認知症予防に効果がある?事~老いてゆく親の為に② | 大阪発!心理カウンセラーの「自分で自分を癒すヒント」

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うつ、不安、不登校など、様々な神経症やお悩みを少しでも軽くする為の
ヒントを開業カウンセラー(公認心理師)がお伝えしてゆきます。

 皆さんこんにちは。「みんなのカウンセラー」こと、のぶさわです。

 今回も引き続き、認知症予防に効果的だと思われる
「自分史療法」について書いてみたいと思います。

(※くどい様ですが、私は認知症の専門家ではありませんので、
  あくまでも私の両親の経験談からヒントを得ています)

 大正生まれの私の父は、母に比べると物忘れの程度はマシで
3年前のある日、「自分史」を書き始めました。

(自分史と言っても、大げさなものではなく、パソコンで打ち込んで
 コピー用紙に打ち出して製本テープでとめたものです)

 元々書く事が好きな人でプライドも高かったので、自分の歴史を
どうしても書き留めたかったのでしょう。

 昔の日記や写真は勿論、当時の資料等を親戚宅や図書館に
まで行って集めて来て、少しずつ書いています。(まだ未完)

 そんな父の姿を見ていて「これを書き終えるまでは、生きている
だろうなあ」と確信
しましたし、実際物忘れも進行していません

 そこで、物忘れが酷い母親にも「自分史」を書くように勧めました
が、「私は書かなくていい」と気乗りしない様子でした。

 どうしたものか?と考えて妙案を思いつきました。

 「口述筆記」です。

 まず母親の生まれた頃から、結婚時、私達子供(兄・私・妹)が
生まれ、現在に至るまで
写真資料を集めました。

 そして、その当時の写真やアルバムの書き込み、手紙等を
母に見てもらい、思い出を語ってもらいました。

 例えば、両親の結婚式の写真を見てもらい、「結婚の時は
どうだった?」「どんな気持ちだった?」
とか、

私が乳児だった頃の写真で「僕が生まれた時はどうだった?」
「どんな気持ちだった?」
と聞いてゆきます。

(勿論、途中で苦労話や愚痴が出て来ても、インタビュアー
 に成り切って、「フンフン、そうなんだ。苦労したよね」
 と、話を膨らませて
行きます)

 最初に要領だけ見せておけば、後は父親にインタビュアーを
頼んでおけば、書いて編集してくれます。

 そして、もう一つの狙い「夫婦の会話を増やし、物忘れの
進行を止め、加えて互いをより理解してもらう」
という事でした。

 そのせいかどうかはわかりませんが、目論見通り両親の
会話も増え、母親の物忘れも進んでない
気がします。

 ただ、難しいのは「どうやって自分史を書くように持ってゆくか?」
という事と、口述筆記の場合の時間と労力がかかるという事です。

 もしご両親ともご健在であれば「書きたい人」の方に口述筆記の
インタビュアーもしてもらったり
、独り暮らしの親であれば、
子供が電話で指示を出したり、聞き書きをするという手もあります。

 いずれにしても、時間をたっぷりかけた方が良いと思います。

 何故ならうちの両親を見てると、書いてる間は比較的元気
であったり、物忘れの進行も止まってる感じがする
からです。

それでは今日も良い変化を

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