イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」

2008年9月、自分の職業は夢追人から転職して、

イイコトとの懸け橋って職業になってみたニコニコ


そう、今はNGO、NPOとかを応援することが職業になったんだ!

このブログでは、そんな生活の中で出会った

たくさんのイイコトを紹介していこうと思っています目

そろそろ、みんなとも一緒にできるプロジェクトも見えてきた!


さぁ、行こう。

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8月6日灯篭流しを前に「地に足をつけて歩むということ」

今日は 8月6日。もう今年で7回目のお役目がある。

毎年、この暑さを感じながら、 1945年8月6日8時15分に想いを馳せている。
広島に原爆が投下された時。

気がつくとこの日は、自分にとっては一年間を振り返る日にもなっていた。
たまたま、7年前に託されたバトンを大切にしながら、ゆっくりと考える日になった。

この日、広島の元安川で毎年灯篭流しが行われている。
自分はそこにカヌーを浮かべて、灯籠たちの行く先をゆっくりと見守ることを託されて、それからこの7年間続けてきた。
お役目やそのことに対する想いについては、去年書いた文章にく詳しく書かれていたのでリンクを貼っておきます。
http://ameblo.jp/shinjon/entry-10975579655.html

さて、この1年を振り返ってみます。

この1年は、自分の今後の生活にとって本当に大切な出来事があった。
今後一生生活を共にしていく伴侶を見つけて、歩みだしたこと。
そして、今嫁のお腹の中には子どもも授かって、すくすくと育っている。
あっという間に新しい生活が始まって、もうすぐ自分もパパになるんだと思うと不思議な感じがする。

ずっと自分に出来ることを真っ直ぐに行うことを目的として生きてきた。
曖昧かもしれないけど、世の中にとって何が大切なんだろうとか。そんな時に自分に何が出来るんだろうって
考えてばかりいたような気がする。

でも、こうやって身近な大切な人が出来ることって、本当に素敵なことで、何かよく見えないもやもやした
「社会」というものに対してだけでなくて、いつも隣にいる嫁のことやこれから生まれてくる子どもにとって
いい社会になってほしいとココロから思えることが大切なことのように感じる。
やること自体はそれほど方向性が大きく変わるわけではないんだけど、もっと地に根を張っているような感覚があるんだと思う。

今までとは、違った価値観とも出会えることになるし、もっと大きな可能性がみえてくるんだと思っている。

1年前のこの日も、まだ結婚前の嫁、明菜も広島に来て、カヌーの上でゆっくりと灯篭を眺めながら語り合っていたのを思い出す。
今年は、明菜はお腹の子どもと共に家にいる。

さて、また今年もゆっくりと67年前の出来事から今に到るまでにゆっくりと想いを馳せてみようと思う。
自分にできることって、大切な人たちが幸せに生きている社会って、本当に大切なことってなんなのかをもう一度見つめ直してみようと思う。

ひとりひとりの想いがこめられた灯篭たちをカヌーの上からゆっくりと見つめながら。


67年前に日本は、原爆により被爆した。
なんだか、この被爆って言葉はやっぱり遠いところにあって、遠い昔の出来事だったのかもしれない。
だけど今、被爆って言葉をよく耳にするようになった。

どこへ向かっていくのか。
でも、ひとりひとりが未来をつくっていくのだと自分は信じているから。

未来の子どもたちのためにも、各々がやれることを。

2011年の個人的動きのまとめ(メモ)

こんばんは。しんじょんこと湯川伸矢です。

今年1年のまとめでも簡単に書こうと思っていたのですが、余りにたくさんのことが社会を巡り、自分の中にも大きな変革をもたらしていった1年だったので、まとまらないなぁ。

ただ、確実に言えることは、この1年で社会には新しい何かが生まれて、そして今もそれはどんどんとカタチづくろうとうごめいているんだろうな。という感覚。そして、複雑化していたことがシンプルに単純化されるように世の中が透明度を増している。
そんなことを感じる。

今更わざわざ書くまでも無いことなのかもしれないけど、やっぱりtwitter,Facebook,Ustream等というソーシャルメディアがここまで飛躍的に大きく広がっていったことがその「透明度」というところに繋がっている大きな一因だと感じている。

さて、そんな感じでうまいことを書いてまとめていこうと思っていたんですが、あまり文才はないようでまとめ切れないことを書きながら認識したので、単に自分が関わってきたことを自分で振り返るためのメモを書くことに方向転換しました。。。
※特にいいコトバとかも書けていないので適当に。。。


======2011年 始まり======

■1月9日 skmtSocial Project
http://skmtsocial.com/phase0/

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-skmts


坂本龍一さんの韓国公演を平野友康さん、古川享さんを中心としてUstream中継。
自分も仲間たちとskmtStaffと称して、ウェブチームとして参画。

■1月21日 株式会社メディアライフ 設立
http://www.media-life.tv/

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-medialife


出版、ソーシャルメディアを中心とした会社設立。
まだまだ、動き切れていないです。

■2月1日-2月13日 メディア芸術祭Ustream
http://plaza.map-staff.jp/ust/

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-JMAF


文化庁メディア芸術祭の贈呈式、シンポジウム・作家トークをUstream中継。
伝えるをテーマにしたワークショップに講師として参画し、学生たちと番組制作・運営を行う。

