「銀河連合」と聞くと「ああ,あの胡散臭い本とかYoutube動画に出てくる例の話ね」というふうに拒否反応を示す人々がいる.地球文化をこれまで牛耳って来た邪な勢力にとっては,それこそが連中の狡猾な手口なのである.「銀河連合なんてある訳ないじゃん」というふうに日本人が呑気に構えてくれないと邪神・邪霊はこの地球での支配権を維持出来ないのである.ということは,最近出版された銀河連合の使者と名乗る宇宙人とのチャネリングの本やら,動画での執拗な売り込みはその背後にいる悪質な勢力が働きかけたものであるに違いない.
 ところで,波動の法則の足立育朗氏の言説の確からしさについては以前話題にした.

 

 

その足立氏の著書「波動の法則Ⅱ 真 地球の歴史」の最後に銀河連合からの愛のメッセージとして次の一節がある.

「今あなた方にとって一番大切な準備は何にも増して心の調和をとることです.これから地球にはテレポーテーション前の最終的な気付きへのメッセージとして様々な事が同時多発全地域的に現象化して参りますが,それらを素直な謙虚な意識で受け止めて下さい.そして,一人一人が今回地球に生まれる前にEXA PIECO(本質の意識と意志,魂) として決心し,プログラムして来た役割に気付き,意識変換し,実行され,出来得る限り多くの存在物と共に目的の時空元で地球と一体化して,より自然で調和のとれたEVHAの文化を実現して下さい.」

私は銀河連合からの情報と称するものについて幾つかのソースを調べて来たが,内容から判断してこの一文こそが正しく本物で真実であるというふうに直観的に感じるのである.
 先ず,「心の調和」とは宇宙学で謂うところの「洗心」だろう.洗心の重要性についてはこれまで御神示を示しつつ述べて来た.

 

 

 次に,「様々な事が同時多発全地域的に現象化」するとあるが,これは天災であったりテロであったり,多くのネガティヴな事象も含まれているに違いない.この著書が出版されたのが1998年だから,この3年後の2001年9月11日のアメリカ同時多発テロとその後の紛争戦争をある意味では正しく予言されていたといってもよいだろう.この20数年間の地球特に日本においては,天災地変によって庶民は大変苦しい生活を強いられたり,感染症が流行ったりと様々な事が実際に起こって来た.現在,2023年が終りに近くなって益々周囲が慌しくなって来ているように感じるが,私だけだろうか.
 また,地球のテレポーテ-ションについては足立育朗氏は著書以外にも講演録などで頻繁に「近い将来起こる」と述べられている.それがいつになるかは現時点では未だ何も誰も分からない.唯,この著書にある様に地球がある種の次元上昇を達成した瞬間に,太陽と月を伴ってこの天の川銀河の中心に近い位置に移動するらしい.テレポーテーションによって人体は一旦クォークに分解され,この宇宙を構成するエネルギー体に変化する.そして,テレポーテーションした先で再び自らの元の形の人体に戻されるらしい.但しその際,高次元の波動に耐えられない人はクォークの儘宇宙空間に留まるということになる.そうすると,テレポーテーションした先では一体何が現状と大きく変わるだろうか.少なくとも,夜空に輝く星々の様子が劇的に変化するだろう.また,UFOが頻繁に飛び交う賑やかな文明文化にこの地球が発展するに違いない.
 更に,我々がこの地球地上に誕生する前の霊魂の状態から「プログラムして来た役割があることに気付き,…」とあるが,これは何の為に生まれて来たかをもう一度よく思い出してみる事が大事だという意味である.生まれる前に一体私の魂は何をプログラムしていたのだろうか.やはり,カルマの解消が最大のテーマであったように感じる.多くの困難を乗り越えてカルマを解消すること,そして,このブログで多くを記して来たように同朋に本当に大事なことをお伝えするということが私の役割である様に感じている.
 巷では緊急放送システムEBSが近々発動する云々と騒ぐ一部の人々が存在するが,実際の処どうなるだろうか.或いは,宇宙学教室では昭和40年ごろの田原澄女史の御言葉には「不良星地球の人類が優良星界宇宙人とお付き合いをし始めるのが400年後である」と予言しておられる.果たして,この地球文化が今後どのように変化するかが私共にとって大変興味深い所ではある.だが,欲を出して人々に先んじてこういった情報に触れたことで有頂天になり,優越感に浸り自惚れたりすることは銀河連合が決して望むことではない.上記の御言葉にある様に何事に対しても「素直に謙虚に」を実践しなければならない.

文献
1) 足立 育朗:波動の法則Ⅱ 真 地球の歴史,PHP研究所,(1998).