夏もの その3(旅行) | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

お盆休みにちょっと遠出をする計画を立て、そのための着物のコーディネートをしたのをご紹介します。

 

少しいい恰好をしたくて、着物は夏結城を選びました。

帯は藍型の芭蕉布です。

かなりゴージャスな組み合わせ。

ちなみに、帯留めはアーバンリサーチの箸置きに金具をつけた自作です。

 

 

こちらは二日目用のコーデで、着物と帯は同じまま小物を変えています。

 

 

お風呂や朝ごはんの時用に気楽な浴衣を選んで持っていきます。

今回は百合メインの萩や撫子を染めた黒地のもので、ピンク系の半幅帯を合わせました。

帯がリバーシブルなんで、どっちにしようかと思いつつ、どっちのバージョンも写真を撮っておく。

 

 

 

 

 

かなり考えてコーディネートして荷物を詰めるんですが、今回はどうしても雨の不安があって結局絹ものを諦めたのです…。

諦め切れない気持ちの現れでしょうか、代替のコーディネートは着物と帯を変えたのに小物が一緒という…。

高級感があっていいかなと思った長板中形染めの浴衣を衿つきにして、白い化繊の名古屋帯を合わせています。

(この帯は着物お譲り会でタダでいただいたもの。小さいシミありますけどあんまり見えない)

 

 

二日目は帯を竹笹文織り出しの黄色い名古屋帯に変えました。

(この帯はリサイクルショップで100円で買ったもの。夏にいつも重宝してます)

 

 

同じ着物で小物を変えたり、小物を変えないで着物や帯を変えたりしつつ、もしかして私は好きな色が偏ってるからすごくフレキシブルなコーデが可能になってるのでは!? なんて思ってしまいました。

 

なんにせよ旅行の時は荷物が少ない方がいいので、着物と浴衣で同じ帯が使えるように考えたりとか、逆に同じ着物で帯が二種類使えるように考えたりとかっていうのをよくします。

毎日何か変える方が楽しいので、簪やアクセサリーは日数分選んで毎日取り換えたりします。

着物の時のアクセサリーは大体指輪だけか、他は小さなイヤリングくらいですけど。

 

そう言えば、ネットで見つけて折り畳める着物ハンガーを2本購入したので、旅先でも着物、帯、長襦袢をきれいな形で干しておけます。

1000円か1500円くらいで買えるので、旅行や帰省の際にはあると便利です。

 

 

後、昔きくちいまさんが着替えをお太鼓枕に仕込むというコラムを書いておられて、それを実践してみたというのも今年二回ありました。

一回はいつも使っている枕の紐を外して着替えを丸めたものに掛けたのですが、ガーゼのお太鼓紐がひ弱で背負うのに苦労しました。

その経験から二回目はたかはしきもの工房のお太鼓紐を購入してみたら、きれいに丸く収まるようにマジックテープがついてていい仕事してくれました。

最小の装備での一泊旅行だと、お太鼓に仕込むくらいの荷物で楽に行けます。

着替えの浴衣と帯があるとそれでは無理なので、旅行バッグかキャリーケースが要ります。

 

他に着物で旅行に行く際にがんばらないといけないのは、旅先での着つけでしょうか。

ホテルの全身鏡は入った部屋の玄関あたりにあることが多いので、靴を脱いでおく場所をなるべく鏡から離しておいて、そこで着替えます。

修行というか、何度かやってると慣れるのでぱぱっとできるようになります。

ただ、私は紬のカジュアルが多いのでこれで平気ですが、式の参列などできれいなやわらかものをお召しになる場合はちゃんとした更衣室を使うようにしてくださいね~。

着物で旅行、怖くないですよ~。