人見知りと引っ込み思案と対人恐怖 | カトーコーキブログ 漫画・音楽・生きづらさ

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コミックエッセイ『しんさいニート』/イースト・プレス 発売中。
『山で暮らせばいいじゃない』を「本当にあった愉快な話」/竹書房にて連載中。
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大人の人見知りは、
色々と厄介だ。


一人でできる仕事を
している人は、
人見知りだとしても、
何ら問題はないだろう。


しかし、
人見知りにも関わらず
人と関わる仕事に就いていたり、
子供の幼稚園・保育園、
学校の保護者会、
ご近所付き合い等々の避けられない
人付き合いにより、
毎日心をすり減らしている人も
多いのではないだろうか?



乳幼児期における人見知りと、
大人の人見知りは、
全く別物ではないにせよ、
同じ物ではないと
ボクは考えている。


乳幼児期における人見知りの場合、
警戒心が強いなどの、
その子の持つ性質によるところが
大きいのではないだろうか?


対して、
大人の人見知りは、
物心がついた後の、
環境的要因によろところが
大きいと思うのだ。



親に、
否定をされて育つ人は、
自尊心が失われる。

そして、
親の顔色をうかがうようになる。


それによって、
初めて会う人が目の前にいる時、
自分がその人から
どう思われるかが怖い、

自信がない為
どういう態度で接すれば良いか
わからない。


という事が起こる。


更に一対一でない場面でも
似たような事が起こる。


例えば、
学校のクラスで、
先生が生徒全員に
何かを問うたとしよう。


もし答えがわかっていても、
自分が答えたら皆はどう思うだろう?

答えても間違えていたらどうしよう?

などと
周りの目を気にしてしまえば、
挙手して答える事は
できなくなる。


そんな人が、
虐待を受けていたり、

皆の前で晒し者にされたり、

イジメられたりするなどして、

トラウマを抱えれば、
対人恐怖症になる事もあるだろう。


しんどい状況が続いている人は、
まずその状況から
逃げた方がいい。


まずは自分を守る事が先決だ。




ボク自身、
自尊心、自己肯定感の低さによって、
他人の目が気になって仕方がない、
という状況がずっと続いてきたし、
今も悩まされている。


だから、
ほとんど人に会わなくていい
漫画の仕事は、
楽な気持ちでいる事ができる。


それでも、
子供の学校の保護者の活動や、
他の何かで、
多数の人の中に身を置かなければ
ならない状況になる事はある。


その中で
心が疲弊してしまった時は、
回数を減らすなどして、
心を休める事に徹する。



この様な特徴は、
簡単に改善できるものではない。

まずは自分の特性をよく知り、
その上で、
特性にあった仕事、
生き方、
活動をすればいい。


こうあらねばならない、
こうあるべきという考えは
捨ててしまおう。


今日はこの辺で。



毎日死ぬ事しか考えられなかったボクが、
どのようにして立ち直るきっかけを掴み取ったのかを描いた
コミックエッセイ『しんさいニート』/イースト・プレス