植物セルフケアのご案内 -2ページ目

植物セルフケアのご案内

欧州のエビデンスあるフィトテラピー、漢方、日本の民間療法などを統合し、日々楽しく取り入れられるケア法をご紹介。乳児湿疹やスキンケアについても取り上げます。

 

無性に梅が食べたくなり気がつけば先週末から毎日梅だれを作っています。

蒸した豚肉にかけたり、きゅうりとささみであえたり、冷奴にかけたり。

 

 

 

 

【梅だれの材料】
・梅干し2つ
・醤油大さじ2
・みりん大さじ1
・いりごま

 

ここにごま油をかけたらもっと美味しそうなんだがうちはまだオメガ6オイルは控えてる。一応今年度までは。でもかけなくてもめちゃおいしいです。

 

私だけかと思いきや。

 

我が家に遊びにきたママ友に晩ご飯で梅だれ出したら

「今求めてた味!」

 

とのことで、レシピを聞かれ次の日この龍神梅を買いに行ってました。

 

湿った空気に影響を受けどんよりともたつく胃腸がクエン酸でシャキッとしまる。かつ、細胞のクエン酸経路が活性化し、細胞全体のおもだる〜い感じがしまって代謝が正常化するんだと思います。

 

このシャキッと感を得るためには梅と調味料の質にこだわった方がよいと感じます。

龍神梅はただただおいしいからリピートしてたんだけどホームページ見たら、和歌山で無農薬、無化学肥料、無添加て育てているとのこと。

 

「おいしさに近道はありません」

 

って書いてあります。

 

心に刺ささる。

 

ホントにおいしいです。昔ながらのしょっぱい梅干しという感じ。

 

心と身体を満たす梅だれを作るならばみりんも醤油も、ブドウ糖液とか混ざったものでなくきちんと発酵・熟成させたものの方が効くと思いますね。味わうときの喜びが違う。

 

胃腸が弱ってるな〜
疲れが抜けないな〜

 

って方にオススメです!

 

我が故郷の九州は連日記録的な大雨。梅雨もあともう少し。どうかおさまりますように🙏

 

 

赤ちゃんは約40週の胎児生活を経て生まれてくる。この間、羊水の中で3mmだった胎芽は、50cmの大きさになります。

 

「人類発生から40億年。妊娠週数は40週。赤ちゃんの成長は1週間に1億年。宇宙規模の進化で壮大なエネルギーなんです」

 

と95歳まで現役助産師だった坂本フジエさんが、著作『大丈夫やで』で言っていました。

 

1週間に1億円とはなんという成長率!

 

その成長率をサポートすべく、なるべく温かく、栄養豊富に、酸素もたっぷり、いらないゴミは渡さずいた方がいいことは確かです。

 

とはいえ、多くの妊婦さんが多かれ少なかれ働いていて、妊娠と仕事の両立はなかなか大変なことも事実。でも、生まれて後の乳児湿疹を軽減させるためには、下記のことは気をつけてほしいです。

 

(1)身体にとっての「ゴミ」を避ける

前回の赤ちゃんはお母さんの食べたものでつくられる〜ワーカーホリックだった妊婦時代〜でも書いたとおり、酸素や栄養素と一緒に、母胎のゴミも胎盤を通って赤ちゃんに渡されます。

 

ゴミは赤ちゃんが生まれたあと乳児湿疹として出されますが、ゴミの量が多いと炎症が長引き、とびひやアレルギーを招くリスクが高まります。

 

結果、ステロイドを使わざる得ず、ステロイドは長期で使うほど抜け出すことが難しくなります。

 

だから、妊娠中、いかに母胎をゴミまみれにしないかというのは非常に大切。

 

今の日本では普通に生きているだけでゴミが体内に入ってきます。添加物や残留農薬、環境ホルモン、重金属。これらは身体にとって必要ないことがわかりやすいゴミ。

 

一方、わかりにくいゴミがあります。

 

それは過酸化脂質。過酸化脂質は特に、植物油脂(不飽和脂肪酸)を必要以上に摂取した時に発生し、炎症と化します。

 

(トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸+水素添加なのでこちらも過酸化脂質になります)

 

乳幼児アトピーの子どもたちを観察していて気づくことがあります。それは湿疹が最も悪化するのが、決まって揚げものを食べた日の夜ということ!

