春の着物コーデ(2023年4月) | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

5月の末日に4月の話をするのもあれですが、4月のコーデ紹介です。

 

袷の紬に、紅型の名古屋帯を合わせ、七宝焼きの桜の帯留めをしています。

まだ桜が咲いている時期でした。

着物はリサイクルショップで見つけて、仕立て直しをしてもらったものです。

八掛が大分汚れていたので替えてもらい、寸法もできる限りで大きくしてもらいました。

気に入ってよく着ているので、その八掛も擦り切れてしまっています。

また八掛を替えないとなんですが…最近裏生地や仕立ての値段が高騰しているので、次のシーズンになってから考えます。

この帯は玉那覇有公さんの琉球紅型なんですが、証紙もなく格安でリサイクル着物屋さんのネットショップに出ていたもの。

紅型は型紙を使うので、色違いが出回っていて確認しました。

 

 

こちらは久米島紬の着物です。

逆絣と言われまして、染まるところが染まらないところより少なくなるほどに絣くくりをしたものなのでそう呼ぶらしいです。が、逆絣をググっても出てこないので、一般的な言い方ではないのかもしれません。

帯は、リサイクルの洒落袋帯です。

久しぶりに出してみたら、すごく使いやすくてびっくりしました。柔らかくて、長さもあって、とても締めやすかったのに長いこと使ってなくてごめんね…。

川を泳いでいるように鯉の帯留めを添えました。

 

 

ここ2年くらいずっと藤の花の帯が欲しくて、手ごろで好みのものを探していました。

今年、メルカリでこの帯を見つけて、結構長い間迷っていたのですが、きっと藤の帯はこれ一本を一生大事に締めていくんだと思って購入しました。

長さもあり、新しめのもので、仕立ててから結局一度使っていなかったそうです。

うちではしっかりと働いてもらう所存です。

着物は昨年も着ていた色紙散らしの大島紬です。

 

 

お天気が心配で、湿度も高い日だったので、デニム着物を出しました。

木綿の単衣です。

帯も木綿で、気楽な名古屋帯です。

私が千鳥文好きなので、呉服屋さんが進めてくれました。

新品だったけど木綿のカジュアルな帯だったので、買いやすくてうれしかった一品です。

いつかの出張先で見つけたタケノコの帯留めを添えました。

陶器の帯留め、結構好きです。

 

 

折角の藤の帯をもう一度締めたくて考えたコーデです。

藤の葉の色に寄せて、緑系の縞の紬にしました。

帯〆は前回と同様に紫系の、前回とは違うものにしています。

駅前のフリマボックスで売られていたものです。

(ホントにいろんなところでいろんなものを見つけては買い増える)

 

 

土日どっちかでなくて土日とも着物を着ていることが多くて、4月のコーデはたくさんありました。

こちらは、柿渋紬の洒落袋帯を締めようとしたコーデで、茶色地に絣の紬は昨年も着ていたものです。メルカリで格安で購入した未使用品でした。可愛いのでよく登場します。

帯は随分昔、まだそんなに着物を持っていなかった頃に呉服屋さんで出してもらったもの。

柔らかい色柄で大好きです。

これもリサイクルの、やわらかいオレンジピンクの帯〆を合わせました。

この帯揚げ、生地が暑くてとてもいいもので、いい着物と帯をがんばって買った時につけてもらったものだったと思います。

いい帯揚げは使用後のシワが少ない。

 

 

リサイクルで見つけた着物ですが、織柄と染めがあって手が込んでいます。

裄が短めなので、いつか直さないと…いつになるんだ…。

帯は、両面オーダーの半幅帯で有名な田中伝さんのものです。半幅帯じゃなくて何故か名古屋帯です。

帯留めは大阪日本民芸館のショップで見つけた、葛布を使ったものです。

 

 

この日もお天気が悪かったので、洗える化繊の着物です。メルカリ購入品。

帯はちょっといいものにして気分を上げようと思い、最後のぬぬぬパナパナで思い切って購入した半幅帯です。(思い切ったけど半幅帯しか買えなかった)

帯留めは、子供の日が近いことを意識して、ちりめん細工の柏餅に金具をつけて自作したものにしました。

紫と緑って合いますよね。

 

 

4月最後は横双の龍郷大島に、桐生織の半幅帯です。

この大島、着てみると思った以上に横の白い線が目立つ不思議な見てくれになります。

帯は人気で同じものや色違いがたくさん出回っているので最近出さないでいたものですが、一番人気の赤はやはり可愛くていいです。

ついでに調べてみたら、私が買った頃はポリノジックという化繊との混紡で比較的安価だったのですが、この頃は同じ色柄で絹糸を使っていて価格が三倍くらいになっていました。

リサイクルでも素材の違いで価格が違っているようです。

ポリノジックの方が扱いが楽で値段も安いからいいと思うんだけどな。

実は主役は濱田庄司の帯留めです。

さわやかな感じになったかなと思います。

いいものだけど、しまい込んでいないで使ってあげないと、と思っています。

 

 

5月の連休中に冬の袷と、単衣・夏ものの入れ替えをしました。

今年はその最中に踏み台から転落して怪我をしてしまい、大変でした…。

怪我をする前にくしゃみで軟骨損傷していたし。

怪我のネタはまぁそれもそれなんですが、衣替えについては年々進化している気がするので、それだけでまた記事を書くかもしれません。

ともあれ、暑ければいつからでも単衣!

5月はどんな感じでしょうか。

お楽しみに。