心法書道の慧竹です。

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書道で心を、太極拳で身体を整えましょう。

今回太極拳の申ヒオン先生とのコラボ企画となります。

書道だけ、太極拳だけの受講も大歓迎!

(両方受講の方には割引ございます)

 

それぞれ別曜日、月3回の開催です。

どちらも9時からと10時半からの2コマです。

 

来月無料体験会を行います、事前予約制です。

申し込みご希望のかたは、チラシ掲載の連絡先(携帯電話、ショートメール、メール)にご一報ください。

台風など自然災害による中止など、緊急連絡の場合に備え、連絡先をご提示ください。

また、参加する予定ができなくなった場合、わかり次第ご連絡ください。

 

【無料体験会のご案内】

9月4日(水)9:00~12:00

於:エコプラザ西東京 講習室1

 

前半:書道

後半:太極拳

 

体験会は、書道は手ぶらOK、太極拳は動きやすい服装で。

飲み物ご持参ください。

駐車場、駐輪場あり。

 

 

 

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この春から始めた朝の習慣、モーニングノート、そろそろ梅雨の時期を迎えそうです。

ご存知の方も多いと思いますが、ジュリア・キャメロン著「ずっとやりたかったことをやりなさい」のあれです。

 

書く瞑想と言われるジャーナリングを朝起きてすぐ行うもので、ノートに思いついたことをなんでもいいからただ書き出していく作業、正直続くのかなと疑わしかったですが、気持ちの良い習慣として定着しています。

 

書に携わる人間として筆で字は書きますが、日記をつける習慣がなかったですし、就学時代をとうにこえ、ペン(硬筆)で毎日毎日大量の文字を書くという作業をいつからかしなくなっていました。著者がすすめるのは、A4ノートに3ページびっしり書く。相当な量です。

 

私こんなこと気にしていたんだ、と気が付いたり、やらなくてはと思っていたのに手を付けていなかったことを明確に整理できたりします。

また、心に引っかかっていたことを書き出し切ってしまうと、日常生活の現実は変わっていなくても必要以上にそれに悩まされなくなったりして、これはまさに彼女のいう【脳の排水】をすることで、左脳がくたくたになっておとなしくなるおかげなのでしょう。

 

とまぁ、ジャーナリングの効果については、いいことがいっぱいなので気になった方はやってみていただきたいのですが。

 

視覚的な情報過多になった現代の人には、思いついたことをすべて手書きしていくというのが最初とてもまどろっこしく感じます。しかし頭に浮かぶスピードを、手書きというスピードに落とすことが実は重要らしいのです。

 

繰り返しますが、著者がすすめるのは、A4ノートに3ページ。

やってみましたが、それって日本語だと相当な時間がかかります。

 

そこで、みんなどうやってやっているのだろうと、よくよく他の人の解釈を調べてみたら、書くページ数はそれほど気にしなくてよくて、目安は時間、30分というのを基準にするといいそうなんですね、なるほどーそうですよね。

なので、私は朝30分と決めました。

 

それから文字の問題ですが、英語の筆記体で横書きでサラサラ書くのと、漢字仮名交じりの日本語とではわけが違います。

 

これは専門領域なので、私の意見を述べましょう。

モーニングノートにおすすめしたいこと2点、おまけに1点、計3点。

 

① 縦に書く

漢字は縦に書くように作られています。

基本的には左から右へ、上から下へと書き順は流れています。

ひらがなはそもそも漢字からできていますし、同じように下へ下へと書き進められるようにできています。縦書きにすることで、横書きよりはるかにペンの無駄な動きが減り、早く書けます。

 

② 草書を取り入れる

漢字はとにかく画数が多い。草書を覚えてしまえば画数が減り、点画がつながるわけですから一字書く時間が激減します。

とはいっても草書はおぼえなくては書けません、日常早書きするためには持って来いの字体なので、よく使う文字から取り入れるといいと思います。それに草書はかっちょいいんですよ。

 

そしてこれは余談ですが、一文字一文字、字の画数が減る分、字の中に空間を作りやすくなります。

最近のマイブーム、字の中の空間を造形すること。

これについては文章にまとめられたらまたブログに書きますが、最近はとかく字中の空間がとても心地よく感じられ、どんどんそうすることで字が明るくなりうきうきしています(笑)

 

