前回からの続きを記す.
御神示No.44 「宇宙間の適者の理」 取次の神より (続き)
過般に述べし如く,従来は此の低級なる魂の者達も高級になるを待ち望みて地球地上に生かされ有りしなるも,地球の天位転換期に際し低級なる魂の者は何時迄も地球に生かし置く訳には参らざるなり.汝等の銀河系にて地球の一日時間中に数千個の惑星が天則に反して流星と化しつつ有るなり.是,其の惑星に棲む人類達が生命進化に逆行する者達多きが故に自らが起こせし最大の不祥事なり.
偖て,先に「試練を以て鍛えねばならぬなり」と申せしが,汝等考え有れ.地球人類は長年に亘りて殆どの者達が己れ耳を生かす為に生き来たるなり.故に神が申す如く他を利し他を生かす為に尽くすは地球人類にとりては仲々の至難の行なり.己が暮しを守る耳にても大いなる試練なるに,神の申す他を利し他を生かす等到底出来ざるなりと思う者達有るが故に地球社会は改善出来ざるなり.
宇宙間には「他を生かす者は生かされん」と申す法則有り.此の法則を克く知り利他愛の心にて生くる者は宇宙間の適者の理に基づきて生くる者なり.是,地球人類にとりては仲々至難の行なれど,此の至難なるは地球人類が永年の修行を怠りて暮せし故なりて,地球人類が如何に至難なりと申しても宇宙の法則は変わらざるなり.天の仕組みを変更する訳には参らざるなり.地球の天位転換の進展に変更は無きなり.此の事克く知り置くべし.
汝等神の講義を読む者達,神は地球社会の在り方に対する忠告を斯く与え有るも,是を読みて己が心を暗くしてはならぬ.常に心は明るく美しく楽しく保たねばならぬ.講義を読むは必要なれど講義は暗き事も解く(説く?)が故に心を明るく保つ様自己鍛錬を為すべし.
昭和61年2月11日未明 神 示
<解説> (Shinmoedake2011による)
・以前述べたように,従来はこの低級な魂の者達も高級になるのを待ち望んで地球地上に生かされて来た.
・が,地球の天位転換期に際し,低級な魂の者は何時迄も地球に生かしておく訳にはいかないのである.
・天位転換については以前の御神示で述べた.
・お前等(我々)の天の川銀河系で地球の一日24時間中に数千個の惑星が天則に反した行為の所為で流星と化しつつ有るのである.
・これはその惑星に棲む人間達の中で生命進化に逆行する者達の割合が多い為に自らが起こした最大の不祥事なのである.
・先に「試練を以て鍛えねばならぬなり」と述べたが,お前等(我々),考えてみよ.
・地球人類は長年に亘って殆どの者達が自分だけを生かす為に生きて来た.
・故に,神が言うように他を利し,他を生かす為に尽くすのは地球人類にとっては仲々の至難の行である.
・自分自身及び家族の暮しを守るだけでも大きな試練であるのに,神が述べる他を利し他を生かす等到底出来ないと思う者達が大勢いる筈だ.
・故に,地球社会は改善出来ないのである.
・宇宙には「他を生かす者こそが生かされる」という法則が有る.
・この法則をよく知り,利他愛の心で生きる者は宇宙の適者の理に基づいて生きる者である.
・これは地球人類にとって仲々の至難の行ではあるが,この至難であるのは地球人類が永年の修行を怠って暮して来た所為である.
・地球人類が如何に困難無理であると言っても宇宙の法則は変わらないし,天の仕組みを変更する訳にはいかない.
・地球の天位転換の進展に変更は無いのである.
・この事をよく知っておくべし.
・お前等(我々),神の講義を読む者達に次のように告げる.
・神は地球社会の在り方に対する忠告をこのように与えるが,これを読んで自分の心を暗くしてはならない.
・常に,心は明るく美しく楽しく保たねばならぬ.
・講義を読むのは必要であるけれども,講義は暗い事も説く.
・だから,心を明るく保つように常に自己鍛錬をすべし.
今回の御神示では遂に宇宙の現状が赤裸々に述べられた.「汝等の銀河系にて地球の一日時間中に数千個の惑星が天則に反して流星と化しつつ有るなり.」これは凄まじいことである.天の川銀河には一体今幾千億幾千兆の星々が存在しているのだろうか.その中でたったの1日で数千もの惑星が流星となって滅亡しているのである.地上文明に棲む不良人間が死滅するだけでなく,惑星諸共破壊されるということは,正に大破滅である.この事は以前記した御神示でも述べられた.
2024年現在の我々地球地上の状態は一体どうなっているのか?流星化に向っているのだろうか?人々があまりにも我欲を捨て切れず宇宙に目覚めない所為で,優良星界では最早これ以上の「助け」を諦めているのではないか?太陽系評議会の中には「太陽系第3惑星地球の流星化も止む無し」とする勢力もひょっとすると存在しているかもしれない.唯,地球内部に居られる高級な真の地球人達が未だこの空洞世界に留まっておられるなら安心だが.
兎に角,現在人々が入手すべき最も重要な情報は,この惑星地球の流星化の可能性についてである.多くの人々がこのことを深く認識すべきである.紛争やら政治・経済・金融など極些細なことに拘泥している場合ではない.他の惑星を知れよ,宇宙の様子を探れよ,私は何かもう優良星界宇宙人からのそのような憤怒𠮟咤が聞こえてくる感じがするのである.
最後に,「神は地球社会の在り方に対する忠告を斯く与え有るも,是を読みて己が心を暗くしてはならぬ.常に心は明るく美しく楽しく保たねばならぬ.」とある.これが我々にとって最も困難である.現状は地球社会が恐ろしく低級で救いようがないのは一目瞭然である.こういった「ヤバイ」状況下でも,神は「明るく美しく楽しく」あれよと述べている.要するに,他を咎めたり,自身の行く末を心配したりすることなく,全てを神に委ねよという事である.様々な事に気付いてしまっているこのブログの読者にとっては,孤独な日々の苦しい生活を笑顔で楽しくやっていくというのは正に過酷な修行だなあと,私はいつも本当につくづく感じるのである.
引用=城戸 縁信:宇宙間の適者の理,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.161,(1986).