霊界からの美空ひばりさんのお言葉をこれまで2回記してきた.
今回が最終回である.人間は死後に霊界でどのように過ごすべきかが示してある.では,前回からの続きである.
美空ひばり霊の語り (平成4年10月19日受信) -最終回-
<誰が,ひばりと名付けたのか>
母だと思います.ひばりは高い声も低い声も色々と七色の声を出しますヨ.美しい空を素晴らしい声で飛ぶ,私は舞台の上で歌う.
<お好きな歌は>
私は横浜生まれで,浜の歌,港の歌が好きでした.海の歌では「港町十三番地」,あの歌が好きでした.私が死ぬ前に歌った「川の流れのように」,あれは詩を語らなければなりませんので仲々歌えそうで歌えないんです.私の人生を川と見て,流れの様に来た事を表していると思います.私の川の流れはキレイな素晴らしい流れの音が聞こえる.川の流れの様に私は一生を終わらせて頂きました.
(「川の流れのように」を歌い出す)
音が聞こえて来ました.川の流れの音が聞こえて来ました.素晴らしい川でございます….軽くなりました.
(今度はハミングしながら歌い出す)
何だか体が動き出しましたヨ.
(「港町十三番地」「車屋さん」など次々に口ずさみ出す)
もう切りがございません,二千も三千も(曲が)ございますから,何か舞台に出たようで…美空ひばりでございます….
(御教え拝唱)
分かりました.私も霊界で修行をさせて頂きます.洵に有難うございました.ちょっと何か舞台の口上の様になりましたけれども,洵に有難うございました.
―完―
歌の話になると美空ひばりさんはもう疼いて,歌わずにはおれない心境になったというふうな様子がありありと伝わって来る.数多くのヒット曲の中で本人は「港町十三番地」が好きだったんだなあと思うと,また聞きたくなってくる.そして,何より私は霊界での美空ひばりさんの歌声を是非直接拝聴したい.霊界でも現役の時のお声そのままであるに違いない.或いは,より研ぎ澄まされた素晴らしいものに成長していらっしゃる筈だ.だから,私は死んで霊界入りするのが楽しみだ.巷には死ぬことを何か恐怖とか暗いイメージで捉えるのが普通であるように仕向けている奴らがいる.そういった事共に煩わされることなく,人々が明るい気持ちで霊界入りを迎えねばならないのである.
最後に「御教え拝唱」とあるのは授諭者の木村氏が洗心「常の心」強く正しく明るく,...と大神様の御教えを唱える.これを御霊様は聴いて有難いと思うこともあれば,邪な霊であれば「やかましいわ」と叫び狂い出す時があったりする.美空ひばりさんは静かに「分かりました」と頷かれたようである.霊界浄化とはこのようにして霊魂となった方々に現世にいる我々と同じ教えを説くことで浄化するのである.誠に有難いお仕組みである.
引用=霊界浄化通信 (補助器械 木村女史・授諭者 木村氏):宇宙の理,ザ・コスモロジー,No.249,p.44,(1993).