■連合赤軍 仲間を殺し埋める 「裏切った男」を裸で(毎日夕刊)
群馬県警は妙義山篭沢アジと付近で逮捕した永田洋子、森恒夫、杉崎ミサ子、奥沢修一の4人を調べていたが、4人の自供から、「内部で意見の対立があり、反対した男1人をアジと付近で殺し、全裸にして埋めた」ことがわかった。4日朝から死体の生めば所を探していたが、山林の中に埋めてある男の死体を発見した。
犯人の自供によると、男1人が「スパイ」をした。このため、全員が男の手足をしばりなぐるけるのリンチを加えた上、氷点下15度の厳寒下に二晩放り出した。男が死んだため衣服を引き裂いて全裸にし、山林中に埋めたという。
この日の夕刊に、いっせいにリンチ殺人の記事が掲載された。4人ともこの衣類をみせられて顔面蒼白になったと報じられている。 自供したのは奥沢で6日夜になってから。
組織の論理では黙秘することが組織員たリ得るかの基準であり、自供することは「転向」として弾劾された。事実、殺された加藤兄は「黙秘したが、刑事と雑談はした」と言っただけで、共産主義化に反するとして暴行的総括を受けた。奥沢は合法活動をしていて、途中から山に参加したため、黙秘に関してそれほど強い意志はなかったと思われる。
リンチ粛清事件は、リーク情報をもとにした憶測記事記事が多い。この記事も含め、以降の記事もかなり不正確であることに注意しておきたい。
あさま山荘事件以前に逮捕されたメンバーの記事はこちら。
■留置場200時間(毎日)
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逮捕されたメンバーの留置場での様子が興味深い。少年弟は「ふろには一度も入っていない」ことになっているが、2月29日の朝日新聞では、「フロをすすめられると、はいりたくないと断ったが、しばらく考えたあと「頭がかゆいし、体が汚れているからやはり入ると入浴した。」となっている。
■その他の記事
・群馬県警は横浜国大生、寺岡恒一(24)を指名手配した。(毎日)
・群馬県警は、篭沢アジトの遺留品にセーター、下着、登山ズボンが見つかっていて、それらに人ぷん、尿がついており、どの衣類も刃物で切り裂かれていたことから、人が死んでいることは間違いないとみていた。(朝日夕刊)
・公安当局は、発見された死体は梅内か寺岡のいずれかではないかと見ている。(読売夕刊)