小田急線刺傷事件の犯人の心理 | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、
のぶさわです。

 

 

 

先頃発生した小田急線における

無差別刺傷事件の犯人の心理
私の勝手な想像で分析してみたいと思います。


関係者の話では犯人の男性は、


「学生時代は皆を笑わせたりする

 クラスの中心的な存在だった」


「大学中退後はナンパ師と自らを称していた」


「中退後はきつい派遣の仕事をしたり、

 金に困って生活保護を受給していた」

 

「”勝ち組”を殺したかった」旨の供述をしている


等の点から、

常に刺激を求めるタイプの人物像が想像されます。


特に、

その場(相手)を支配し、コントロールする事
に快の刺激(報酬)を感じ、

 

その報酬の得方が
「皆を笑わせ、場(クラス)を支配・コントロールする」
  ↓
「ナンパする事で、相手を支配・コントロールする」

(特に比較的コントロールがし易い中高生がターゲット)


という行動にも表れている様に感じます。

 


ところが大学を辞めて以降は、

就職したり彼女ができてゆく同級生を尻目に、
自分は辛い派遣の仕事やバイトで、

 

「相手を支配・コントロールする刺激」
が得られないどころか、

逆に「支配・コントロールされる立場」になった・・・。

そしてこの刺激が満たされないモヤモヤ

(お腹が空いて満たされない感覚を怒りだと認識し、

イライラする人の様に)「怒り」だと認識した。

そしてそれを「怒り」だと(認識)すれば
それをぶつける対象があって初めて完結できる

(相手を支配・コントロールするという報酬が得られる)

ので、その「怒りの対象を見つけ出す必要」があった。

そこで、過去の記憶をまさぐって、

「サークルで一緒だったあの女は
俺を馬鹿にした!」

 

「だから勝ち組(俺より勝っている

 =俺をコントロールしてくる)の女は許せない」

 

という後付けの理由を探し出した・・・。


そして、長らく味わえなかった

「その場や相手を支配・コントロールする快感」
を閉じ込められた空間で

絶対的に勝ち目のある武器を携えて

手に入れようとしたのではないか?と想像します。


だとすれば、昔の友人が証言した様に

「ある時から彼は変わってしまった」のではなく、

 

(彼が変わったのではなく)刺激の得方が変化した

のだと言えると思います・・・しかも悪い方向へ。


勿論、

元来刺激を求める傾向が強い人が

皆犯人の様な思考→行動を
起こす訳ではありませんので誤解無き様に。


また、

犯人を擁護する気持ちもさらさらありませんが、
「仕事や趣味でトップを目指す」とか

「金の亡者になって稼ぎまくる」
「世界一のナンパ師を目指す」等、

 

刺激を満たしたい欲求を別の方向へ
向ける事ができれば良かった
のかも知れません。


いずれに致しましても、

被害者の方々の一日でも早い心身のご回復を

お祈り致します。

 

 

 

それでは今日も良い変化を

 

 


★お問い合わせ・ご相談は下記の私のホームページを
  
ご覧ください。

     新大阪駅 徒歩1分!
「心の相談ルーム」オアシス大阪
(超短期解決、全額返金保証制度有り)
//////////////////////////////////////////////////////////
↓ 今回の記事に共感して頂いたら、お手数ですが
  クリック応援をお願い致します。とても励みになります。

心理カウンセラー ブログランキングへ