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新地亜紀と同居人みっちゃんです。
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白兎神ーはくとしんー
別名 兎神―うさぎがみー
因幡の素兎ーいなばのしろうさぎー
『日本書紀』には、登場しません。
因幡の素兎と言えば、ちゃんと『古事記』を読んだことがなくても、
耳にしたことがある人は、多いと思います。
淤岐嶋ーおきのしまーから、因幡ーいなばーへ渡りたかった兎が、
海にいた鰐ーわにー ( = 鮫 ) に、
「兎と鰐、どちらが多いと思う ?
数えてやるから、向こうの島まで、
一族皆並べてみよ」
と言い、数えるふりをして、無事に渡りきる寸前、
「やーい、騙された。俺はこっちに渡りたかっただけなんだ」
と笑ったことから、
最後の一匹に、皮を剥ぎ取られてしまうお話です。
痛くて泣いていた兎に、妻問いに行く途中、
たまたま通りかかった八十神達が、
「塩水を浴びて、風に当たって寝ていたら治る」
と、嘘を教え、その通りにすると、
皮膚は、赤くひび割れ、一層ひどい傷になってしまいました。
そこへ、八十神達の荷物を背負い、
遅れてやってきた大国主神に訳を聞かれ、
顛末を話すと、
「河口の水で身を洗い、
がまの花粉をまき散らして、
その上に寝ておれば治る」
と言われ、その通りにすると、
今度は、傷が癒えました。
喜んだ兎は、
「八上比売は、八十神達を選ばす、
あなたを選ぶでしょう」
と、予言をします。
かくして、その通りになり、
幸運を呼ぶ兎神として、祀られることとなりました。
ご神徳 開運
子孫繁栄
幸運を導く
ところで、白兎神なので、白い兎と思われがちですが、
『古事記』には、素兎と書かれており、
明確に、色までは記されていないようです。
「素」は、「何ものにも染まっていない」という意味で、
どちらかと言うと、「素人」の「素」の意味に近いようです。
まぁ、ウエディングドレスとかと同じ意味と捉えると、
「白」でも間違っていない気もしますね。
ちなみに、がまの花粉は、血止めや、火傷、擦り傷の生薬として、
ちゃんとあるようです。
昔は、火を起こす時の燃料にしたり、
がまの穂を乾燥させて、蚊取り線香代わりにしたりと、
身近な植物だったようです。
ここからは亜紀がお送りします。
白兎神・・・。
うん・・・兎。
皆が
「白兎」
と思っているから白兎だね。
案外、よくしゃべる。
まぁ、神話の中でもいらんこと言うて皮を剥がれますしね。
上から目線の白い兎。
口調は丁寧だが慇懃無礼・・・かも。
ああ、神様だったか!!
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