前回からの続きを記す.
御神示No.43 「地球の天位転換」 取次の神より (続き)
宇宙間に散在せし幾億とも知れざる星々は,夫々の星固有の天体上の法則による天位から成る波動を,宇宙空間からも,夫々の親星からも受け,また自らも発するものなり.此の親星から受ける波動が,其の星に棲む生命にとりて一段と進化を早める微妙なる波動を新たに加えらるる事を其の星の昇格と申すなり.是夫々其の星の天体上に占める位置の昇格なるが故に其の星の「天位昇格」と申すなり.然れど地球は,未だに地球人類が過去より積み重ねたる業想念の自壊作用の終結為さざるが故に「天位転換」と申すなり.
往年,田原澄を通じて申せし「地球が優良星界の位置に昇格なしたり」と為すは此の意味なり.なれど親星なる太陽より送らるる波動が徐々に徐々に高まりて何れは優良星界と同格の波動を送られるようになるも,現時点に於ては未だに優良星界の若き星同様の波動を送る事叶わざるなり.此の微妙なる波動を徐々に徐々に高めゆかねばならぬなり.若し一挙性急に此の高き波動を地球に送るならば,地球人類が永年累積為し来たる業想念・悪想念の自壊作用直ちに発こりて,汝等の申す天変地異地上至る処に俄然起こりて地上は一大破壊を演ずるなり.此の業想念・悪想念は破壊の想念の集積なるが故なり.故に徐々に徐々に波動を高めゆかねばならぬ訳なり.此の高き波動と申すは浄化力の強き波動なるが故なり.
昭和58年4月9日 未明 神示
<解説> (Shinmoedake2011による)
・宇宙に散在している幾億とも幾兆とも知れない星々は,夫々の星固有の天体上の法則による天位から成る波動を発している.
・また,宇宙空間からも夫々の親星からも受けつつ,また自らも発するものである.
・この親星から受ける波動が,その星に棲む生命にとって一段と進化を早める微妙な波動であって,それが新たに加えられる事をその星の昇格というのである.
・これは夫々その星の天体上に占める位置の昇格であるが故に,その星の「天位昇格」と謂うのである.
・しかし,地球の場合は未だに地球人類が過去から積み重ねて来た業想念の自壊作用が終結しないから,「天位転換」とここでは述べておくのである.
※業想念とはここでは宿業(カルマ)のことであろう.
・以前,宇宙学教室の創設者田原澄女史を通じて述べた「地球が優良星界の位置に昇格した」というのはこの意味である.
・しかし,親星である太陽から送られる波動が徐々に徐々に高まって来て,何れは優良星界と同格の波動を送られるようになるのである.
・がしかし,現時点においては未だに優良星界の若い星同様の波動を送る事は叶わない.
・この微妙な波動を徐々に徐々に高めてゆかねばならぬのである.
・もし,一挙性急にこの高い波動を地球に送るならば,地球人類が永年累積して来た業想念・悪想念の自壊作用が直ちに発生して,お前等(我々)が言う所の天変地異が地上至る処に急に起こって,地上には一大破壊が齎されるだろう.
・この業想念・悪想念は破壊の想念の集積であるからである.
・故に,徐々に徐々に波動を高めてゆかねばならないのである.
・この高い波動というのは浄化力の強い波動である所為である.
今回の御神示では「高き波動」について述べられたが,その波動とは一体如何なるものだろうか?波動の種類については以前鉱物を考えた時に述べた.
図表28 宇宙に存在する波動の形態
この図表28には我々の低級科学文化が今認識しているNo.1物質波,No.2電磁波,No.3磁気波の他に,数多くの種類の波動の存在が示されている.途方もなく多くの種類の波動がこの宇宙には存在しているにも拘らず,我々地球人類は3つ目までしか未だ認識できていない.そのたった3つだけを使って恰もこの宇宙を全て理解できたかのような態度で,特に宇宙科学を専門とする科学者が本質に到達し得ない研究を間違った方法で進めているのである.しかも,毎日鶏肉・豚肉・牛肉の肉食をしてである.馬鹿か?人間から虐待される動物が発するネガティブな波動が環境に著しい悪影響を及ぼしていることに何故気付かないのだろうか.「この宇宙には未だ認識できていない何かがあるに違いない」という謙虚で調和を重んじる姿勢の者は科学業界には残念ながらあまりいない.
兎に角,この御神示にある太陽からの高い微妙で精妙な波動とはこの図表28の精々No.6のFIEGHOK迄だろうか.人々が「洗心」と「調和」を実践できれば,環境が変わって,この高い波動をキャッチできるようになる筈だが....ああ,地球地上の科学の進歩は遅々としていて,もう,本当に哀れなものだ.
引用=城戸 縁信:地球の天位転換,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.128,(1983).
文献=足立 育朗:宇宙からのメッセージ 波動の法則,ナチュラルスピリット,(2007).