続き。
4月21日(日)
喫茶店で半年ぶりに義父母に会うことになった。
配慮して。義父母の実家の最寄りの喫茶店。
直前まで、自分の母親とさほをどうするか悩んで悩んで、結果、全員参加することに。
どういう顔で会ったらいいかわからないまま。
ずっとすごくナーバスだったと思う。
神経逆撫でされすぎて、次はどこを刺激されるか分からないから、防御モード。
到着すると、まだあちらの車がなかったので、少しほっとして中に入ると、義父が1人で座っていて、「おーこっちや」っと手招きした。
何やら呑気に食している。
目を合わせられず、さほに何か食べるか話しかける風にして、その場をやり過ごそうとしたが、「この前は悪かったな」と言ってきた。
そんな早く本題に入ると思わず、かと言って、すぐその一言で片付けたくない思いもあり、はぁ、、みたいな相槌を打って、困っていたところで義母が登場。さほに買ったお菓子を取りに家に帰っていた。
さほが居る事で、大分和む。
さほは、大体の状況を把握していて、イヤホンしてSwitchを始めた。
話題のとっかかりが見つからず、とりあえず今日夫が何しているか聞いた。
会社の野球サークル?のリーダーを任されたらしく、日曜日なのに、野球に行っているとの事。
野球なんてほとんど観ないししないのに!?
夜は家で食べてますか?と聞くと
大体帰りは22時すぎくらいで、食べない時は連絡があったりなかったりだそうな。
答えになってないよね。
ここで、義父が旦那をフォローした。話が死ぬほど長いけど、要約するとこんな感じ。
「まー男は接待もあれば後輩におごる日もあるで、ある程度外食になるのはしょうがない」
「あいつはよく頑張っとる。ただ、不器用なんやわ。本当に、人の倍やらないとダメだと自分でもいっとった。
俺も自分がそうだったから、あまり強くは言えないが、どうしても付き合いってのはあるでな。その加減が難しい」
相変わらずだった。
やっぱり昭和の頭は昭和のまま。
長年自分の昭和の価値観で生きてきた人の考えがそう簡単には変わるわけはない。
「では、私が家庭を放って仕事に専念したら、あの子はよく頑張っとるって褒めてもらえますかね?」
「違いますよね?非難されますよね?かと言って、じゃあ家庭に専念でにますか?できませんよね。共働きじゃないと生活が成り立たないんです。なのに、家事育児は女性、仕事もやれって女性の普段ばっかりが増えてませんか?」
「そもそも、今時あの働き方は昭和のままです。低賃金で土日も出社して、平日も遅くまで働く いて、家庭を放置して、会社が社員の家族を大切にしているとは到底思えない働き方です。」
ちょっと反論した。
すると、素直に
「そうやなぁ、その通りや。確かにあの会社の体制は古いわ。昔の会社という感じ。でも、今でもそういう会社はあるにはあるんや」
「でも、実はあの会社、女性が働きやすい会社を掲げてたり、働きやすさを売りにしてるんです。まえ貰えないと言っていた手当もちゃんと出ると書いてある。今の異常な働き方は本人の選択でもあると思う。と今更言っても、もう彼に何も期待していませんが、その後お金の話はされましたか?」
言い訳が始まる。
「ですよね。ローンの最後の支払いが来るのに、蓋を開けてみたら、残高がへっていて、期限は迫るし、話はできないわで、せめてお金の大切さを息子さんと向き合って話して欲しいとお願いしたのを「わかった」と言われ、それを信じて何度も確認しましたよね。
なのに、話す話すと言って、最後にはうちの親に丸投げして、その後一切連絡もなく、部屋の片付けに、引っ越し準備から引っ越し手配を全て1人で、働きながらこなしました。
誰も助けてくれなかった。
本当にしんどかったです。
引っ越しも、引っ越しごも一切連絡なく、これまでお二人を信用していた自分が本当に情けなく感じていました。
いつも「娘のようだ」と耳障りの良い事をおっしゃいますが、結局は他人ですよね?」
みたいな事を、結構正直に伝えた。
