着物の本で下駄がいいよ~と書いてあるのを見て、着物に下駄というのに憧れていました。
よく行く着物屋さんの催事で凄く安くで下駄がでていて「オールシーズンOK!」とチラシに書いてあるのですが、担当の方に聞くと「あれは浴衣用・・・」と言葉を濁すので買おうと思ったけどその時はやめました。
通販でも下駄を検索すると軒並み「浴衣用」と書いてあるので手を出せないのです。
見てそうかそうでないかの判断が出来ないものですから、やはり着物と一緒に置いてあるものとか、着物に合わせてもいいか聞ける実店舗を求めていました。
催事でない時はまだシーズンでもないのでいつもの呉服屋さんには下駄は出ていなくて近所にもそれらしい履物屋さんがありません。
百貨店の呉服売り場で見た、台に彫りのあるようなのなら夏でなくても着物で履いてもいいのでは?と思い、あちこちで見るのですがみんな一万円越え。
通販サイトなどでも見ているうちに、台に彫りがあるのは「鎌倉彫り」というらしいことがわかってきました。
彫りにもいろいろあり、自分好みのはどれだろう、相場は?鼻緒は?と探していると、一万円を切る値段で通販で好みのものを見つけました。
しかし、その月はもう予算がなかったので翌月にしようと待っている間にあえなく売り切れに。
口惜しくて更に探していると、遥か遠い北海道の履物屋さんの通販を発見しました。
台と鼻緒を選んで、送料込みで7000円をちょっと切っていました。
本当は履き心地を見て調整してもらえるのが理想ですが、きっと通販だから安いんだろうなと思い、賭ける気持ちで注文しました。
で、届いたのがこの下駄です。
鎌倉彫りの台の右近下駄。
鼻緒は紬の生地で、前つぼは赤です。
思っていた通りの仕上がりで大満足。
まだ下ろしていませんが、もう春で足も冷たくないだろうから履くのが楽しみです。
いえ、履きたいなら年中履くぞの勢いですけど。
裏にゴムが張ってあって、歩くと削れてしまうのですが、探せばゴムの張り替えをしてくれるところもありそうです。
通販でなく見て買える履物店も引き続き探そうと思っていますが、まずは下駄第一号が準備できました。
充実していく着物ライフ♪