以前,美空ひばりの霊界通信を話題にした.

 

 

霊界でもある種のサイトでは生前歌手であった人々の歌声や演奏が鳴り響いているに違いない.霊界に住む人々は我々の3次元世界にいるときよりもうんと聴覚や視覚が研ぎ澄まされて鋭くなると言われる.なので,超絶的に洗練された美しい旋律とメロディハーモニーが霊界の特定の場所では聞こえて来るに違いない.
 昭和の時代に神は我々地球人に美しい想念を発せよと宣われた.また,美しい声や歌を聴けよと仰っている.その内容について今回は詳しく学んでみよう.

  御神示No.37 「美しき想念を発せよ」 取次の神より

 汝等宇宙学を学ぶ者達幸いなり.此の大宇宙は,宇宙創造の大神様の御想念にて織り為されたる生命進化の道場なり.亦,生命の永遠の安住の場なり.
 各々の天体は元より大神様の御創造為されし天体なるも,其の天体上に棲む人類が美しき心にて暮す時,其の天体波動高められ,より美しき諸条件を調える*1天体となるなり.
 各々人類は外面に美を求むるには非ず,各個々人の心の内面にこそ美を想像せよ.その心の内面の美が軈て*2外部に投影され全ての波動高められ現実の美となるならん.
 汝等一人一人の人間が美しき想念を発する時,醜悪なるもの一切消失し,山川草木四季の変化悉くが美しく輝かん.
 地球人類が永年に亘りて誤りたる想念を起こし続け,自ら混乱の状態を創作為し来たるを反省し,一人一人が美しき想念を発するべし.
 汝等,大神様の御諚を守りて生くるべし.「御法度の心」は汚き想念なり.「常の心」は美しき想念なり.地球人の一人一人が美しき想念を発する時,地球は明るく開かれん.
 汝等地球人類は,常に美しき心にて暮すべし.美しき言葉を発し,耳に美しき声を聞き,美しき歌を聴き,美しき奏楽を聴くべし.美しき言葉と美しき歌と美しき奏楽の旋律は,聴く者の心に明朗と勇躍を与え,その人格に美と昂揚を齎さん.この時万物も美と高揚の波動にて浄められん.
 宇宙間に於ける優良星界人類は,地球人類が自らの心を洗い浄め,美しき心にて暮すを待ち望むるなり.地球地上が美しき心の波動にて高まる刻*3,他の天体より優良星界人地球地上に降り来たり,地球人類を祝福し,地球の文明に新しき宇宙文明を齎さん.
  昭和60年9月3日 未明  神示


*1 ととのえる
*2 やがて
*3 とき

<解説> (Shinmoedake2011による)
・「此の大宇宙は,宇宙創造の大神様の御想念にて織り為されたる生命進化の『道場』なり」という表現は,如何にも昭和の時代における日本古来の武道や茶道等を重んじる精神が反映されている感じがして私は凄く好きだ.
・「美しい想念」とあるのは要するに「洗心」の常の心「強く正しく明るく,…」のことである.

 

 

・声や歌,奏楽,旋律など美しいものを聴くようにしなさいと神は仰った.ロックンロールなど騒々しい音楽は極力聴くなよ,という意味でもある.
・「地球地上が美しき心の波動にて高まる刻,他の天体より優良星界人地球地上に降り来たり,地球人類を祝福し,地球の文明に新しき宇宙文明を齎さん.」とあるのは実に喜ばしい.我々宇宙学を学ぶ者にとって凄く励みになる.要するに,我々は肉体や物質にあまりにも執着し過ぎて難しいことを日夜考え続けてばかりいる.そうではなく,美しい想念で欲を出さず日々喜々楽々で生きる事を実践すれば,もう,それだけで良いということである.

 以上,今回の御神示では割と平易な文章で心に響くことが幾つか述べられた.世の科学者の方々には是非この御神示をじっくりと読んで頂きたい.今取り組んでいるその地球文明社会独自の科学研究は宇宙文明の常識が許す真の文明社会の構築には一切貢献しない.寧ろ,数式や法則を見出すとかややこしい難しいことは悪想念を発する.したがって,「研究」を直ちに辞めて,美しい想念を発することに注力すべきである.まあ,人間が発する想念波動について研究する科学者が殆どいない現状では,これらの実践は到底無理な話だが.

引用
城戸 縁信:美しき想念を発せよ,宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.156,(1986).