アニメ「鬼滅の刃」の人気は凄まじい.2年程前の映画に至っては,あのジブリ作品を凌駕する程の勢いであった.私も家族と一緒に漫画を読んだり,テレビの再放送を見たりして毎回楽しみにしている.宿敵「鬼舞辻 無惨」を倒すべく鬼殺隊全員でチームとなって戦いに挑む姿に私は物凄く感銘を受ける.
ただ,多くの人々の中で何故「無惨」等のような「鬼」がこの現実世界に闇で暗躍し跳梁跋扈しているのかについて深く考える人は少ないのではないか?作中,無惨は最下層の鬼どもの「人間を食らいたい,十二鬼月に選抜されたい」という「我欲」を利用して悪の連携を保っているわけである.低級な鬼どもがその欲さえ持たなければ悪の頂点に君臨している「無惨」など存在する意義がなくなる.この点について映画「無限列車」を観た中高生に直接語り掛けたいものである.
「鬼は実在する」
「鬼」とは現実世界では我々と異なる次元に棲息する邪神・邪霊のことではないか?或いは,その邪神・邪霊の傀儡となって自らの我欲を満たすべく蠢く低級なゴロツキ地球人のことではないか?抑々,邪神・邪霊がどのように発生するかについては以前話題にした.
今現在も鬼滅の刃は世界に向けて新作の上映中であるが,その人気は衰えを見せない.その理由は一体何処にあるのだろうか?人気の要因の一つとしては,例えば霊界の存在の確かさを明解に示してくれている点にあるだろう.遊郭編最終話において上弦の鬼「堕姫」兄妹の霊界への旅立ちのシーンでは,彼等が自ら灼熱の地獄へと共に歩んで行く姿が大変印象的であった.
霊界は様々な階層の世界になっていて,地獄から天国迄多くの種類の霊魂が存在している.
地獄に落ちるというのは閻魔大王の指示によって連れて行かれるということではなく,自ら選択してその道を進んで行くのだという.この鬼滅の刃が日本人のみならず海外でも多くの人々を魅了する理由は,本質的な魂の問題に行き着くことだ.「鬼は嘗て俺達と同じ人間だったんだ」というセリフには多くの人々が深い大きな愛念を感じるし,魂を揺さぶられる.
ところで,原作者の吾峠呼世晴とは一体何者か?まるで,鬼滅の刃を世に出す為だけに登場してきた感がある.顔も素性も公表されてはいない.また,制作会社ufotableとはどんな存在か?ネーミングからして私は彼等が普通の日本人ではないように感じる.
一方で,御神示には優良星界宇宙人が人々を正しい道に進ませるべく,陰に陽に動いて下さっているといった表現がある.
ということは,さては,この「鬼滅の刃」プロジェクトは優良星界宇宙人による地球人啓蒙作戦の一環ではないか?アニメの描写の根底に流れる家族や仲間等の人間に対する愛のみならず,鬼に対しても強い「愛念」を抱く主人公竈門炭治郎の姿は優良星界入りする地球人としての模範のように思える.また,闇や霊界など多次元世界を広く認識させることが,私がいつも話題にする宇宙学の御神示の内容と一部合致する.また,作中の「鬼退治」が現実世界での邪神・邪霊祓いや不良人間捕獲作戦とシンクロしているように感じる.確かに,ここ数年,世界政府DSの構成員の多くが逮捕されたといった情報がネット上には散見される.
4月から新たなシリーズが始まる.鬼の開祖を打倒すべく,炭治郎達が益々結束を強めて行く.炭治郎達が自身の超能力を徐々に開顕させ凄まじいパワーを発揮し,強敵「上弦の鬼」を次々に退治して行く強い姿から我々日本人は大きな勇気と感動を与えられている.
というわけで,是非,この作品を宇宙学的な観点から再度見て頂きたいものである.