 

身体中にブツブツが発生し、ボリボリかきはじめる様子は本当にびっくりします。

 

部分的なブツブツは植物油脂が入っているものを少量食べたときなどに発生します。でもここまで激しく全身ブツブツになることまではない。

 

そう考えると、「不飽和脂肪酸(酸化しやすい)×鉄」コンビがいかに強力な炎症材料になるのかがよくわかります。

 

普段食事に気をつけている無添加ママの場合は、植物油脂フリーにしただけで子どもの湿疹が治っていくこともあるくらい。

 

コンビニ弁当、加工食品、冷凍食品、外食など、本当にいろんなものに植物油脂は入っています。

 

だから、妊娠中の食事は無添加に越したことがないのですが、それと同様に植物油脂には気をつけた方がいい。

 

植物油脂に含まれる栄養素は必要です。でも、現代人は気づかないところで摂りすぎている。

 

炒め物や揚げ物が多い場合は特に要注意で、調理法も「煮る・蒸す・焼く(グリル)」の方が過酸化脂質がたまるリスクが確実に低くなります。

 

これらのことは、母乳をあげているママにも言えること。もっと言うと、全ての大人にも言えること。

 

大人は肌のバリアが乳幼児より頑丈だから湿疹としては出てこない人が多いですが、身体の中に溜まって女性であればPMSなんかで出てくることもあるしシミの材料にもなったりする。

 

なので植物油脂の摂りすぎは全ての方に要注意ではあるのです。

 

(2)糖の「質」を選び、切らさない

盛んに言われたこともあった「糖質制限」。ある人のあるタイミングにとっては有効に働く糖質制限も、他の人にあてはまるとは限らない。

 

たとえ一時期は有効に働いていても、また体が作り変えられ糖質制限をしないほうがいいタイミングが訪れます。

 

妊婦は自分も子も生かす必要があるので、3大栄養素の中でエネルギーの生産効率が最もよい「糖質」を制限することは危険です。

 

また、糖質制限をし糖代謝が行われないと、体内は脂質代謝に切り替わるので、その場合過酸化脂質が大量に発生する可能性が高く、それが胎児に渡されると乳児湿疹がひどくなる。

 

その一方で、糖質を大量に摂取すると「妊娠糖尿病」のリスクを心配する方も多いと思います。糖質は摂りすぎても取らなさすぎても問題が出るので、やはり「適した量」と言うことになる。

 

糖質も単糖類、二糖類、多糖類とあり、多糖になるほど消化に時間を要しますが、その分、急激に血糖値が上がることを避けられます。妊婦になるとやたらお腹がすくこともあります。

 

そんなとき、おやつがものすごく食べなくなるんですが、とにかく、偏らないことは重要です。

 

●基本は多糖類でガッと血糖値が上がりすぎない「お米」

●白米より雑穀を入れることでミネラルバランスを調整するとよし。酵素玄米もオススメ

●パンやパスタは植物油脂が入ってくることが多いので、週末のお楽しみに

●おやつの食べ過ぎは「食事が足りていない」という合図かもしれません

●おやつは手作りは無理としても、加工度の少ない手作りっぽいおやつを選択

●冷えには注意ですが、旬のフルーツもよし(代謝スピードが早いのでエネルギー不足によい)

 

こんな感じで適量に適切な糖質を切らさず摂取すること。

 

他にも細かいことを言えば色々あるのですが、大きなポイントはこの2点です。

 

一家に一台あるとかなり重宝するのではないでしょうか。

かき氷マシーン「アイスロボ」

 

娘に「かき氷食べたい!」とせびられ、いいんだけど、あの激しい色合いがどうにかならないものかと思っておりました。

 

そんなときに断捨離中のマクロビの先生が「これいらな〜い?」と連絡をくださったのがこのアイスロボ。なんというタイミング!娘が引き寄せたとした思えません!

