心樹庵 おちゃこよみ

 心樹庵 おちゃこよみ

  
 奈良の古い街並みが今も残る“ならまち”で日本茶と
中国茶の専門店を開いています。

悠久の都~奈良から大好きなお茶の魅力を発信して
いきます。

伊藤雅風さん自ら採土した諸子沢の土による茶器を10月1日20時より販売を始めます。

→オンラインショップはこちら

 

 

 

雅風さんが諸子沢土による作品を最初に手掛けたのはもう10年以上前になります。

 

原土はすべてが焼き物に適しているというわけではなく、むしろ形になる方がかなり少数。

諸子沢の土も非常に扱いづらい性質でありながら、焼成のたびに異なるクセに対峙しつつ完成品を届けてくださいました。

 

今回は2023年2月に雅風さん、黄金みどりの佐藤さん、ボランティアの皆様と一緒に採土した土で制作されたものになります。

 

 

この神々しい茶畑の山の反対側には…

 

 

荒涼とした山肌の見える筋。

 

長い年月の中で幾度も山を下る鉄砲水、太陽、空気に触れ岩が崩れ石になり土へと変化していきます。

 

 

 

この一帯どこでも…ということではなく、雅風さんが厳密にスポットを決めます。

 

山の神様に感謝して、その自然環境の中で育まれた土をいただきます。


 

 

山中の足元はかなり危険、さらに土を背負うともっと危険💦な中、往復50分近くかかる土地勘のない者にとっては道なき道のように見える道?を2日間何度も土を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

 

そして原土から地道で根気のいる水簸を経て、数々の試行錯誤を乗り越えて今回も仕上げてくださった伊藤雅風さんに深い感謝を。

 

地球の恵をダイレクトに感じられる作品です。

 

10月1日20時スタート、ぜひご覧ください。

 

 
三重県萬古の大槻俊さんの2026年春焼成の作品を
9月9日午後19時よりオンラインショップにて販売いたします。
(9月9日19時より画面に上がります。)
 
今回は希少な桃・ケヤキ・銀杏の3種類の天然灰を釉薬として使用しています。
 

 
それぞれの釉薬は混ぜずに単独で使用します。
個の釉薬の表情が強く出ているものもありますが、窯の中で灰が舞い別の釉薬と融合しているものあって、ひとつひとつ表情が異なる作品です。
 
窯の焼成には赤松の薪のみを使用しており、焼きあがった急須の表面には松の脂分を感じられる輝きがあります。
使い続けるうちに次第にキラキラした部分は落ち着いてくるそうなので、使い込む故の変化も楽しめそうです。
逆に桃灰の単独の影響が強いものは表面が粗く鉱物質な焼き上がりのものもあります。
 
 
 
樹木本来が持つミネラルや、樹木が育った土地から吸いあげて培ったミネラルが作家の手を経て、薪の炎を受け形になる、その経過に思いをはせることができる作品です。
 

 

中にはこのような独特の愛らしい形も。

形状だけでなく大槻俊さんの作品はどれも注ぎ口から出る放物線が美しいのです。

 

 

伊賀や信楽に比べると萬古の土質は本来なら釉薬とは相性的にとても難しい土だそうですが、それを踏まえて挑む大槻さんの試みに敬服します。

 

ぜひオンラインショップにてご覧いただければ幸いです。

 

ご興味のある方は大槻俊さんに関する以前のブログも併せてご覧ください。

6月6日(土)・7日(日)

本年も京都吉田神社の吉田山大茶会に出店いたします。

 

 
 
茶席を楽しみにしてくださっていた皆様には大変申し訳ございませんが、今年は物販と有料試飲のみとなります。
 

【ご試飲・物販に関してのお知らせ】

試飲ブースは有料(一回100円)とさせていただきます。

冷茶・温茶共に予めこちらで用意したお茶を5~6種類お試しいただけます。

※リクエスト制ではございませんのでご了承ください。

 

ご用意できる試飲茶の量に限りがありますので、大変恐縮ではございますが何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

またご試飲の際は、香味をしっかりと味わっていただくために試飲用の小さめの茶杯をご持参いただくことをおすすめいたします。

割れ物を持ち歩くことが不安な方にはクリアカップ(10円)・プラスチック茶杯(50円)(どちらも有料)のご用意もございますので、ご利用ください。

※紙製カップや大きなマグカップ・湯呑等での試飲はご遠慮いたしますので、ご了承ください。

 

