赤電話 | 風が吹く日も、雨の日も

風が吹く日も、雨の日も

着物と子どもと「おいしいは正義」の日々。街歩きや美術館なんかも好きです。

受話器を僕から
架台に戻す
途中で小さく
ちぎれる音が

耳に染みつく
電話の色が
僕に小さく
別れを言うから

淋し過ぎたのか
辛いのに
大事な時ほどかたくなる

今もう一度その声で
間違ったように
とぼけなよ