 

 

アイスロボ

 

かき氷シロップはてん菜糖と果物という超シンプルなものが生協で売られていたので即買い。ついでに白玉とあんこも買って宇治金時にしました。あんこ多めで白玉8個 笑

 

 

手作りかき氷

 

週末のお楽しみ。夏のおやつの定番になりつつあります。

 

 

 

「私たちは食べたものでつくられる」

 

ということはそこに赤ちゃんが宿っているならば

 

「赤ちゃんはお母さんの食べたものでつくられる」

 

頭ではわかっていても、それが具体的にどういうことなのか、6年前の私は全くわかっていませんでした。

 

 

 

(食生活がひどかった私がたまに栄養補給に行っていた
カフェのランチ。素材もこだわっていて救われました)

 

 

妊娠4ヶ月め
胎盤が完成すると、へその緒を通して母体から赤ちゃんに必要な酸素と栄養が送られ、赤ちゃんの二酸化炭素や老廃物は母体に送り返されます。

 

 

妊娠中のママは自分を生かしながら、体内にいるお子の身体を作り成長させる材料を摂取するという一大事業を、その多くは働きながら両立していかねばなりません。

 

今の時代、飢えはしない。

 

でも、自然食以外のものがあふれてる。それらのものは、農薬や化学肥料、添加物、重金属が含まれていたり、加工食品を食べれば過酸化脂質となり炎症を引き起こす類の油が含まれている。

 

栄養素とともに、成長に必要のない「ゴミ」も胎児に届けられ、生まれた直後は乳児湿疹という形で排出されます。

 

ゴミが多いほど、排出量は多くなるため、乳児湿疹がひどくなったり長引いたりします。

 

当時オーガニックコスメメーカーで働いていた私は、お客様に語っていました。

 

 

 

「スキンケアの成分で何が入っているか以上に、何が入っていないかは重要ですよ」

 

でも、それは食についても全く一緒でした。

 

「何を取り入れるかもあるけど、何を取り入れないかの選択は重要」

だったのです。

 

妊娠期は大チャンス
のはずなのに……

 

今思えば、妊娠期というのは、ライフスタイルをすこやかなものに転換していくタイミングとして大チャンスだと思います。

 

お腹に赤ちゃんがいる手前、食事も気にするし、今まで薬を常用していた人は使えなくなる。

でも、冷えが激しくなったり、異様に眠くなったり、便秘になったり、むくんだりetc...

 

そんなプチトラブルの波が押し寄せてくるから、「いかにこのマイナートラブルを薬なしで軽減させるか?」ということを考えはじめるます。

 

すると「身体を温めるライフスタイルって何?」「むくまないライフスタイルって何?」と向き合うきっかけにできる。

 

そのきっかけを利用して自分の身体をいたわるライフスタイルや食生活に取り組むようになれば、その後の育児にも応用が効き、家族もろとも身体の土台づくりができます。

 

でも、そんなすこやかになるきっかけを全く無視し、ライフスタイルを仕事一色にさせていたのが当時の私でした。

 

妊娠本 

(妊娠本はいっぱい読んだのですが。。。)

 

妊娠発覚直後はオーガニックコスメメーカーでの正社員での仕事を20時まで行なって、帰宅後21時から夜の2時まで別でライティングでいただいていた案件の執筆。

 

そのダブルワークも妊娠したタイミングで卒業となりましたが、今度はオーガニックコスメの仕事に集中できるのが嬉しく、産休に入るまで帰宅時間は確か22時か23時だった記憶があります。

 

やってみたい仕事がいっぱいあってそれをどんどん取りにいってました。

 

オーガニックママライフ 

(ベビースキンケアブランドの企画開発を行っていたからこそ、自身を投影しハマった仕事であり、結果自分のことは後回しにしてしまいました。。。)

 

夜はお腹が空くので、近所のコンビニでお弁当を買ってきてさっと食べ、また夜まで仕事。昼食も仕出し屋のお弁当を注文してましたが、それだけでは食欲がおさまらず、コンビニスイーツを必ず買いにいっていました。

 

ある日、「こんなコンビニ弁当ばかりの食生活では生まれた子どもがアトピーになるかも」と天から降ってきたようにインスプレーションが浮かんだことを覚えています。

 

でもコンビニ食と湿疹が実際にはどういう関係なのかがわかっておらず行動に移せなかったため、せっかくのインスプレーションも泡となって消えていったのでした。

 

女医さんに「出産をなめんな」と
超絶怒られた

つわりも一瞬あっただけで、特に大きなトラブルもなく、妊娠前期・中期と過ぎていきました。

異変が出てきたのは妊娠後期ごろ。

 

尿タンパクが出始め、とにかくむくみが凄かったのです。でも血圧は安定していて経過観察となっていました。

 

妊娠期のむくみ 

(妊娠8ヶ月頃の足のむくみ。お見苦しくてすみません。)

 

 

(靴はその後使い物にならなくなりました。。。)

 

妊娠9ヶ月目の検診で

 

