52日目③ (7月25日(火)) -入院初日- | 人生、山アリ谷アリ洞窟アリ。。

人生、山アリ谷アリ洞窟アリ。。

人生ってホントわからない…。

7歳年下の彼との出会いと、備忘録的な日々のあれこれ。


 

15時半からの入浴と聴いていたので、

16時には着こうと思っていましたが…。

 

病院の最寄り駅に着いた時点で、

16時半近くになっていましたうさ。

 

 

でも、

駅の近くの喫煙所で1本だけタバコを吸おうとした時に、

今お風呂を出たよと連絡が来て。

 

結果的には、丁度のタイミングでしたフッ

 

 

病室に着くと、

ピラフさんは、看護師さんから、

手術に関する説明を受けているところでした。


部屋の片隅に腰掛け、私も話に耳を傾けました。

(大部屋が満室だった都合で、個室でした)

 

病院の手際がなんとも悪く、

朝からずっとその調子で、

何度も無駄な確認が入ったりしていたようです汗

 

手術時間もハッキリしない有り様でした。

 

 

そうして、一通り話を終え、

看護師さんが部屋を出て行き…。

 

 

少し状況説明をして貰い、

明日の手術の話なども聴き…。

 

 

ちょっと落ち着いたところで、

ピラフさんが、

私の空腹状況を気に掛けてくれました。

 

そういえば、

朝から何も食べてなかった…汗。

 

病院食ではピラフさんも足りないということで、

売店に買い出しに行くことになりました。

 

 

パンとデザート的なものを買って帰って来て…。

 

パンをかじっていたら、

看護師さんが来て、

また何やら確認をして行きました…。

 

で、パンを中断。

 

看護師さんが出て行って、

またパンをかじって…

 

 

その時、だったかな…

 

 

無造作に、ショップバッグを、

ピラフさんに渡しました。

 

指輪の箱が入った袋、2つ入り。

 

 

中を覗いて、

ピラフさんはすぐ察しがついたようでした。

 

 

『え、ちょっと待って…』

 

…だったかな??

 

とにかく、

人が驚いた時に思わず口にする言葉を、

何か言いました。

 

 

その時、病室のドアがノックされ、

今度は麻酔技師さんが入って来ました。

 

 

そのまま、手術時の麻酔の話になって…。

 

 

技師さんが出て行った後、

ピラフさんは、

渡された書類に少し目を通して…

 

 

その書類を、

立ち上がらないと手が届かない棚にしまおうとしたので、

 

『それ、すぐ手が届くところに置いておいた方がいいんじゃないの??

 

『そう?? じゃあ、そうする』

 

ベッドサイドの引き出しにしまうことにしました。

 

 

 

『…って、そうじゃなくてビックリ!!

 

ピラフさんが、急に我に返りました。

 

『そんなことより、コレだよビックリ!!

 

私が渡したショップバッグを指して、言いました。

 

 

 

『コレ…』

 

『うん』

 

ピラフさんが、ショップバッグの中に入っていた、

指輪の箱が入った袋を取り出しました。

 

『買ったの??

 

…だったかな??

どうしたの?? だったかもしれません。

 

まぁ、要は、

答えがわかっているのに、

思わず確認してしまうという…

 

漫画などで、

驚いて頭が回らない時に展開されるような会話が、

リアルに展開されたということです汗

 

 

 

『ごめんね、勝手に買って来ちゃった』

 

『いや、ごめんとかないし、勝手にじゃないじゃん。

ネット見て、コレいいよねって言ってたんだし。』

 

『でも、2人で一実際に見て、お互いが本当に気に入ったものが見つかったら買おう、って言ってたんだし。

だけど、手術と、そこからしばらくの1人でのリハビリの時に、何か形あるものがあった方がいいのかな、って…。』

 

『マジか…』

 

『だから、コレは、私の勝手なプレゼント。

ペアリングってさ、別に1つじゃなきゃいけないわけじゃないと思うからさ。

コレは暫定ってことで、動けるようになったら、ピラフさんが本当に気に入るものを探そうよ。』

 

『いやいや、気に入らないとか、あるわけないでしょビックリ!!

ってか、志乃は気に入ったの??

 

『うん』

 

 

ザックリ、そんなような会話をしたと、

記憶しています。

 

 

買いに行くとか思わないじゃん…とか。。

やっぱり昨日、行くべきだったな…とか。。

 

言われた記憶はあるんですが、

前後の会話を覚えていませんうさ。

 

茫然と…と言えるぐらいの感じで、

ピラフさんがただ呟いていて、

会話とか流れとか関係なかったせいかもしれません。

 

 

 

『…大事にする』

 

噛み締めるように、

ピラフさんが言ってくれました。

 

 

2つとも渡したのは、

どちらがどちらのとか、

決めていなかったからでした。

 

 

少しずつデザインが違う、

2つのピンキーリング。

 

どちらでもいいと思えるものを買って来たつもりだったので、

2つとも開けて貰って、ピラフさんに選んで貰いました。

(サイズはフリーで、自分で調整できるものでした)

 

 

そうして、2人で、

その場でサイズ調整をして。。

 

 

その最中に、

ご飯が運ばれてきたんだったかな…。

 

もう少し前だったかもしれませんが。

 

ま、とにかく、

再三、人が出入りして、

落ち着かない感じだったということです笑

 

 

でも、私的には、助かりました。

 

重く渡すつもりもなかったし。

サラッと渡したかったのでほわーん

 

 

喜んでくれた感は、

充分過ぎるほどに伝わって来ましたしきゃー

 

まぁ、それ以上に、驚いていたようでしたがモフッ

 

 

そんなこんなで、

病院食を目の前にしながら、

買って来たデザートを私に食べさせる為に、

先にデザートを開け…ぽかん

 

2人で、2つのプリンを、

分け合いながら食べましたほのぼの

 

 

そこで私がタイムアップ。

 

仕事の時間になってしまったので、

病室を後にしました。

 

 

バイト先に向かっていると、

ピラフさんからLINELINEが来て、

改めて、

お見舞いに行ったことと、

ペアリングへのお礼を伝えてくれましたほのぼの

 

 

手術への不安が、少しでも軽くなるといいな、

と。。

 

ただそれだけを願いました。