持ってる着物がそんなに多い訳ではないのですが、毎日着るのではないので着飽きるどころかいつも着足りない感じがしています。
ローテーションでどの着物も順番にちゃんと着てあげられるようにしていまして、今週は縞の紬です。
(化繊よりはちゃんとした正絹の着物の方が優先されることにはなりますが)
柄ON柄は難しいと思っているのですが、なんとなくこれは合うんじゃない~?と思う組み合わせ。
帯が単色の濃淡なので、いいかもと思い決めたコーディネートです。
この帯、実はいろんな色の糸が細かく織り込んであるので、琉球藍絣には合わせてないのです。絣の柄と帯がケンカするような気がして。でも、遠目で見れば大丈夫なのかな。納得いかないと合わせる気にならないのです。
着物は縞模様の紬で、光りの加減でちょっと黒光りする正絹の生地なので、赤と緑の縞模様ですがそんなに子供っぽい感じはしないものです。楽天で見つけたリサイクル品で、裄丈が68cmあり、お値段が3000円。裏地がちょっと黄ばんでいましたが、他には難がない良品です。八掛は赤。
帯は大城つや子さん製作の南風原花織の八寸名古屋帯です。薄くて軽くて柔らかい、とても締めやすい帯です。結城紬を誂えた時に合わせてもらったものです。
帯揚げは、悩んだ結果、縞の一色をとって緑系のものにしました。
帯にこの陶器の帯留を合わせたくて、アイボリーの三部紐を使うことにしました。帯留も楽天で500~1000円で買ったセール品です。
つけて歩いていると割りと注目されて、木で出来ているのかと思われて珍しがられ、帯留屋さんは「鼈甲で作るから写真撮らせて」と携帯で撮影されてました。
安価で気楽に買ったものなので、珍しいものかどうかもよくわからず、嬉しかったけど戸惑ってしまいました。
半衿は100円の端布で手作りしたものです。和柄に可愛いブタちゃんが飛んでいるお気に入り。この写真では見えないですねー。
着物が広衿仕立てということで、紬の硬い生地の硬い衿を折ってるのですが、後で人に見てもらったらどうもバチ衿で折らないで着る仕立てだったみたいです。
次回からは折らずに着ますが、今回はこのままで、半衿がよく見えるのでいいことにしました。
この着姿で四天王寺の骨董市に遊びに行ってきました。
毎月21、22日に開催されているのですが、土日に当たらないと平日は仕事があるので行けないし、土日でも露天なので雨だとお店が出ないのです。
幸いこの日の土曜日はお天気がよくて、お店がいっぱい出ていました。
お目当てのアンティーク着物屋さんtentoさんを探していったのですが、もういろんなお店がいっぱいあって超面白いです。
着物屋tentoさんのブログ→こちらです。
古道具屋さんとかレコード屋さんとか何屋さんかわからないお店とか。昔、天王寺公園の周りでゴザひいてこんなん売ってる人結構いたんです。なので、なんか懐かしい。
いい着物の古着を持ってるお店が他にもありましたが、まぁお金的にとサイズ的に買えないのであんまり真面目には見てませんでした。
一軒、八重山ミンサー織の半幅帯を持ってるお店があって、珍しくて見ていたら「あんまり触らんとって欲しいねんけど!」って言われて怖くてすぐ退散しました。白・赤・黄とあったんだけど、一番手前の白いのを触ってみてたので、汚されたくなかったんでしょうね。買えないけど一応お値段訊いたら、23000円って言ってたかな?琉球ものは貴重なので、本当は見つけたタイミングで衝動的に買ってしまいたかったー。
お店は撮影してませんが、境内に咲いていた綺麗なお花を撮ってきました。
tentoさんで散々悩んで、えいや!ってサイズが合ってたウサギちゃん柄の夏着物を戴くことにしました。
で、いざお支払いしようと思ったら・・・財布にお金が入ってなかった(>o<")
お店の方は嫌な顔をせずに後で振り込んでくれたら送りますって言ってくださって、後でいいならとつい、迷っていた半幅帯も一緒に戴くことにしてしまいました。家計簿的には後で考えます。
tentoさんは滋賀のお店で遠いので、大阪で商品を見れたタイミングをどうしても逃したくなかったのでした~。
骨董市の後は心斎橋の呉服屋さんの催事にちょこっとお邪魔して、あまり遅くならないうちに家に帰りました。
帰る頃には暑いくらいの晴天が曇天になっていて、ちょっと焦りました。天気予報では曇りになってたのですが、風も出てきていて、春の天気は不安定ですね。
翌日の日曜日は雨になって、tentoさんは出店を中止されてたのです。やっぱり土曜日の出会い(夏着物と半幅帯との)は運命だったのよ。とか、心の中で呟いたりしてみる訳ですが。
先週呉服屋さんで帯の締め方のポイントを教えてもらったので、今回はカンペキではないにしろかなり上手く結べました。
長さもあったし、滑らないので、上達というより帯がよくて助けられました。ありがとう。
いろいろ難しいのが、着物の楽しみです。