長楽館 御成の間 | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

京都の長楽館は大好きな建物で、すでに何度か喫茶でお邪魔しています。
 
普段非公開の部屋である「御成の間」が特別に公開されるとの情報があり、行ってきました。
夏の間の特別公開だったようです。
まずは、普段登れない階段を上って、茶室の長楽庵に入ります。
印象的な風景が見える窓の両側には春と秋の景色を表したステンドグラスがはめ込まれていました。
 

 

 

 

 

 

こちらは床の間だと思うのですが…畳が二枚分の広さです。

 

 

 

そしてこちらが御成の間です。

 

 

和のはずの格子天井にある洋の照明。

 

 

土壁のはずなのに和紙を張って絵が描いてあります。

 

 

 

 

 

金具も豪華。

 

 

 

 

同じ階の他のお部屋も見ることができ、こんな立派な振袖が飾ってありました。

 

 

 

うちにも昔、碁盤あったんだけどな…こんなにアンティーク好きになるとわかっていたら捨てないで持ってきたのに、今ではいつどこに行ったのかすらわかりません。
昔、両親がたまに夫婦で碁を打っていたのです。
 
長楽館は明治期に煙草王と呼ばれた方が迎賓館として建てたもので、和洋折衷で細部まで豪華にできていて、今も飲食店やホテルとして使われているので手入れが行き届いています。
使い込まれて、より艶が出ているような、そんな建物です。
初めて行った時から、立ち入り禁止の階段の上が気になって仕方なかったので、この特別公開は本当に嬉しかったのでした。
長楽館自体とてもすてきな建物で、美味しいお茶やお菓子がいただける喫茶は入りやすいと思いますので、京都に遊びに来られた際にはぜひお訪ねください。