3月分の着物コーデまとめです。
3月に入ってすぐにお手伝いしているIT系イベントがあり、その前夜祭に行くのにデニム着物を選びました。
金曜日だったので、そのまま仕事をしてから前夜祭に流れます。
黒のデニム着物は定番便利な一枚。通販で安く買ったものだったかと。
帯はいつもの古道具屋さんで見つけて、ちょっとシミがあったけど可愛かったので買ったものです。
六寸帯と呼ばれる、半幅帯よりは幅広だけど名古屋帯ほどではないという微妙な帯で、好きな人慣れた人は割といるみたいなのですが私は全然慣れておらず…リサイクルでいくつか持ってるのですが、どう結ぶべきかよくわからず扱いかねていました。
今回、黒の着物に映えてカジュアルでいいなと選んだのですが、古くて短いのでカルタ結びにしようとしてトラブル発生。巻いている時は端を少し折ってほぼ半幅帯の幅にするのですが、結ぶところになると折ったところが広がってきれいにならない。
巻いているところの折り方も、通常輪が下になるように折るのですがやりにくく、動画で調べたら輪が上になるように折ってもいいという人がいたのでそうしました。
しかし、最後のところが全然きれいにできなかった。敗北。
今更ですが、今ググってみたら、スマホで見たのと違う検索結果でわかりやすい結び方の情報がいくつか見つかりました。
お文庫結びなんかがよかったみたい。
心折れかけてたのですが、また暇をみて結び方の練習しようと思います。
帯留めは鉄道忘れ物市で見つけた陶器の椿です。
大ぶりでアンティークな雰囲気が好きです。
その翌日、イベント本番です。
無地感覚の石毛結城紬に、基盤柄の半幅帯。帯留めは歯車。
結城はリサイクルで、楽天で買ったんだと思います。
身幅がやや大きいのが、今となっては安心感
帯はゴフクヤサンドットコムで買いました。
帯留めは多分メルカリで見つけたんだと思います。
なんとなく、B面コーデ。
帯留めをおでんのちくわに。
翌日も着物ででかけたので、同じ着物で帯を別の半幅帯にしました。
「ぬぬぬパナパナ」という昔うめだ阪急でやっていた個人作家さんのイベントで購入したものです。
帯留めはミモザの花ですが、真夏にはトウモロコシだと言い張って使うことがあるかもしれません。
去年はミモザの季節を逃してしまったのですが、今年はそれに合わせて出すことができました。
京都南座の若手歌舞伎公演を観に行く際のコーデです。
ザ京都な感じにしたくて、やわらかものの小紋にしました。
その昔、天神橋筋商店街の北の端に短期間出店されていたリサイクル着物ショップに引き込まれて、サイズ合うのあるよ!って出されて安くて買ってしまった一枚です。お抹茶の地色が割とお気に入りです。(衿に少し変色しているところがあるのですが、着ていてそんなに気にならないので放置してます。)
帯は粉浜商店街のこころやさんで誂えた西陣織の袋帯です。
こころやさんとは最近ご無沙汰していますが、昔は何度もお伺いしていていくつかうちに来てもらった子がいます。どれも素敵な子です。
帯締めは草木染の優しいピンク。これはリサイクルだったかな。
艶のある帯揚げで華やかにしています。
お友達の赤坂福田屋さんが京都高島屋に出店されるので、ご挨拶に伺った時のコーデです。
「天津風…」の和歌と貝覆いを織り出した白大島紬に、紫の小花を染めた塩瀬の名古屋帯です。
帯揚げはちりめんで、淡い紫にすっと薄緑のラインが入ったもの。
帯留めは濱田庄司の益子焼です。
これにグレーっぽい男羽織をひっかけていったのですが、なんだか評判がよかったです。
いつもと何か違ったのか、未だによくわからないのですが…。
お天気が微妙は日のお出掛けで、雨にも強そうな黄八丈にしました。
呉服屋さん曰く米流(米沢黄八)ではないかとのことですが、何分リサイクルで証紙がありません。何度も利用しているリサイクル着物ショップの品で、楽天を通して購入しました。
黄八丈でも黄色黄色してなくて着やすいです。
帯もリサイクルで、スワトウ刺繍に凝っていた時に見つけて気に入って購入しました。
民家の家の中の風景で、階段箪笥ですよー。
階段箪笥、いつか欲しいですよねー。
卵色の帯揚げで、井上工房のちょっと上等な帯〆を合わせて上品にまとめています。
よく雨が降る日で、洗える化繊の小紋にしました。
帯も化繊で、幾何学模様がよくて買ってみたのですが、実はなかなか使う機会がなくて今回が初登場。半幅帯です。
帯留めは大きめのスモーキークォーツ。
この日はコスチュームジュエリーの展覧会を観に行くことになっていたので、コスチュームジュエリーっぽく大きな石の帯留めを選びました。
翌日は同じ着物に輪奈紬の洒落袋帯を結びました。
帯の色に寄せて緑の帯揚げ、桜の花の陶器の帯留めです。
着物はメルカリで買った仕付け糸つきのリサイクルで、帯はいつもの古道具屋屋さんでいただいたこれもリサイクル。
帯留めは、単衣の間人紬を購入する際に、問屋さんがサービスでプレゼントしてくださいったものです。普通の帯〆が通るほど穴が大きく作られています。
紫と緑の組み合わせ、この頃好きでよくしている気がします。
さて、3月最後のコーデはこちらです。
着物はメルカリで買った綿ポリのチェック。単衣です。
帯は、実は上の輪奈紬の裏面です。
リバーシブルで使えると思いつつ、裏返して使ったことがなかったのですが、ついにやってみました。見えている緑と茶色の縞々なんですが、これが割といい感じでした。
帯揚げは着物の市松文と似せて淡いグレーと茶色の市松文に染められたちりめんのものです。
帯〆はミンサーちっくな柄のもので、緑。
やはり色数を抑えるとすっきりしますね。
以前に「女優きもの」という本を読んで、「どこかに赤を入れる」といい、ということが書いてあったのですが、自分にはそれは要らないかなぁとこの頃は思います。
そういう色気は別に要らない。
段々可愛げがなくなってきているのかもしれないけど。
こうして振り返ると、リサイクルばっかり着てた一か月でした。
着物屋さんの催事を覗く時などは大抵そのお店で誂えたものを選ぶようにするのですが、3月はお天気が悪くていい着物を避けたのでこうなったんですね。
3月に一度ぐっと気温が高くなることがあり、その後また下がりはしたのですが、もうすっかり春という感じになってきています。
昔は4月に入っても寒い日があったのですが、今年は予想通り3月で冬が終わってしまいました。
お正月にやっと衣替えをして袷を出したのに、あれもこれも着ないままに単衣の季節に突入です…。
4月はまだすぐに衣替えをする暇がないので、洗いに出して返ってきてその辺に置いてある単衣を着て過ごし、連休に衣替えをします。
あ、お花見の時に着ることにしている胴抜きの着物があるので、それは着るかな。
胴抜き仕立てはそれしか持ってないのですが、袷よりもう少し長く着れるかもしれませんね。
寒い日にしっとりと重たいちりめんの着物を着こむ風情は忘れがたいのですが、昨年はクリスマス会に単衣を着ていったくらいの異常気象でした。
冬らしかったのはほんの3ヶ月。
段々これが異常ではなく通常になると思うと、ちょっと悲しい…。
単衣と夏物を着倒して気を取り直すしかない。
そんな感じで4月コーデに続きます。