おまけ

これは中国語を学んだ人は自然とそうなっていると思いますが・・・

③ 簡体字を取り入れる

簡体字とは、中国本土で使われている中国語のことですが、昔使われていた画数の多い繁体字にとってかわって今は草書のように画数を減らし、使い勝手がよくなっています。

実際は、草書と同じ字もあれば、そこまで簡略化していない字もありますが、一度簡体字をおぼえてしまうと、手紙など他の人に見せるものでない限り、漢字は簡体字になってしまっています。

 

草書と簡体字どちらが出てくるかは、その時次第ですが、簡体字は多く出現します。

 

草書は書道を習っている人だけのもののようですが、実はとても実用性に富んでいます。

モーニングノートが定着し、何年も続いている人が多くいると聞きます。

そんな方には、ぜひ草書をおすすめしたい。

 

通りがかりのもこもこ紫陽花

 

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私の人生における初中国体験は、ジャッキー・チェンでした。

彼の集大成、映画「RIDE ON ライド・オン」を観てきました。

これは映画館で観なくてはと喜び勇んで。

 

小学生の頃から、兄と一緒にジャッキーの映画を夢中で観ました。

同じものを何度も何度も見てセリフを憶えてしまうほど。

 

中学に入り英語塾に通い始めた私は、ファンレターを書きました。拙い英語を塾の先生にみてもらってどきどきしながら発送。忘れたころに返事が来たときは、うれしくてうれしくて。

 

世界中からのファンレターに直筆の返事が送られてくるはずもなく、当然ワープロ文字の印刷文面でしたが、最後のサインだけが肉筆の印刷、ま、つまるところ印刷です(笑)

しかし生まれて初めてもらったエアーメールが、ジャッキー・チェンの事務所からのものとなりました。

 

彼の生い立ちがかなり凄まじいものだと知ったのは、中学の時、「愛してポーポー」という彼の自伝書を読んだ時です。衝撃とともに子供ながらに急激に気持ちを寄せていったことを記憶しています。

 

留学していた2000年ミレニアム、万里の長城で大きな龍を這わせるイベントがありました。しばらくして、いつものように師の事務所に書のお稽古に行ったある日、背の高さほどもある折り重なった布が、入口を入ってすぐ積まれておいてありました。

 

あまりの大きさに「な、なにこれ?」とスタッフの方に聞くと、布の塊はミレニアムのその龍で、その龍をなんとジャッキーが先導していたというのです。

「えーーー教えてよ、みんな!」といっても後のまつり。

どうやら事務所がその企画に携わっていようです。

 

「なんだ、ファンだったの?!」

「ファンだったよ、というかファンです!」なんと悔しかったことか。

 

スタントマンという仕事を表舞台に引っ張り出し、最高のエンターテイメントに創造した彼の偉業、どんなに撮影技術が発達してもそれをやり切った彼の人生、これほどのプロ意識、言葉では表現できません。唯一無二の映画人だと思います。

 

すべてのスタントマンとそのスタッフに捧げるというエンディングのあいさつに、彼の人生すべてが集約されていると感じました。

 

映画の感想は敢えて書きませんが、ファンならずっと泣きます(笑)

是非映画館で泣いてください。

 

彼も今年70歳。

同じ時代に生まれて、彼の映画を楽しむことができて幸せです。

 

 

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一般的にどんなことにおいても、経験があるに越したことがないと思うのが常識です。どんなことも経験することによって、やっとその世界への第一歩を歩むことになるのですから。

 

しかしながら、心法書道の学び方において、未経験だということが実は有利に働くことがあります。

 

このブログでは何度もご紹介していますが、留学時代、書とじっくりと向き合い、その書き手がいかなる人物か想像し、その人物を構成する要素を感じ取ることが何より大切だと師から教わりました。

そのために、なるべく素直な感覚でいられるよう意識して日々生活していたわけですが、ある日、愕然とする体験をしたのです。

 

「今日は、彼女も一緒にやることになったから」と、ある日、先生は年齢不詳のソプラノ歌手を連れてきました。歌手?ふーんと思ったのもつかの間、イメージトレーニングが始まりました。書を見て人物を想像する訓練です。

 

彼女はある書を見て、「彼はストレスの多い仕事をしている。偉い人のそばでお世話をしたり、調整する仕事で、家に帰ってからいつも怒っている。ひげを生やし白い服を着ている」と言い放ちました。

 

ん???

