38才のトミーリー・ジョーンズはキレッキレだったし(この彼を見た時、僕は和製トミーリー・ジョーンズだと思った)
うわぁーうわぁーと頭の中で叫びながら観てた

そして映画終盤、警察に捕まったウディ・ハレルソンが聞かれる
「どうして殺人をするんだ?」
するとこう答えた
「俺は、生まれた時から人殺しなんだ。だから自然な事なんだよ」

その台詞を聞いた時

えっ⁉️

生まれながら

だから自然なこと

だとすると

僕は

生まれながら

可笑しいアイデアが考えつかないんだ

それが自然な事なんだよ


眼から鱗

というか

身体から余計なものが

ドサ、ドサ、ドサっと

全部落ちた感覚だった

なんだ、そうだったのか


じゃあゼロから出発すれば

と映画館をあとにした

それから不思議な事に

ネタ会議でとにかくアイデアを言うようになったんです。
ほんととにかくなんでしょーもないアイデアで
もちろんほとんどボツですが
まれに採用もあったり

偶然事務所に出入りして挨拶する人にこう言われたんです

「あれっ、眼が活きいきしてる。前はノイローゼみたいな眼をしてたからね」


あの映画が無かったたら、冷蔵庫マンは生まれて無かったかも知れません。
だって何でもやっちゃうって気持ちがないとやらないものね

ヒエヒエ〜