単品茶葉の合計金額2000円ごとに100円の値引きいたします。

(例)合計金額が4000円以上6000円未満の場合は200円引き

※この合計金額の中にセットの茶葉と茶器は含みませんので、ご了承ください。

 

 

 
中国緑茶も試してみたいけどどれにしようか迷われる、という方にはセットもございますので、ご検討ください。
・specialセット 2800円(定価の約25%引き)
・スタンダードセット 1500円(定価の約25%引き)
・お得なセット2024年(1種)2025年(7種) 1000円(定価の約50%引き)
すべて8種入りのセットになります。
 
また、伊藤雅風さんの諸子沢土茶器も数年ぶりに登場します♪
今回は蓋碗が主になります。
難易度が非常に高い諸子沢土100%焼成の器です!
 
 
 
この山の奥に潜む
 

 

岩石が

 

 

 

 

風化して、土になり、器となる。

そのダイナミックな経過を雅風さんが写真集にしてくださいましたので、ぜひ合わせてご覧ください。

 

当日は皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

 
この急須と出会ったことから柴田窯さんとのお付き合いが始まりました。
 

 
陶器まつりでにぎわう京都五条坂、柴田窯ブースの奥の棚にあったこの急須が目に焼き付いて忘れられず、後日工房に伺い手に入れたのが10年ほど前のこと。
奥様の宮里絵美さんの作品で、今でも日々愛用している急須のひとつです。
 
香りと味の奥行きを茶葉からグンと引き出すこの急須が薪を使った穴窯焼成と知り、そこから当時あまり意識していなかった薪窯で焼かれた器の底知れぬポテンシャルの高さに引き寄せられていきました。
 
 
 
山奥で昭和の時代と全く同じ方法で赤松の薪を使い四日四晩焼き続けられる穴窯。
薪をくべる者の眼鏡のフレームをゆがませるほど強い炎は勢いよく、さらに長時間かけて器を焼き締めていきます。
薪から出た灰が窯の中を踊り、器に降りかかって高温で溶けガラス化し、自然の釉薬となります。
灰の加減や釉の出具合など人間の手に及ばない領域、自然の力に委ねる部分が大きい焼成方法。
しかしながら現代では燃料の薪の確保、排煙をクリアできる環境、技術を持った人材など様々な障壁もあり、薪窯焼成による作品は減っている現状です。
 

 

登り窯(こちらも薪窯焼成)で作られた白磁の急須も含め、柴田窯の柴田恭久さん・奥様の宮里絵美さんお二方の作品を本日よりオンラインショップにて販売しています。

 

ぜひご覧ください。

 

 

 
 

 

 
 

 

 

 

江戸時代から続く焼き物の産地・三重県の萬古の地で急須作りに勤しむ作家・大槻俊さんの作品をこの度ご縁をいただき心樹庵でもご紹介させていただくことになりました。

 

大槻さんは、10代後半に⦅急須作り⦆を志して以来10数年、自ら水簸する地元四日市の紫泥一筋に“自分はどんな急須を作りたいのか?”、“いい急須とは何なのか?”、自問自答を繰り返し作陶に反映させてきました。

 

ほぼ独学で培ったろくろ技術と孤高の感性による審美眼とで生み出される急須の造形や機能美にはすでに定評のある大槻さんですが、自らの節目となる2025年、今まで主軸だったガス窯焼成に加え、亡き山本広巳氏から受け継いだ登り窯での薪火焼成での制作に取り組み始めました。

 

長時間にわたり薪火を浴びて焼きあがる作品には薪窯焼成ならではの佇まいであったり、炎のエネルギーを纏っていますが、大槻さんが原料とする紫泥の耐火度的には非常に大きなハードルでした。

 

今回はその試練を乗り越えて出来上がった薪火焼成の作品と、ガス窯による美しい窯変の光を纏った作品の両方をご紹介します。

 

実際に使えば使うほどに魅了されていく、大槻俊という作家の息吹が込められた作品です。

 

点数は多くはありませんが、2月14日(土)午後8時からオンラインショップにて掲載いたしますので、ぜひご覧ください。

 

 

 

原土は少し青味がかった色をしています。

 

 

数日間にわたり薪を焚き続ける薪窯焼成。

一度の焼成には本当にたくさんの薪が必要です。

 

 

10年の時を経て再び稼働することとなった貴重な登り窯。