真夏の着物コーデ2(2023年8月) | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

8月のコーデまとめです。

やっぱり、浴衣多めです。

 

最初は近江縮から。

帯は、博多織の単半幅帯で、セラミックの百合の帯留めを添えています。

夏は黄色を積極的に身に着ける唯一の季節。

この帯はリサイクルです。

 

 

破れ麻の葉文の浴衣は、反物を選んでミシン仕立てにしてもらったものです。

地味と言えば地味ですが、帯合わせがしやすい、暴れても大丈夫そう、でもマイサイズという割といい感じの浴衣です。

帯はこれもリサイクルで、ろうけつ染めの名古屋帯から仕立て直したものかもしれません。これも派手ではありませんが、やさしい色合いで味があります。

帯留めは以前行った美術館のグッズ売り場で売っていたお香立てに金具を付けたものです。真ん中のお香を立てる穴にはピンク色のビーズを2~3個詰めています。

 

 

アヒルちゃんの半幅帯をもう一度使おうと思い、悩んで考えたコーデその①。

藍地にビタミンカラーの薔薇を染めた浴衣です。

この浴衣は母が生前に娘の私用にと知らぬ間に反物を見立てて仕立てたものです。

全く私の好みを考えていない上に寸法が適当という代物でして、もう着るのやめようかなと思いつつ、捨て切れずにまだ持っているという…。

ただ、帯との相性から考えてこのコーデはボツになりました。

 

 

採用になったのはこちらのコーデ②です。

淡い色の縞の浴衣で、やすーいプレタです。楽天で買いましたが、汚れがあるのでと表記よりもっと安くしてもらった気がします。

ただ、プレタの浴衣は身幅が合わないのか何かの原因で衿が開きやすくて、着ていると一日気を使います(^^;)

帯留めは先に出た百合と同じセラミック製の朝顔です。

季節感のあるものを、その季節にちゃんと使えるとなんだかほっとします。

 

 

次は、浴衣ではなくて衿つきで着た小千谷縮です。

生成り地に深緑の細い縞が入っています。少し離れて見ると無地っぽい感じです。

帯はリサイクルで、昔楽天で買った麻の夏帯です。

2、3年前の夏に遊びに行った先で大雨に遭い、この帯をかなり濡らしてしまいました。

麻の帯は濡れても大丈夫と思っていたら派手に雨ジミがついてしまい、一度洗ってもらったのですがとれませんでした。シミ抜きをすべきかと思ったのですが、多分5,000円くらいで買った帯だし…と悩み、よく見たらお太鼓作ったら目立たないんじゃない?と思い、結局シミついたままに今年締めました。問題ないです!

帯揚げはSeriaの日よけストール。

帯留めは、今年のマイブーム 青と銀の帯留めを探す中で、メルカリで樹脂を使って超低価格で帯留めを作って売っている人がいて、買ってみました。300円です。

やっぱりもっと銀が入っているのがいいけど、300円だしまぁいいかと。

それにしても300円て…。

 

 

次は、2日連続で同じ浴衣、同じ帯で出掛けた時のコーデです。

帰宅して汗をしっかり飛ばしておけば、2日連続同じ浴衣でも大丈夫ですよ。

かなり昔にあった着物カーニバルというイベントで、デッドストックとして安く出ていた反物を仕立てた浴衣です。

コシノジュンコのデザインだったかな。

帯はリサイクルのワイルドな感じのものです。

帯留めは、小物力丸さんでいただいた鉄線です。

 

 

で、翌日です。

同じ浴衣、同じ帯ですが、帯を裏返して無地にしています。

帯留めは、前日にまた小物力丸さんのお店を訪ねていただいてきたかき氷です。

力丸さんはいつも真田紐をサービスで付けてくださるので、すぐに使えます。ありがたい。

 

 

風の中を飛ぶトンボの浴衣は、大人っぽく落ち着いた(年相応の)浴衣が欲しくて、楽天で探したものです。もう大分前ですが。(メルカリがない時代)

帯はその昔、藤井絞祭に参加したくて思い切って買った雪花絞りの半幅帯です。

この浴衣とこの帯の組み合わせが好きで、割と毎年やってる気がします。

褒められコーデでもあるし。

帯留めは京都のもりたもとこさんのお店にあって、友人がプレゼントしてくれたものです。

お水を固めたようにつややかで涼やかです。

 

 

船場センタービル4号館1階 リサイクルのお店 蔵で見つけてきた化繊のうすものに、誉田屋源兵衛の芭蕉の半幅帯です。激安vs高級。

帯留めはslowsphatikaさんのキューブ型のとんぼ玉です。

写真だと小さくて見えにくいのですが、レースを内包していてエレガントです。

京都の平安楽市で出会いました。

 

 

こちらも楽天で買ったプレタの浴衣です。

理想の百合柄の浴衣を探すジプシーをしており、そこそこいいなと(かつ安い)思って買いました。プレタなので衿あきが気になるやつです。

帯はミンサー織の半幅帯なんですが、ミンサー織の半幅帯って値段がどんどん高騰してますね。

この帯を買った時から考えると2倍くらいになってないだろうかと思う今日この頃です。

帯留めは、黒豆の箸置きに金具を付けたものです。

丹波焼です。

丹波篠山の陶芸美術館に行って、隣接しているレストランでランチをした時に出されたのがこの箸置きで、しっかり丹波黒豆な姿に惚れたのですが売ってない。

その後丹波焼の里に行って探しても売ってない。

最終的にメルカリで買いました。

金具がもし途中で外れたらという恐怖から、別に次の帯留めのコーデを用意して出掛けてました。

着物女子で鱧しゃぶ会をした時のコーデです。

 

 

帯留めだけ違うこのコーデですが、実は前のコーデの時にこの帯留めを後ろに回して隠していました。

結局人に見てもらえなかったコーデですが、もしもの時の備えは大事なので。

帯留めは、古道具屋さんで見つけたもので、これも百合です。

 

 

浴衣ばっかり着ていることを少し反省して、夏結城を衿つきで着たのが8月最後のコーデでした。

これを売った呉服屋さん曰く、今年になると夏結城も夏大島も生産がぐっと減ってしまってほとんど見ないとのことでした。悲しいお話です。

帯は格子に藍を添えた麻の夏帯です。

帯揚げはSeria、帯留めはキナリガラスのとんぼ玉です。

やっぱり青が好き。

 

 

もの凄い勢いで8月を駆け抜けた気がしますw

今は9月のそろそろ中旬ですが、まだ日中は30度を超えているので、今月中は夏もののままの恰好かなと思っています。

季節感を出したいのはやまやまですが、実際暑いので…。

夕方からは若干涼しい風が吹くようになってきたことが救いです。

やっぱり秋は来るんだと思えるので。

それにしても、今年の単衣はいつからいつまでなんでしょうか。

袷を着る季節がこんなに短くなるなんで、着物を着始めた時は思いもしませんでした。

仕立て代や裏生地代も高くなっていて、悩ましいです。

最近は手持ちアイテムの中で単衣が増えてきました。

ということで、次回の9月コーデも夏物が多いです。

それまでに、少しお出掛けネタを挟めたらと思います。