■3月11日より震災復興関連の団体立ち上げや現地コーディネートを行う。
http://social-bridge.jp/311jishin.html

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-311

biji.me/アースデイ東京タワー・ボランティアセンター/ふらっとーほく/本に元気を込めて送ろう!!プロジェクト
/ガリバータッグプロジェクト/Light up nippon 等各種

■5月18日 ウェブコンポーザー学校
http://www.digitalstage.jp/wcs/

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-wcs


みんなでつくるソーシャルメディア上のフリースクール。講師として参画。
Ustream配信チームとしても活動。

■6月9日 ソーシャルブリッジ仙台事務所設立

■7月 一般社団法人日本カーシェアリング協会設立
http://www.japan-csa.org/

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-jcsa


仮設住宅でのカーシェアリング用車両を無償提供

■8月6日 広島での灯篭流し
http://ameblo.jp/shinjon/entry-10975579655.html

自分にとっては6年目のお役目。

■9月16日ー19日 したまちコメディ映画祭 in 台東 Ustream
http://www.shitacome.jp/2011/info/2011/06/post-5.html

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」


したまちコメディ映画祭のUstream配信に講師として参画。

■10月8日、9日 福島県いわき市より37時間連続フットサルでギネスに挑戦「ONE Ball Project」
http://oneball.info/

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-ONEBALL


企画・運営として参画。
裏プロジェクトとして、37時間連続耐久Ustreamも配信
http://justgiving.jp/c/7312

イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-37時間耐久Ust



■11月 映画関係のプロジェクトを開始(来年には色々とお披露目できる予定)

■12月 来年に向けての新しい企画の準備や各種ステージのお手伝い等
大和メ組「金の手鏡」http://ameblo.jp/yamato-megumi/  /スターステージ(WALD9での番組)/復興TV(震災復興をつなぐメディア)/HARAPPA(ソーシャル系クラブイベント的なやつ。1月23日渋谷でSocial VJやります。)


これ以外には、単発のお手伝いとしてUstream配信、映像制作、サイト制作・企画を担当。
(日経関連のUst、日韓ブラストビート、HOOPERS、キャンドルナイト、ファンドレイジング協会、アースダイアログ、IID関連Ustream、日本料理研究会、台東区防災訓練、土と平和の祭典、震災ここからこれから、TokyoDesigners Week、全国ボランティアフェスティバル、ぱいかじ南海作戦等)

======2011年 終わり======


こうやって振り返ってみるとなんか色々とやってきたなぁ。
自分の中では筋を通して動いてきたつもり。やれることを精一杯やってきて、今に至っている。
そんな満足のできる1年だったと思う。

現在、プライベートなことも含めて本当に幸せだと感じられているので、やっぱりいい1年だったんだと思う。
「みんなの幸せ」だけでなく「個人の幸せ」ということもすごく感じている。

そして、来年につながるたくさんの動きも準備できている。

ここ10年ぐらいは、みんなの想いの実現を手伝う夢請負人みたいなことを
ずっとしながらみんなの笑顔に繋がっていると信じて動き続けてきたように思う。

でも、来年からはそこにプラスしてひとつ違うことをやっていこうと思っている。
それは、ちゃんと自分の想いを「ひとりの人間」として表現してみようってこと。

それがSocial VJ。
何年か前から自分の中で構想は膨らんでいて、VJというよりはその場で
ドキュメンタリーを表現するようなスタイルです。
映像(または写真)と音楽とMCで構成していて自分の想いを表現する手法として
遊んで行こうと思ってます。たぶん暑苦しく想いを語ることになると思います。

さぁ、来年は2012年。マヤ暦がどうのという話も耳にはするけど、やっぱりすごく素敵な
1年になるような予感がする。

皆様もよいお年を!


希望の発信と皆様への感謝をこめて


こんばんは。しんじょんこと湯川伸矢です。

気がつくと震災から7ヶ月が過ぎました。
なんだかあっという間すぎて、駆け抜けてきた日々がどれくらいの期間だったのか。
よくわからなくなってます。

さて、今回のブログでは前回のブログでも書いていたONE BALL Projectに関して報告をしようと思います。
遅くなってしまってすいません。

まず、ONE BALL Projectですが、皆様からの応援のおかげもあり無事ギネス記録を達成することができました!!!
37時間連続フットサル記録です。
http://oneball.info

私自身はフットサルの選手として参加したわけではありませんが、37時間ずっとUstを配信し続けながらその感動の瞬間をすべて自分の目とUstのアーカイブに記録をしていきました。
http://www.ustream.tv/channel/oneballpro