私の頭の上に大きなクエスチョンが、ほにょほhにょほにょと浮かぶ、まるで漫画です。

 

彼女は、書道の経験など全くないど素人でした。彼のことももちろん知りません。彼とは誰だったのか、はっきり憶えていませんが、おそらく顔真卿だったと思います。

それについての先生の反応は「全くその通り」。

 

このワークにおいては、書の知識や技術など、なんの役にもたたない、むしろ門外漢のほうがいいのか?!と頭を殴られたような思いでした。

なんら予備知識がないほうが、感じ取れる能力が優位になり、いやいや待てよ、そんなわけないよな、とかチャチャを入れる左脳が働かないということでしょうか。

 

つまり無垢な状態で感じ取れるものが、実は真実に近いのではないか。

だとすると、皮肉ですね、学べば学ぶほど、真実を見る目が曇ることに。。。

 

しかし、知ってしまったものは、知らないことにはできません。

頭でっかちにならず、いつもなんにでも素直な感覚で向き合えるようにするにはどうすればいいのか、先生はいつも「心を開きなさい」と言っていました。

 

先生の指導はそれまで私が全く経験したことがないものでした。

私が書いた書を見て、「とめはこうしろ、はらいはもっとこう」などと書き方を指摘されたことがないのです。

 

「もっと気持ちを明るく」とか、「何か悩みがあるのかな」とか、書をみて私の心の状態をおもんばかるばかり。先生は私の書を見て、いつも私の心の状態を見ていました。

 

つまり先生は、書を通して、心を開く訓練をさせていたのかもしれません。

 

 

しんやま親水広場 黒目川のソメイヨシノ

 

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甲骨文は亀甲獣骨文字の略で、今から3500年前、殷の時代の文字です。

発見されたのが1899年、今年で125年を迎えます。

東京の中国文化センターにて、昨日、10回講座の第一回目がスタートしました。

 

張大順先生の甲骨文字講座、前回は何年か前に文字篇というのがあり、それは甲骨文の歴史背景やいろんな文字を取り上げてひとつひとつ説明したり、書表現としてどのように書くのかなど、書道関係の人が多かったのか、大盛況でした。

張先生は甲骨文の書作品をたくさん作られていますが、それもセンスがよく素敵なんですよ。

 

しかし今回は、甲骨文から中国文化を見るのがテーマ。

甲骨文は当時の卜辞、つまり占いの記録ですから、当時の誰が何を気にして、何を占ったのか、そこから当時の様子を知ろうという内容です。

書と易を学んでいる私としては、ドハマリの内容だなぁと期待してまいりました。

 

これまでに見つかった甲骨文字が刻まれた欠片は、15万片とも16万片ともいわれていますが、そのうち認識できたのが5000字(一部の学者は4000字という)、形と意味が分かる文字はそのうち3000字程度、しかしそれらも発音はわかりません。さらに今の活字と照合できるのは1500~2000字だそうです。

 

すべての字を読み解くのは、空の星をすべて見つけるのと同じように難しいと表現されるとか。

 

昔、易の先生や仲間たちと行った殷墟旅行、そこで本物の甲骨片を見た時はほんとに衝撃的でした。なんていえばいいのか、醸し出す雰囲気というか、オーラというか(私オーラは見えません)、やはり本物を見るって大事、だって感動するんですよね。なぜか偽物って感動しない、ふーーんと思うだけ(笑)

 

今回もちろん本物の欠片はなかったですが、甲骨の写真や拓本から、その卜辞の内容説明をしていただきました。今後の講座で本物がみれたらいいのになぁ。。。

 

占いは、そもそも王が神に問うわけで、今の時代のように誰もが自由に占いをするわけではありません。そして、貞人といわれる当時の巫女のような、つまり占い師がその儀式を執り行いました。

 

占った内容は亀の甲羅や牛などの動物の肩甲骨に記録として刻まれるわけですが、この占い師、現在わかっているだけでも140人くらいいたそうで、今後解読が進めば、きっともっと増えるででしょうね。

 

ちなみに私の易気学鑑定士としての名前は、「貞象」。

「象」は弟子としてみな先生の「象英」から一字いただくのですが、もう一字は自分で決めるんですよ、「貞」を選んだ理由は秘密ですが、私にとってとても縁のある字なのです。大事にしていこう。

 

今後、易のブログも書こうかな。。。

 

 

 
 

中国文化センターにて

 

 

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