茶畑の見えるカフェ 水仙月にて |  心樹庵 おちゃこよみ

 心樹庵 おちゃこよみ

  
 奈良の古い街並みが今も残る“ならまち”で日本茶と
中国茶の専門店を開いています。

悠久の都~奈良から大好きなお茶の魅力を発信して
いきます。

 
 
奈良駅から県道80号線を車で20分ほど行くと見えてくる木目の大きな看板。
この日のお茶会の会場はここ『水仙月』です。
 
2017年の11月にできたばかりの木の匂い香るカフェ。
ここは25年以上前に設立した社会福祉法人 青葉仁会(あおはにかい)が経営するカフェ・レストランの一つです。
社会生活が困難な方たちのための生活介護や就労支援などを主に行っています。
青葉仁会は可能な範囲でカフェの運営に関わったり紙漉き、石鹸、野菜やお茶などのものづくりをすることで社会と関わったり自分のための人生を歩む人たちのサポートをしているのですが、ここに関わる人達みんながやさしくて穏やかで陽だまりのような場所です。
系列のお店が何軒もあるのですが、料理も石窯ピザとか本格的で美味い!身体も心も喜ぶスペースです。
 
 
ここは場所がらサイクリストが休憩に立ち寄ることも多いので、自転車を立てかける設備もあります。
 (私、アウトドア系一切無知ですので、ロードバイクにはスタンドがないって今更知りました(-"-;A)
 
奈良はサイクリングロードに適した道がたくさんあって、この80号線も結構なアップダウンと茶畑を堪能?できるコースで人気があるらしく、サイクリングする人をよく見かけます。
 
建物は表から見ると一階建てのようですが、この下の階に作業場があり、そこでは利用者さんたちが紙漉きの制作をしています。茶葉を漉き込んでランチョンマットを作ったり、のれんやコースターなど様々なアイテムを生み出しています。
 

 
この日は月ヶ瀬桃香野の上久保淳一さんの荒茶つゆひかりをスタートに、水出し冷茶や同じ生産家さんの仕上げ茶でお茶入れ実践などなど、最後は青葉仁会の利用者さんたちが手摘みして作った紅茶で締めたお茶会でした。
 
 
南からも北からも大きな窓の外には茶畑が見えます。
まだこの時期で寒冷紗なのは、てん茶用でしょうか・・・
近年、奈良も煎茶に替わり加工用抹茶の原料であるてん茶の生産がどんどん増えています。
 
 
スタッフみなさん、よい笑顔♪
 
ぜひ、機会があれば立ち寄ってください。
お茶もいろいろ揃えてますし、利用者さんたちが作っているさつまいもをアレンジしたスイーツやランチも楽しめます(^_^)v