すぐには買いませんでしたが、何度か見かけてついに買って読みました。
私は著者の山田ズーニーさんのことを全然知らなくて、友人から評判を聞いてやっとその名前を憶えました。
その人の本で最初に出会ったのがこの本。
部署が変わったりして働くことにいろいろと思うことがあったせいでしょうか。「働きたくない」とは思っていませんでしたが、この本は読みたいと思いました。
いろんな要素が入った本でした。
最初は、今の学生が「楽しく生きていきたい」と言う発言をしてひっかかったというところから始まりますが、働くということの意味は男女でも老若でも違ってくるし、本当に人それぞれ。
何の為に働くのか?
そう考えることは生活の仕方、人生の行く先来し方を考えることに繋がります。
本の中では山田さんの意見とそれに対して寄せられた読者の意見が織り交ぜて紹介されています。
どれも真摯な意見です。
その真摯さに驚きます。
働くこと、人生や生活を楽しむこと、人間関係、男と女、いろいろ、読みながら考えました。
私はこれから就活する大学生ではないので、それに比べれば選択肢は少ないけれど、考えることは出来るので何度も自分に問い直していくことになるんだろうな。
そんな風に思いました。
部署が変わって20年近くやってきた仕事から離れた私にとって、仕事とは何か?改めてそう考える日常があります。
面白さも恐ろしさもあります。
あまりそればかり考えても萎縮してしまいそうです。
出来るならば、可能性を信じて、或いは性急さを抑えて、のんびりといろいろ考えていきたいと思います。
これだけでなく、もっといろんな本を読んだり考えたり経験をしたりしながら。
それにしても、面白い本でした。
真面目に物事を、特に「働く」ということを考える、ということが書いてあります。
「働きたくない」というあなたへ/山田ズーニー
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