「赤ちゃんの頭が降りてきている。早産傾向。明日には帰省先の福岡に帰りなさい。とにかく一刻も早く!」

 

と強く年配の女医さんに言われました。

 

そうは言っても、2週間後から産休に入る予定で段取りを組んでいる。

 

「具体的にどのような状態なのですか?」と聞いても、「早く帰れ」の一点張り。しまいには「出産をなめるな」と怒られ(なめてないんですが…泣)、その取りつく島のない感じを引いて見ている自分がいました。

 

(私が通っていた病院は、検診はするけどお産はやっていなかったので、私の状況を慌てたのだろうと思います。)

 

結局、会社に説明して1週間後には帰省し実家からリモートで仕事をすることになりましたが、帰省先の産婦人科では「全然降りてきてないね〜」と言われ脱力。

 

その後も全く降りてこず最終的には帝王切開となったため、あのなかなかの暴言はなんだったのか未だに解せないのですが、帰省し食生活をととのえ、毎日のウォーキングを始めるとむくみも尿蛋白もなくなりました。

 

臨月 

(帰省後は毎日1時間歩きました。)

 

なまじ気力も体力もあり、つわりがほとんどなかった私の妊娠生活。

 

とはいえ、食事は外食とコンビニのオンパレード、朝の8時半から夜の22時半までずっと電磁波を浴び続けるパソコン作業、平日にしか開かれいない両親学級には参加できず、とにかく新しいスキンケアブランドの発売に向けて取り組む日々。

 

自分ではものすごい食生活は乱れていることをどうにかしようとはしていましたが、忙しさにかまけていました。結局は、落第点の妊婦生活のツケが回ってきたのは、出産とその後の育児だったのです。。。

 

 

もうすぐ6歳になる娘。

 

生後2ヶ月からでた乳児湿疹とその後のステロイドとのいたちごっこ期間、さらにはステロイド以外の方法でライフスタイルもろとも改善する2年の期間を経て、現在娘は全く湿疹の出ない肌へと変わりました。

 

小学校入学前に改善していきたいという思いがあったので、親としては胸をなでおろしているところです。

 

乳幼児アトピー

 

 

最近は、脱ステしてから全く食べていなかったソフトクリームやパフェ、ケーキも食べられるようになって(でも原料に変なものが入っていないだろうと見当のつくお店のものに限定していますが)、よかったね〜と思っているところ。

 

だって、娘の毎年の誕生日ケーキはパンケーキでしたから(笑)。あとはバナナと甘酒で作る手作りアイスクリームが鉄板。

 

 

アトピっ子の誕生日ケーキ

 

それでも当時はほとんどパンを食べることがなかったから、娘は大喜びしていたものです。

でも、今年ははじめてケーキを買ってあげられるなぁ!としみじみ。虫歯には注意ですがね。

 

切羽詰まったママからのメッセージ

 

娘がアトピーを発症したことと、私が現在行なっている活動は、こちらでも書いてきましたとおり切っても切り離せません。

 

娘の湿疹に向き合っていく中で、治癒に向かうために色々なインプットをしていました。さらにオーガニックコスメメーカー時代の経験と植物療法の知識を反映した手作りスキンケアについてはアウトプットをインスタで少し。すると、徐々に切羽詰まったママの個別メッセージにが届くようなりました。

 

 

気持ちがわかるのでなるべく簡潔に乳幼児のアトピーのメカニズムと対策を返信していたのですが、乳幼児アトピーって簡単に語れる内容じゃありません。1から語るのは本当に骨が折れることで。

 

食やスキンケア、オーガニックなどの知識レベルは、個々で非常に差があるもの。1をお話して10わかる人もいれば、1をお話してその半分ぐらいしかわからない人もいます。

 

また、いくら説明して乳幼児アトピーのメカニズムやケア法を理解してもらっても、それを実行するのは大変なので、そこには「親がどんな生き方をしたいのか?」、「親がどんな子に育てたいのか?」といった動機付けがないと続きません。

 

私の場合はビワの葉エキスとの出会いがあって、その鎮静力を利用して湿疹をコントロールしながら治癒に向かわせました。

 

 

 

でも、ビワの葉エキス鎮静作用が高いからって、ビワの葉エキスで治るわけじゃない。こじらせた乳幼児アトピーはそんな簡単なもんじゃない。生活ごと変えていかないと治癒に向かわないのです。

 

