我が家は在来工法の木造住宅。
平成9(1997)年 4月に完成した。なので築27年。
住宅ローンは30年で組んでいたので、夫の定年とともにそれも終了、あとは、夫婦 細々と生きていければ良いと思っていた。
が、問題が一つ。
欠陥住宅だったのだ。(ハウスメーカーはとうに倒産)
新築時より、交通振動に悩まされてきた。
来客時にはよく客を「地震!?」と慌てさせたものだが、
「悩まされ」とは言え、自分達はもう慣れっこになっていた。
しかし、熊本地震で2度 被災、ヤバいなと感じ、
昨年、南海トラフについて調べていた際に、
「住宅は、揺れのダメージを蓄積する」ことを知った。
そんなこと当たり前なのかも知れないが真実を認めたくなくて、
なんとなく、「揺れを繰り返すたびに地盤が締まって安定するんじゃないか」くらい思っていた(アホ)。
そこで、耐震リフォームについて調べていたところ
このような動画を発見。
漫画のような、「ヒッ」という声が出た。
・・・色々と考えた。
自分達の老後、息子への相続、
そして、これから遠くない将来に起こる南海トラフ地震。
一階が倒壊し車が潰れて逃げられなくなったらオワリだし
もし、息子が被災して帰る場所が無いのも嫌だし
そもそも両隣に被害を出しては、申し訳無いでは済まないし。
そこで、できるだけのことをしようと考えた。
本当は積水のMIRAIE(ミライエ)が良かったのだが、リフォームには対応していない。
そこで、これはもう出会い/直感でしかなかったが、
バイクのサスペンションにも使われている、オイルダンパーを付けることに。
※積水系ハウスメーカーの日本住建が「意味が無い施工 ワースト2位」として挙げている。…ヒドいと思う。ただ批判するだけなんて。
それを決めたのがちょうど一年前。
ところが、いざ工事、という段になって次々と問題が発覚。
・・・これは、
若気の至りで欠陥住宅を建ててしまった私が、
できる限り低価格で、できる限りの地震対策を行う、その記録である。