責任を背負い込み過ぎる人へ | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

 皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。

「良かれと思って言った言葉で友人を傷つけてしまった」
「子供がいつまでも引きこもり続けているのは私のせいだ」
「仕事を真面目にしてない後輩に注意をしたら、後輩が辞めて
   しまい会社に迷惑を掛けてしまった」・・・。

 責任感が強い人は、その強さ故に苦しむ事も多いと思います。

 僕自身も、かつてある会社の営業管理職だった時に、会社の
資金繰りが悪化して社員の給与面に支障が出そうになった時
の事
を思い出します。

 その時の僕は「自分の生命保険を使って資金の不足分を補おう」
と考えて、妻に「あなたは社長でもないのに、何を馬鹿な事言って
るの?」と止められた事がありました。

 そしてもしあなたも本当は背負わなくてもいい余分な荷物(=責任)
を背負い込んで苦しいのであれば、少しでも身軽になる考え方
をご紹介します。

 前にも書いたと思いますが、責任は英語で「responsibility」と言い
ますが、これは「反応」(respons)と「能力」(ability)の2語の組み合
わせです。

 つまり、責任とは「反応する能力」=「相手の言動や状況に
どう反応するかを自分で選択する能力」
という意味です。

 そして、ここには相手の反応は含まれていません

所が「その人の為を思って言った言葉で逆に相手を傷つけて
しまった」

という例では「相手が傷ついた」というのは相手の反応であって、
あなたが負うべき責任ではありません

 相手が「私は傷ついた」という考え方を選択した、つまり”反応”した
訳です。

 勿論、中には相手の気持ちを考えずにいつも酷い事や無茶な事を
言う人もいて、そういう人は相手の反応まで考えるべきだと思います。

 でも、あなたはそんな人ですか?

 例えば、同じ様なシチュエーションで同じ言葉を言ったとしたら、
100人が100人とも傷つきますか?

逆にあなたがその言葉を言われたとしたら傷つきますか?

 もし「NO」なら、相手の反応まで責任を背負ってしまってるかも
知れませんね。

 いつも「私が傷つけた」「私のせいだ」と思い込む癖のある人は、
相手を過小評価し過ぎていませんか?

 相手は自分では何も選択できない無力で弱い人ですか?

 相手も「傷つく」という選択以外にも「言い返す」、「受け入れず
無視する」等、色んな選択をする能力を持ってる事を信じて
あげましょう。

 これは相手が我が子であっても同じです。

例えば子供が成人しても引きこもりで悩んでるというお母さん

「私が無理にレールを敷いてしまって、それに乗れなかったから
 息子は引きこもりになってしまった。私のせいだ

と全て責任を自分で背負い込んで息子に何も言えない・・・。

 勿論反省をする事はいい事ですが、あなたはそんなに酷い事を
しましたか?

 しかも息子はもう子供ではないのであれば「全てを親のせいに
せず、自分で乗り越えてゆく」という選択もできる
はずですよね?

その力を信じてあげませんか?

 また、仕事でも(昔の私の様に)自分の責任範囲以上の責任を
背負い込んで苦しんでいる人
もいると思います。

 役職が上がると給料が高いのは「負うべき責任に見合った給料」
だからです。

「あなたは自分の給料以上の責任を背負い込んでいませんか?」
「それは本来誰が負うべき責任ですか?」

それを考え、もし自分じゃなく他の人が負うべきものだと思った
 なら
、きっちりとその人に「責任の引き継ぎ」をしてみませんか?

 いずれにしろ、自分で「責任を背負い過ぎてしんどくなってるかも」
と思っている人は、それを一度考えてみて「まず一番目に下ろせる
荷物はどれだろう?・・。二番目は?・・・。」
と考えてゆくのがいいでしょう。


それでは今日も良い変化を

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