濃紺の色無地に、金銀の鱗文様の名古屋帯を結ぶ | 風が吹く日も、雨の日も

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着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

 お正月の文楽鑑賞に、着物でいかないテはないと思いました。
 しかし、当日は雨の予報。
 そんな時は化繊の着物に限ります。

 よく登場する牡丹色の色無地と色違いで買った濃紺の色無地は、天気の悪い時の礼装として使えるようにひとつ紋を入れています。
 さすが安物で、未だに白い足袋や中に着る長襦袢に若干の色移りがあるのですが、濃紺があまりにきれいなのでたまに着たくなります。
 そして、着れば評判がよかったりします。

 ひとつ紋があるとどうしても格がある感じになるので、背守りを縫いつけて紋隠しをしています。
 これで、普段着にドレスダウンできます。
 これは、通販で扱っているお店が探した限りでは一軒しかなく、そこで選んだものです。 地紙を三枚重ねた柄です。
 後の後ろ姿の写真で見てください。

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 帯も化繊のものにしました。
 白地に金銀の鱗に似た文様の帯はとても使いやすいものです。金銀も主張しない控えめなもので、普段用にして問題なしです。
 三部紐は戴きものの真田紐を切ったもの、帯留はとんぼ玉の細工のものです。
 帯揚げは、帯の金に似せて柔らかい玉子色にしました。
 この玉子色の帯揚げは、最近よく使います。
 着物の時の黄色は、なんていうか、いい色なんですね。

photo:02



 背守りは丸の半分だけを縫っていて、着物を畳む時に邪魔にならないようになっています。
 つけ方は、買ったパッケージの中に説明書があってそこに書いてありました。

photo:03



 とてもあっさりしたコーディネートですが、こういうのもいいですね。
 むしろ、着物も帯も柄があるコーディネートは私には難しく、よく知る人に合わせてもらっても、それで合ってるのかどうかわからないことがしばしばあります。
 その点、色無地は危なげなく、簡単明快です。

 色無地もいつか余裕ができたらちゃんとしたものを誂えたいのですが、それはまだずーっと先のことみたいです。




 紹介する為に改めてまた背守りを検索していたら、扱う通販サイトが増えてました。
 特に流行するものでもないのに、なんでだろう?
 私が買ったのは下記のお店です。

 加賀友禅の店 ゑり華