このブログの重要テーマの一つが「岩屋梓梁の事績顕彰」である.以前,聖徳太子と空海との関連の稿で岩屋梓梁の凄さを述べた.
扨て,岩屋梓梁については別のブログで面白い考察があることに最近私は気付いた.
このブログ主は岩屋梓梁と紀元前に生きていたモーゼが同一人物であるというふうに解釈している.もしそうであれば,窪田志一氏の書かれたことが全面的に否定される形になる.だから,私はそれは有り得ないと思っている.窪田氏によると岩屋梓梁の生まれは1496年であり,モーゼとは2000年程も開きがある.また,岩屋梓梁は石屋真梁とマホラム,及び,薩菩聖の生まれ変わりである.そういった,日本とペルシャに関わる人々が岩屋梓梁の魂に結びついているというのが窪田氏の考えであり,私もそれを肯定する.
一方で,「エタという約300万人の隠れたエリート集団があり,」という表現は大変宜しい.易断政府に関わった易断党は日本全国に300万人は実際にいただろう.そういった方々が現在部落民として地方の田舎に追いやられて過ごしている.徳川幕府が執って来た政策として最も恥ずべきことが,差別制度として「穢多・非人」という最低レベルの身分を設定したことである.これは私のような本当の易断党の末裔からすると心底心外である.唯,江戸時代に本当にそういった差別制度があったのか,或いは,明治初年の歴史研究家達が捏造したことなのかは不明である.
モーゼについては何れ詳しく述べるが,ユダヤ人に関わるエピソードは多くが捏造である.端的にいえばモーゼは優良星界からのエージェントである.そのモーゼの生まれ変わりはなんと宇宙学教室の橋本直様こと第2代取次の器械である.橋本直女史は神からのお告げでモーゼの時代に自信が犯した宜しからぬ行いを知り,御神業の場で深く懺悔しておられる.宇宙学教室の霊界通信にはこの他イエス・キリストやアブラハム,卑弥呼も登場するので何れ詳しく述べたい.
この他,丹波哲郎氏の「霊人の証明」には長南年恵女史が自動書記現象を起こす場面が記されおり,それが弘法大師によると言われている.弘法大師空海とは実は岩屋梓梁のペンネームであり,自身の超能力を物語のキャラクターにして記録したのである.岩屋梓梁が霊界から働きかけて長南年恵女史を使って奇跡を人々に見せたのかもしれない.霊界,或いは,より高い所の天界から地上に棲む我々人間に様々な形で当時啓蒙活動をして下さっていた.現在においても,毎日ありと悉ゆる形でメッセージを送って下さっているに違いないが,その天界の活動に岩屋梓梁の魂が参加しているのか,或いは,転生して別の人間として生きているのかは不明である.
以上,兎に角,岩屋梓梁については窪田志一氏他の著書をしっかりと読んで本当の日本の歴史に触れてほしいものである.但し,窪田志一氏自身も大正から昭和の時代に生きていた方なので,室町時代に本当は何があったかについては不明な点は多かった筈である.真の歴史を知るには,やはり,スウェーデンボルグの如く地球上空を取り巻く波動帯に自らアクセスし同調して知るのが賢明である.
文献
(1) 窪田 志一:易断政府を樹立した岩屋梓梁,岩屋梓梁と易断政府研究会,(1972).
(2) 丹波 哲郎:霊人の証明,中央アート出版社,(1983).