義父は「そんな重く捉えていたとは思ってなく、安請け合いをしたのは、悪かった」
と言った。
義母は。私がグループLINEから抜けた事。私のLINEから絵文字がなくなったこと。私への誕生日プレゼントのお礼LINEで、「遠くから見守って下さい」と書かれていた事で、もう余計な事はしない方が良いと遠慮した事を言っていた。
それを聞いて、多分義母は、逆ギレしてたんだと思った。義母は謝ってないし、私の行動にも一因があると言うようにあれこれ言っていた。
結局のところ、息子と話すことはできないらしい。
「俺が息子に怒ることもできるが、それをしたらもう家族はめちゃくちゃになるから、それはできない。さほへのサポートは何でもするけど、息子とあなたの事は今後はもう2人で決める事であって何もできない」
との事。旦那の事を何も頼むつもりもない。
ただ、お金の差し迫った問題に関しては、自宅に別居となった時は、自宅に居るんだから話して欲しいとは頼んだけど、2人の関係どーのを頼むつもりは毛頭ない。
結局、お金の問題を、すぐ他の問題と一緒にしてあやふやにする。
焦点をぼかしてくる。
お金の問題なんて「そんな重く捉えてると思わなかった」なんて発言にならないと思った。
重くとらえろよって。
返してくれと言っているわけでもない。
結局、あんまり話していても無駄だなぁと思った。最後に義父が、「で、どうするの?」みたいなまとめを求めてきたので「まぁ、、実家に行くのはもう無理ですが、もし急にさほをお願いする事があればその時はよろしくお願いします」
と言って終わった。
お互いに、なんとなーーくいい感じで終わったか、、、と思ったら、最後にまた義父が無神経な発言で締めくくった。
「いやー良かった。それにしても、こないだ新体操の時に会った君は、なんというか、こー、ギスギスした顔をしとったけど、今日はちょっとふっくらしててまだ良かったわ」
まじで、最後まで無神経ジジイ
余計なお世話だわ‼️
お前に外見をとやかく言われる筋合いはまじでない‼️キモいし‼️
ルッキズムハラスメントやわ
絶対今後もさほの事を頼むことはない。と決めてお店を出たのでありました、、、
その後、たまに義母からLINEが来るようになった。
それはそれで、前の沈黙よりはいいんだけど。
つい、お人よしが出てしまう悲しさ
自分のお人よしぶりが、心底嫌になる。
「あー、会いたいんだろうな」と察してしまって
「GWにご都合が会えば、ぜひ遊びに来てください」とか言っちゃう情けない自分。
大して解決したわけじゃないのに。
でも、腹の内を探り合って、嫌いあって、こそこそされてる状況より、形だけでも、詰まった水が流れるようになって良かったとは思う。
さほも、いざという時頼れる場所はできたし、何とか状況を解決しようと努力してるのは伝わったみたい。
さほに家に帰ってお風呂入ってる時に謝ったの。「今日の話し合いに来てくれてありがとう。ごめんね、話し合いに付き合わされて嫌だったよね。。」
「いいよ!さほ何とも思ってないよ。ただ、ママ頑張れーって思ってた。Switchしてたから、何も聞こえなかったし、さほが何も思ってないのが伝わったでしょ?何も思ってないのがじーじばーばにも伝わったなら行って良かったよ」
だって
なんか大人‼️深い‼️
確かに、無関心な感じでずーっとイヤホンしてSwitchしてたの。
でも、本人が付いてくって言ったんだよね。
それが意図的にしろ、意図的でないにしろ、とにかく、さほはどちらの味方というわけでもなく、ただ、ママが何か頑張ってるってのは伝わってたんだと思うと、嬉しくて涙が出たのをお風呂のお湯で流して誤魔化した。
さほは、さほの立場があるし、決して誰かの側につく必要もない。だから、あまり詳しくは話してなかったけど、頑張って状況を改善しようとする努力をさほに認めてもらったことが、心の底から嬉しかった。
だから、無駄にしないように、少しずつでいいから、旦那との関係は別にして、義父母を許して、これからも関係改善に努めて行きたいと思った、そんな事件でした。