とはいえ、個別メッセージは私の元に定期的に届いています。それほどステロイドを使わずにどうやって湿疹から脱していくのかという情報が少ないのです。

 

(というかない!ですよね。あれば苦労しなかった。私もいろんなセミナーで情報をかき集めて娘の肌の毎日の観察で、治癒への方向性を発見していった感じです)

 

6年間の乳幼児アトピーの日々を
綴ります

だからまずは、娘の湿疹が一体どう発症してどんな過程をへてステロイドを使わなくなり、最終的に治癒へ向かったか、この6年の記録をまとめたいと思います。

 

まとめるのはあくまで体験記として。皮膚の仕組み、糖や資質など栄養素の話、添加物などの細かいお話は、乳幼児アトピーを考える上で非常に重要なのですが、文字だけでは無理があります。

 

ただ、赤裸々には書いていくので、今、お子さんの湿疹で悩んでいる方のヒントになれば幸いです。今、ぱっと思いつく内容はこんな感じ。

 

 

1. ワーカーホリックだった妊娠時代
2. 降りてこない、帝王切開出産
3. 2ヶ月:湿疹がではじめる
4. 3ヶ月:ステロイドを処方される
5. 5ヶ月:顔はおさまるもお腹と背中に
6. 6ヶ月:プリックテストで卵と大豆除去
7. 8ヶ月:血液検査で全て陰性
8. 1歳:抗生物質パレードの始まり
9. 2歳:抜け出せないステロイド
10. 3歳:退職、自然療法をはじめる、
11. 3歳3ヶ月:旅行で判明した原因は砂糖か油のどちらか
12. 3歳6ヶ月:漢方皮膚科でモクタール
13. 花粉症ショック
14. 湿疹の原因は過酸化脂質だった!!
15. 外食に苦しむ植物油脂フリー生活のはじまり
16. 試行錯誤のスキンケア
17. どんなに気をつけていてもうっかりはある
18. 真夜中の怒りと懺悔
19. 決定的だったビワの葉エキス
20. ステロイドに伸びそうな手を引っ込めた日々
21. かゆみなしで過ごせた初めてのお正月
22. 突きつけられた娘の親友のアトピー。伴走支援がはじまった
23. 皮膚は排出器官である。皮膚は内臓の鏡である。

23話か。。。道のり長いな。 でも、待ってくれている方々がいるのでなるべく一気に書きあげようと思います!

 

セミナーで使う良質なビワの葉を求めて訪問させていただいた出島福祉村グループ。せっかくなら農園も見学させていただきたい!ということで、年始早々にも関わらず、ご案内いただきました。

長崎南端、海と山が隣接し、車通りもほとんどない地区にビワの葉農園が点在していました。

 

 

 

出島ファームは約1000本のビワの葉を育てているそう。

 

 

 

ビワの木って放っておくと、空たかーく伸びていきますよね。

 

 

でも、見てください。栽培されているビワの木は低く横に伸びていっています。収穫しやすいよう、ペットボトルを吊り下げ、横に伸びるよう工夫されているのです。

 

 

 

ご案内していただいた寺田さんに、無農薬栽培で大変なことは?と質問したところ、「草取り」とのこと。

 

 

除草剤を使えば全く草取りはしなくてよくなるが、無農薬栽培はそうはいかない。こちらの茶色小山は虫のふん。殺虫剤を撒くことはできないので、虫を見つけたら針を刺すとのこと。

 

 

 

 

毎日見回りをして、手入れをしていく。木の成長点を見分けて、どの枝を成長させていくのか見分けるのも大切な作業とおっしゃっていました。

 

 

1000本のビワの木の状態が全て寺田さんの頭に入ってる。

 

 

こうして大切に育てられたビワの葉は、出島福祉村の工場に運ばれて、洗う、乾燥させる、切る、ティーバックに詰めるという工程を経て、びわからMARKETで販売されています。

 

農園でビワの葉をいただいたので、さっそくチンキを作りはじめました!みなさんの想いのこもったビワの葉大切に使わせていただきます!

