天幕劇場深海洋燈『燈のあたらない川に流れる人鳥(ペンギン)』
2024年5月3日(金祝)~5月12日(日)多摩センター 特設テント
【キャストブログ更新‼️⑩気田睦】
深海洋燈について
気田 睦
はい!私が、気田睦(けたむつみ)です。
いきなりですが、どうでもいい話をしてもいいですか?気田ちゃんは、アメリカやイギリスの巨大オーディション番組が大嫌いです。
観ても、おいら、何も心が一ミリも動かない。
逆に気持ち悪くなるんだ。
そこで、色々考えたけれど国民性に理由があると気づいた。『リアクション』演出です。
イギリスやアメリカの方々の『リアクション』が自分よりも先駆けて大げさで過剰に動いてさらに演出として表現されているためでしたよ。
マジキモいねん!やめろや!……はい、これは個人の感想と経験なので、誰も悪くない。ただわたくしがそう思っているだけ。
まあ、いいや。どうでもいい話は終了さ。
ていうか、俺は、二十代でテント演劇のパイオニア
「唐十郎」の紅テント劇団『唐組』に入団し、ずーっと修行してきたんだべ。だから、わしは野外の特設のテントでの舞台演劇に特化したフィジカルとメンタルを勝手に身につけてなんてカッコよく言いたかったけど恥ずかしくなってきたのでやーめた。
唐組活動十数年の後、色々あって退団し、それでも演劇を続けていました。例えばよう、自分の団体を作って表現を模索したり、やりたいことだけしかしないと決めた働かなくなったり、一日中酒を飲んでみたらどんな風になるかためしてみたり、など、そんな中劇団深海洋燈が旗揚げし、シュヴァンクマイエル的世界観(※個人妄想)に感心している中、お声をかけていただいたのでごんす。
『KID』という作品からのお付き合いになるんじゃ。ありがトーマス出発進行!
拝啓、深海洋燈殿
なんだかんだ、常に大切に扱っていただきありがとうございます。僕はそれほどの人間でもないのにこの集団はいつでもどんな時も僕を迎え入れてくれる日々の連続です。
「なんとかなります!」という『申大樹』くん。
「いつもそうなんで気にしないでください」の『傳田圭菜』ちゃん。
「うんうん…それは分かってるんだけども、ああハイ了解」の『小林由尚』。
さらに、「ええっと…みなさん、聞いてください!!」の『武田治香』。
「通じてる?ちゃんとやって!」のステージング演出兼ダンサー『史椛穂』。
「まあ…オッケーです」の音響デザイナーの『かず』くん。
美しいほどにバラバラのクリエイティブ集団『深海洋燈』。わしが関わるたびに、さて、どれほどの力になれているのだろうかと毎度毎回自問自答するんでげす。
「どこへいくにも、心を込めて行きなさい」
孔子のセンコーが言っとったべ。
そうさ、心を込めて!それでいいのさ!
とにかく僕らが心躍って進まなきゃ。だぜ!
この冒険のホスト役は俺たちなんだ。つまりね、わしらが目指したいのは…、お客さんに新しい風景をご提供するってんじゃないのよ。もちろんそういうこともあるかもしれないけどさ、なんていうかさあ、
『新しい目』を持ってもらえたら、勝ちじゃないですか?うん。きっとそうだ。僕だけでなくこちら側表現者は、是非ともそうあろうと努力し邁進し信じ願い続けていくべきなんだ。
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