おもてなしの心 | 坂上忍オフィシャルブログ「綺麗好きでなにが悪い!」 Powered by Ameba

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 8月 1日(日)

AM08:25-


水道屋さん.....。


朝の8時に修理に来てくれるという、約束だった。

ところが、さきほど電話があり、警察に捕まったと....。

おそらく、交通違反かなにかなのだろう。

で、今揉めているので、朝の予定を夜にしてくれないかと言うのだ。


「え?」


交通違反程度なら、切符をキラれればいいだけの話である。

それほど時間を要するものでは、ない。

交通違反程度、ならば....。

まぁ、それはさておき、わたしが引っ掛かったのは、電話があったのが8時を悠に過ぎていた点にある。

こちらの都合を前提ではあるが、8時と指定したのは向こうなわけで、8時となったからには、それ以前に迎え入れる体制を整えておくのは当たり前というもの。

とりあえず、キッチリ君のわたしとしては、それを告げる。

と、微妙な沈黙というか、あきらかに不愉快そうな返答をするのだ。


「え?」


どちらに非があるとかではなく、「やっちゃったな」とおもったら、素直に謝ればいいだけの話。

しかし、相手の匂いを察するに、


「謝ってんのに、なにウダウダ言ってんだよ」


的な匂いが、ムンムンしているのだ。

昨今、わたしが生きていて嫌になるのは、政治家でもす相撲協会でもなんでも、悪いことしたのがバレているのに隠そうとしたり、ごまかそうとしたり....なんで素直に謝れないのかなと.....。

水道屋さんからわたしが受けたニュアンスは...【.一度謝ったらそれで終わり】というモノ。

その謝罪に対し疑問を投げかけたり、文句を言ったりしたら、それ以上は受け入れられないというか、それ以上の謝罪はおそらく頭の中に入っていないのだろう。

確かに、理不尽なクレーマーもいるが、そんな相手でも、わたしなら三回目までは我慢する。

まぁ、回数ではないのだが.....。

堪え症のない人々....とでもいうのか。

これだけの不況下で、仕事がないないと言いながら、仕事にありつけている社員の教育がアレでは、それこそ理不尽な世の中としか言いようがない。


日本が世界に誇れる文化のひとつとして....接客がある。

代表的なのは、旅館のおもてなしだ。

その【おもてなしの心】を、今更ながら商売=利益に結び付くと、中国を中心に、様々な諸外国の企業が勉強をしに日本を訪れている。

皮肉なもので、ある。

手本である日本に、おもてなしの心が薄れつつあるのだから....。


先日の白鵬の全勝優勝インタビューを観ていて、日本人よりも日本を愛しているなとおもった。

今の日本を、象徴しているようだ。


とはいえ、マイナス面ばかりをウダウダ綴っていてもしょうがない。

こんな症状は、グローバル化の典型ともいえるのだから。

時代に敏感であることは生きて行く上で大切だが、同等に、元来日本人にか持ち得ない、【おもてなしの心】であったり、【もったいない】であったり、【つつましさ】であったりを、他人を批難する前に、自身が失わないように努めるべきなのだろう。


なんだか、朝っぱらから最悪の一日だな。

嫌な予感が、する。

っていうか、だから見ず知らずの人間を家に入れるの、嫌なのよね。

だって、わたしの家、覚えられちゃってるわけだから。

今時、怖いでしょ。


あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~、ヤだヤだ。