症状は無くそうとしない方が良い | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 

 

 

前回
「表面に出ている”症状”は、

 譬え「自傷行為」や「加害行為」であろうが、
 メンタルの安定に必要であるもの」


「それ故”症状消失”をターゲットにするのではなく、

 その根っこにある脳の働き⇒心の働きの中に

 その”症状”を維持させている”原因”を
 お話をお伺いして類推し、

 その中でも変えられない部分は受容し、
 変えられる部分を変えてゆく事で、

 結果として”症状”が必要無くなる方向へ導く」
といった私の考え方をお書きしました。


今回からはその補足として、

「何故症状を無くそうとしない方が良いのか?」
では
「どうすれば症状が必要無くなる方向へ持ってゆけるのか?」
についてお書きしてゆきたいと思います。


<何故症状を無くそうとしない方が良い

 のか?>

まず、

メンタルに端を発すると考えられる

”症状”とは一体何なのでしょうか?

私は殆ど全ての
”症状”と言われるものは、

その人にとっての不快刺激から来る心の不安定さ
から逃れ、安定化を目指すといった脳のホメオスタシス

とも言える働きによるものだと考えています。


例えば、
ある人にとって
「抑うつ」という”症状”は

それによって、学校や職場等の対人関係で被る
不安・恐怖や過度のプレッシャーから生じた

ストレス等の不快刺激から逃れ、
家に閉じこもってそれらを避けて心の安定化を図る、

といった脳機能が働いているのかも知れません。
(不登校・引きこもり等もこれに当てはまると思います)


また例えば、
ある人にとって
「盗撮・痴漢・万引き等の触法行為」や
「ギャンブル・恋愛・性・アルコール・過食・

 買物・ゲーム等の依存」といった”症状”は
不安や不満・空虚感等の精神的なストレスから来る

不快刺激を避けて心の安定化を図る、

といった脳機能が働いているのかも知れません。


或いは、
ある人にとっては
「家族や恋人にキレる」事で、

不安や満たされなさ、無力感、自己否定等の
不快刺激を避けて心の安定化を図っている
のかも知れません。


更には、
ある人にとって
「パニック」という”症状”は
不安・怒り等の溜まってしまった不快刺激を

一気に放電して心の安定化を図る、
といった脳機能が働いている
のかも知れません。


同様に
ある人にとって
「リストカットや抜毛等の自傷行為」

や「希死念慮・自殺願望」
絶えられない心の痛みや「死んだ方が楽だ!」

とまで感じる不快刺激から脱出して
心を安定させる唯一の方法であったり、

希望の光なのかも知れません。



その様に考えると、

”症状”によって心の安定化が図られている訳ですから、
それを無くしてしまうと不安定に逆戻りする
でしょう。

ですから私は、

「まず症状を抑えよう!」という考え方には賛同できません。

とは言え、

実際に”症状”に苦しんでいるご本人やご家族は

どうすれば良いのでしょうか?

そのヒントを次回お書きしたいと思います。




<次回へ続く>

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


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