琉球壁上布と雁皮布の名古屋帯 | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

経済状況の変わり目に当たる頃で、大きな買い物をしている場合じゃない今日この頃ですが、昨年後半は思わぬ事情があって予定外の買い物がありました。
夏になってやっとデビューするのがその子たちです。
琉球壁上布と、ラオスの自然布である雁皮布の名古屋帯です。
 
壁上布はとてもさらりとしていて張りがある夏の布ですが、正絹です。
他の方のブログ記事で登場して、憧れていたものでした。
購入時には別の帯を合わせていただいていたのですが、壁上布に合わせているのにその帯は夏物じゃないという不思議なことになってしまい、帯のデビューは秋以降に。
 
帯は、ラオスの織物を集めた展示会で出会ったものです。
雁皮は、日本ではもっぱら紙の原料になっていたものですが、ラオスではこのように布に加工されているようです。
布好き、特に自然布が好きで、上布や芭蕉布が好きな人間にはたまらんですね。素材が大事で、柄なんかなくたっていいんです。
 
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写真では色が見えませんが、黄色系の半衿をかけています。

 

 

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髪にさしている簪は、朝顔の柄のトンボ玉です。
夏ですね・・・。

 

 

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ラオスの雁皮布の帯は、というかラオスの帯を扱っているところもそんなにないと思いますが、流通量が少ない分貴重で、ありがたいお品です。
全く予定外の買い物で、その点ではハードですが、夏になる度に出してにやにやし締めてうふふと笑うネタができました。
夏ものは着る期間が短く着物もそれほどないのですが、それに比べれば夏帯はよいものが揃ってきました。なんででしょうね…。
浴衣を着る時もあるので、この短い期間にいかに半幅帯と夏の名古屋帯を締めて楽しむか、悩ましい問題でした。
最近は浴衣に名古屋もアリということで、コーディネートの幅を押し広げていますにひひ