 

 

 

 

 

博多からJR特急で約2時間半。終点長崎駅の一つ手前、大浦駅でおり、社会福祉法人出島福祉村グループを訪ねました。

理事長の池田さんが出迎えてくださり、お話しさせていただきました。

 

 

 

もともと設計会社を経営していた池田さん。建築士として街づくりを行う中、障がい者や高齢者を取り巻く問題に触れ、「施設を建てても、施設ができることは一時的なケアのみ。当事者の人生はずっと続くのだから生涯にわたってサポートできる仕組みが必要では?」という問題意識に突き動かされたそうです。

 

 

こうして、社会福祉法人「出島福祉村」が誕生。

 

 

障害のある方とその家族に向けたサービスとして、

 

 

・子ども時代のサポートとして「放課後デイサービス」

・支援学校卒業後のサポートとして「サポート就労支援事業所」

・「見守り型のデイサービス」

 

 

を行っています。

 

 

そんな中、約10年前池田さんが目をつけたのがビワの葉でした。

 

 

就労支援事業所がある長崎県南端、長崎市宮崎町は全国でも有数のビワの産地。しかしながら、農場人口の減少で耕作放棄地が目につく現状。

 

 

ここから池田さん率いる出島福祉グループは「ビワ」を中心とした産業に注力し、『農林水産省農業6次化認定』を受け今に至ります。

 

 

【1次産業】

ビワ農業を担う「出島ファーム」

 

【2次産業】

ビワを製造加工する「出島福祉村」(障害のある方のサポート就労支援事業所でもある)

 

【3次産業】

ビワを使った商品企画・販売を行う「株式会社スカルパ」

 

 

※ちなみに私はこういう業態について、なんで3次化じゃなくて6次化なんだろうってずっと思ってたんです。この際、調べました。そしたら、、、「1次×2次×3次=6次化」なんだって!無知でした(泣)

 

お打ち合わせの席で、ビワの葉茶をいただきました。

 

 

(右)100%無農薬有機栽培ビワの葉

(中)緑茶+無農薬有機栽培ビワの葉

(左)紅茶+無農薬有機栽培ビワの葉

 

 

一口飲んでびっくり。

 

 

渋みが全然ない!

フルーティー!

上品!

 

 

ハーブティーより飲みやすいんです。

 

 

このビワ葉について、九州大学農学研究院・清水義准助教授にお願いし、研究をしてもらった結果、下記6つの結果が出たそう。(きちんと論文も出てます。英語だけど。もちろん読んだよ)

 

 

(1)骨密度の低下を抑制

(2)メラニン生成を抑制

(3)コラーゲン生成を促進

(4)保湿効果

(5)抗菌効果によるニキビ予防

(6)抗アレルギー効果

 

 

これに関しては、私は驚きませんよ。

 

 

だって、娘の見るも悲しい肌を救ってくれたのはビワの葉のエキスだもの。他じゃダメだったもの。塗っていいなら、飲んで様々な効果があるはずなんです。

 

 

採れたてのビワの葉をいただいたので、私も飲んだりぬったりいろいろ実験してみたいと思います。

 

明日は、ビワの葉農園と無農薬ビワの葉栽培について書きますね。今日はここまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

娘のアトピーを劇的に改善させたビワの葉。

 

 

「ステロイドを使いたくない乳幼児ママのための皮膚セミナー」で使う良質なビワの葉を探し求めておりました。

 

 

2018年産ビワ収穫量の都道府県ランキングはこちら。

 

1位長崎県(858トン)

2位千葉県(450トン)

3位鹿児島県(256トン)

 

※出典

『平成30年産びわ、おうとう、うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量』(平成30年11月)(農林水産省統計部)

 

全国いたるところにあるビワの木だけど、ビワが好む環境とは、海沿いで温暖な気候ということです。

 

なかでも、長崎の出荷量はダントツ。

 

 

福岡生まれの私は九州に格別愛着もあるので、長崎県のビワ農家さん、そのなかでも、「ビワの実」でなく、「ビワの葉」を収穫している農家さん探すことにしました。

 

 

これはすごく重要なことで、、、

 

 

同じビワ農家さんでも、ビワの実を栽培している農家さんとビワの葉を栽培している農家さんは、目的が違うので栽培プロセスが変わります。

 

 

ビワの実を収穫する場合、収穫時期は5月ごろ。前年の10月ぐらいからつぼみがなり始めるので、この10月から実がたわわになる5月までビワのエネルギーは葉にいかず、花や実、そして種に集中します。

 

 

人間と一緒ですね。

 

 

一旦妊娠すると、母体はそこそこにお腹の子を生かすため子どもにエネルギーがいく。

 

 

だから、ビワの葉農家さんは、10月から12月にかけてビワのつぼみや花を切ります。

 

 

