こんにちは!
スタッフの大和田です。
トルコ中央銀行は、通貨・リラが連日、最安値を更新するなか、
28日、金融政策を決める臨時の会合を開きました。
その結果、3つの政策金利のうちの1つを、
今の7.75%から12%に引き上げるなど、
すべての政策金利を大幅に引き上げることを決めました。
トルコでは、
アメリカによる量的緩和の縮小の観測が広がった去年5月以降、リラの下落が続き、
先週、アルゼンチンの通貨が急落したことを受けて、一段とリラ安が進んでいました。
こうしたなか、トルコ中央銀行としては、
これ以上リラ安が進めばインフレの加速など実体経済に悪影響が出てくることから、
通貨の下落に歯止めをかける必要があるとして、
金利の引き上げに踏み切ったものとみられます。
ことし、大統領選挙などが予定されているトルコでは、
経済成長を優先させる現政権が利上げに慎重な姿勢を示していて、
トルコ中央銀行は、今月21日に政策金利の据え置きを決めたばかりでしたが、
急激な通貨安によって政策の転換を迫られた形となりました。
新興国では、ブラジルや南アフリカなどでも通貨安が進んでいて、今後、これらの国の間で、通貨安に歯止めをかけようという動きが広がることも予想されます。
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