第4弾「川に生える草木を知ろう!~新大宮川草木観察会~」レポート!  | 「新大宮川を美しくする会」のブログ

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比叡山のふもと、琵琶湖に面する大津市比叡辻を流れる通称「新大宮川」とその周辺の環境・美化清掃活動をしています。

10月17日土曜日、

雨雨雨。

でも、警報出てない!

台風じゃない!

予報は、降水量1mm/h。

荒天じゃない!

 

講演は元々、雨でも実施。

観察会は荒天の場合中止。

 

で、予定通り開催しまーす!

ということで、午前7時頃から、ブログ、フェイスブック、メーリングリストで、

「本日の講座は予定通り開催」と大急ぎで連絡。

でも、残念ながら、2、3名の方は、思いが届かず、お休みになりました(泣)。

運営サイドとしては、反省点、改善点多し。

 

さて、講座の内容の方は、予想通りといいますか、予想以上に素晴らしい(失礼)。

講師の西田先生が、講座当日も含めて4回も新大宮川に足を運んでくださり、

下見・事前調査をしてくださったお陰です。

ありがとうございます。感謝、感謝。

 

琵琶湖から800mも離れていない(さらに今回調査範囲は琵琶湖から上流約500m)、

大宮川放水路と足洗川下流でつくるY字の両側を歩いても2キロもない範囲の「新大宮川」で、

なんと118種もの植物を同定(確認)されたとのことです。

 

受講者への配布資料は、その採取記録。

前半の講演(座学)では、採取記録の見方と言いましょうか、それぞれの植物の生態、和名、和名異名、学名、新エングラー科和名、APG科和名、固有種か外来種かの区分についてご説明いただき、その後、

全118種のうちおよそ半分の植物についてパワーポイントで丁寧にご説明いただきました。分かり易かったです。勉強になりました。

 

それにしても、帰化植物が4割を占めるとは、ビックリ!

 

秋の七草の話やクズで屑籠(くずかご)をつくるなど、草木の活用の話もあり、ためになりました。

ニューヨークの雑草(失礼)を活用した公園をご紹介いただきましたが、

実は、今年の3月まで市の景観審議会公募委員だった筆者は、

心の中で「これか!」と感激していました。

 

観察会では、思ったより(天気予報通り?)、そんなに雨も強くなくて、

さすがに川の中には入りませんでしたが、土手や河川道路から十分草木を観察することができました。

 

座学で教えていただいた直後ですが、やはり現地でご説明いただけると、さらに分かり易いし、興味深いですね。

 

ミゾソバは、今年も、白い花を川一面に咲かせてくれました!

(10月20日撮影)

 

残念ながら、特定外来種植物のオオバナミズキンバイ、

 

ナガエツルノゲイトウ、ありました(泣)

 

駆除しないといけない。

 

個人的には、河川道路の脇に生えたソテツが大きな花を咲かせていたのが、興味深かったです。

サトイモも川の中にあるし、誰かが勝手に植えたと思われる植物も結構ありました。

住宅地の中を流れる川の特徴と言えば特徴なんでしょう。

 

あいにくの雨で受講者が少なかったですが、内容の濃い、ためになる講座でした。

改めまして、講師の西田先生に、この場をお借りし、御礼申し上げます。

今回は、新大宮川の秋の草木の学びましたが、春にも、

また、西田先生に教えていただきたいと思っています。

現時点では、「来年のことを言うと鬼が笑う」と言いますか、筆者の希望だけですが。。。

 

春は、花がいっぱい咲きますよ。

楽しみですね。

 

春に開催の際は、皆さんもぜひ、ご受講ください。