(1)長崎県

(2)ビワの葉農家さん

(3)無農薬栽培

 

 

この3つの条件で農家さんを検索したり電話したりしてあたっていたのですが、なかなかない(汗)

 

 

ほとんどがビワの実農家さんで、細々ビワの葉栽培されていても「1回だけあるじきに農薬使うから、完全無農薬とはいえないんですよね〜」とのことで。

 

 

困った、、、

 

 

と思っていた矢先たどりついたのが、長崎の南端、今回訪問させていただいた社会福祉法人の出島福祉グループだったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

今回の正月休みは娘のアトピーに全く悩まされることなく過ぎしました。外食して少々食事が乱れても肌は荒れなかった。乾燥は少々あるので、帰省前に作ってきたバームを塗るだけでノートラブルでした。

 

こんなことは娘が生まれて初めてで、今まで頑張ってきた甲斐があったと胸をなでおろしていました。

 

 

夏休みに夫の実家で唐揚げを食べ、保育園の運動会前のスペシャル給食でサプライズで唐揚げを食べてから荒れまくった娘の肌。

 

 

 

 

 

多くのお母さんたちは我が子の母がこんな状態になってしまったらステロイドを使うと思います。さっと塗って肌をリセット。それからまた湿疹が出ないことを願う。私もそうだった。だって原因の特定ができなかったし、乳幼児アトピーのメカニズムを知らなかったから。

 

 

でも、

 

ステロイドとは何なのか

なぜ湿疹が出るのか

 

結局はこの2つの根本をつかまない限り、ステロイドと肌荒れのいたちごっこになります。

 

 

夏休みの「唐揚げ事件」、運動会前の「唐揚げ事件」、そして文化の日に起こった「五目おにぎり事件」。すべてPUFAと呼ばれる油が起因となり湿疹が出ました。

 

 

でも、約3ヶ月、食事療法と手作りスキンケアで11月末にはここまでキレイに。

ホントに子どもの肌の回復力ってすごいなと感じます。

 

 

 

娘は右足首が色素沈着がひどく、もうこれは一生治らないんだろうと思うぐらいでしたが、それでも回復するんですよね。子どもの肌は!

 

 

もちろんこの3ヶ月、入眠の際はかゆがることが続いたし、夜中もボリボリかいてその音で私が目覚め、夜中にまたスキンケアをするということも多々ありました。

 

 

でも下記のことがわかっていれば抜け出せる。

乳幼児アトピーであれば。親は大変なときもありますけどね。でも、子どもの生活を治しているうちに自分が健康になっていくメリットがあります。

 

ステロイドとは何なのか。

なぜ湿疹が出るのか。

生活する中で何に気をつければいいのか。

荒れた肌をどうケアすればいいのか。

かゆがった時どう対処すればいいのか。

 

 

今年は植物療法の講座と並行して、「ステロイドを使いたくない乳幼児ママのための皮膚セミナー」も行います。

 

セミナーするだけでなく、講座の中で手作りスキンケアの作り方も伝授しますし、お土産に私のお手製バームもつけようと計画中です。

 

 

この講座のみ、初回モニター価格にしようかと検討中。ご興味ある方がいたら、お声がけくださいませ。

 

 

幼児と神社という組み合わせはベストマッチではないかと最近思う。

 

 

神社は緑が多くて気がよい。

車がこないから急に走り出したりする幼児でもひとまずは安心。

 

 

御朱印集めをしている親なら、ただ公園に行くより自分も楽しめる。

 

 

今日は娘のエネルギー発散と私の楽しみのために、地元おなじみの太宰府天満宮に行ってきました!

 

 

福岡を離れて約20年。

昔訪れていた時よりも、かなり観光地化されて楽しい場所になってた!

 

 

食倒れ的な太宰府参りでしたが、

 

ここで梅ヶ枝餅食べてたんだろうなぁとか、

頭がよくなるように牛を撫でさせられたなぁとか、

 

 

親との思い出の断片が、急に顔を出す時がありました。

 

 

地元じゃないところに住んでいるので、自分が小さい頃親と行っていた場所に今度は自分が親になって娘と行くというのは私にはあまりない機会。

 

 

親の自分と子どもの自分が、あたりまえのようにその空間に共存してましたね。

 

 

自営業の両親とどこかに行けたことはほとんどないので、太宰府天満宮は3世代が共存する数少ない貴重な場所だとお腹パンパンになりながら思ったのでした