今回は「嫁姑・友人・ご近所」等の、”他人だけど付き合っていか
なくてはならない人”との人間関係の悩みの解消について以前に
お話した”4つの基本”の「①」、「③」、「④」を使ってお伝えします。
(※勿論、夫婦や親子等、あらゆる人間関係でも使えます)
①困っている状況をできるだけ具体化する
→(1)まず「”その人”との具体的などんな場面が一番辛いの
か?」 と自問し、ビデオで撮ってるように思い描く。
(例えば、姑が自分のルールを押し付けてグチグチ文句を言う)
(2)その時に感じた「感情」と「頭の中で渦巻いていた言葉・思考」
(これを認知療法で”自動思考”と言います)を全て書き出す。
(例:感情「腹が立つ」「悔しい」、自動思考「本当にあの人は
わがままだ」(私の気持ちも考えてくれない人とは)私は
一緒に暮らせない」「この先、ずっとこんな状態が続くなら
私はいつか爆発してしまう」・・・等、)
(3)”例外”を見つける:「今迄で、姑との間で、その「感情」や「自動
思考」をさほど感じなかった場面は、ないだろうか?」と自問する
(4)少しでもマシだった時などの”例外”の場面を思い出せれば、
「その時の”感情”と”自動思考”はどんなものだっただろうか?」
と、自問し、その答えを書き出す。
(5)その”例外”の時には、「いつもと何がどう違ってたのか?」と自
問し、自分の”自動思考”を変えた原因と考えられるもの(姑側の
いつもと違う言動とそれを起こさせた原因、自分側のいつもと違う
言動と、それを起こさせた原因)を考え、その答えを書き出す。
※万が一、”例外”が思い浮かばない時は基本「④相手の立場
や第三者の立場に立ってみる」を使って、相手の感情を感じ
てみる
(クッションを向い合せに置き、片側に自分が座り、向い側に
相手が座ってるとイメージし、表情や髪型・化粧・服装等を
細かく想像し、五感で感じる
→そして自分の気持ちに目を向けそれを感じながら、目の前の
想像上の相手に、声に出しながら言いたい事を言う
→向いの席に移動し、その相手に成りきったと想像し、今度は
目の前に”自分を”イメージし、その想像上の自分に対して、
”その言葉を受けて自分が感じた事”を声に出して言う・・・それを
何度か繰り返すと、相手の立場や気持ちが見えてくる
=ゲシュタルト療法のエンプティ・チェア技法)
(6)次に「二人の関係がどうなったら私の悩みが解消するのだろう
?」と自問し、解決の方向性を決める。
(例えば「姑が文句を言わなくなって私の気持ちをわかってくれる」)
(7)現実的な解決目標へ修正する:「その”解決像”の中で、どう転
んでも実現の可能性が”0”のものはどれだろう?」と自問し、
それを省く(たとえ0.5%でも可能性があると感じられたら、とりあ
えず残しておく)
(例:「文句を言わなくなる可能性は10%くらいはあるけど、私の気
持ちをわかってくれる事は一生ありえない(0%)、と思う」)
(8)得られないものを諦める=基本「③性格上無理な事や能力上
無理な事は諦める(明らかにして認める)」に基づいて、(”0%”
だと思った事に関して)「あの人は、それを与えてくれる能力は
無いんだ。それを求めるのは赤ちゃんに家事をしてくれと頼む
ようなものだから、あきらめよう!」と決心する事。
そして「その代り、あの人から得られるものは何だろう?・・・
それを有り難く受け取ろう!」と決心する。
(9)(解決目標が決まったら)「仮に寝ている間に奇跡が起きて、
今の悩みが解決したとして、朝起きた時~寝るまでの間で、
いつもと違うどんな事が起きてるだろう?いつもと違うどん
な言動や思考を私はしてるだろう?」と自問し、その”奇跡”
の日を朝からビデオで2人を追いかけて撮っているイメージ
で一日を思い浮かべて ”違い”を探して行く。
(10)”違い”が見つかれば、「その中で、明日からできるほんの
小さな一歩は何だろう?」と自問し、その行動を少しずつし
てゆく
(※”違い”が見つからなければ、「解決像に結びつく出来事・
自動思考・感情が生じた場面を”見逃すまい”と思い、それ
が起こった瞬間に”いつもと何が違ってるか?”を観察し、
書き出す)
※もし、この方法でうまく行かなければ、その相手へのあなたの
感情は「恨み・憎しみ」のレベルまで行ってしまっている可能性
があります。
⇒その場合はまず、あなた自身を許し、癒してあげない限りは
相手を許す事は難しくなります。
そこまでいってしまっている方は、我々専門家の力を借りて
下さい。
それでは、今日も良い変化を。
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