Ustreamでも累計35,318の視聴数に達して、本当にみんなからの応援がこの挑戦を後押しをしてくれたのだとココロから感じています。

ここですべての感動のシーンや選手たちスタッフたちの頑張りを書けるほどにはまだ私の中でも消化しきれていないのですが、37時間達成後に、このONE BALL Projectを立ち上げた小林雄君と涙を流しながら抱き合ったあの瞬間は忘れられないです。

「最初にしんじょんさんに相談してからもう半年ですよ。ついに達成しました。本当にありがとうございます。」

そんなコトバがずっとココロにこだましている。
このプロジェクトの始まりは、4月11日に遡る。

雄くんから携帯に連絡があり、
「あのギネスに挑戦を今回の震災復興のために行って、世界に希望を発信したい。」

そんな電話から始まったこのプロジェクト。
そんな連絡から、気がつくともう半年経っていた。
本当に大変なことだらけだった。所々の事情により開催時期を延期することになったり、内部での調整や仲間集めがうまくいかなかったり。。。

それでも、今ではこんなにたくさんの仲間達と応援してくれる方々に囲まれて、感動の瞬間を分かち合っている。
やっぱり想いって実現するんだなぁ。そんなことを実感する。

Ustをずっと配信しながら、みんなからのソーシャルストリームのコトバは本当にココロに響いてきた。

お陰で、個人的に挑戦した37時間連続耐久Ustも成功することが出来ました。
JustGivingでの募金もなんと154,500円も集まりました。

http://justgiving.jp/c/7312

募金してくださった皆様告知を手伝って下さった皆様に本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ブログ上での報告ではありますが、本当にココロから皆様への感謝でいっぱいです。
本当に本当にありがとうございます。

今回頂きました募金は、JustGivingさんの手数料を除いて全額日本カーシェアリング協会の活動に使わせて頂きます。
本当にありがとうございます!

このプロジェクトを通して、どこまで希望の発信ができたのか。
そんなことは今でもよく考える。お陰さまでたくさんのメディアにも取り上げて頂き、福島県からの発信はある程度できたのかもしない。

まだまだ、原発の問題が解決したわけではないし、依然として多くの問題は残っている。
こんな時に何を馬鹿な事をやっているんだと感じる方もいらっしゃるかもしれない。
その考え方もすごくわかる。でも、今回行ったことは意味があったんだと信じています。

ここから、また新たなプロジェクトも動き出そうとしている。

なんだか最近、たくさんのプロジェクトを立ち上げたり、お手伝いをしたりしている中ですごく感じること。
それは、やっぱりみんなで創り上げるということの大切さ。
そして、応援してくださった方々への感謝への気持ち。

そんな気分になってからは、すごくココロも安らかになっていることを感じる。
”おれがやらないと”とかついついどこかで責任を背負いすぎるんじゃなくて、みんなと共に歩んでいけることの幸福を感じる日々。

まだまだ、これからも自分にできることはやっていきたいと思う。
そして、何かを本気でやろうという気持ちを持ってきたくれた人たちともまた一緒に歩んでいきたいと思う。


イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-ギネス達成後


最近、個人的なことも含めてすごく幸せだと感じている日々。
周囲の幸せから世界の幸せに広がっていく。
そんなことも今実感している。

ありがとうございます。

そして、このブログを最後まで読んでくださった皆様にも感謝しながら。
本当にありがとうございます。


応援する喜びと応援してもらえる喜び「ギネス挑戦と震災復興」


こんばんは。しんじょんこと湯川伸矢です。

久々のブログ更新です。最近すごく感じる「幸せ」について少し書いてみます。

3.11から200日経って、その間にもたくさんのことがありました。
その間に、自分もいくつものプロジェクトやイベントに関わってきました。


イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」



そして、その度に自分も主体ではあるけれども、やっぱり誰かや何かを応援するという立場で関わってきたことが多いように感じています。

成功を一緒に分かち合ったり、苦労を一緒に乗り越えたり、そんな時間や事柄を共有する中で応援することの喜びを誰かの想いの実現を少しでもお手伝いできることの喜びを感じていました。

なんか偽善者っぽく感じられてしまうかもしれないんですが、やっぱり誰かが笑顔になってくれることが自分にとってもすごく幸せなことで、何かがカタチになったときのあの感動を分かち合える喜びを感じられることがすごく幸せです。

身近な大切な人達が目の前で笑っている様子を見て、幸せを感じたり、そのプロジェクトの向こう側で誰かが笑ってくれるんじゃないかと想像して幸せを感じたり、なんだかそんな時間をたくさんもつことができました。
本当に、たくさんの人達が苦労や苦難を乗り越えて何かを形作っていこうという想いってすごい力です。

そんな中で久々に個人的に以下のことに挑戦をしてみることにしてみました。

ギネス挑戦裏プロジェクト!長時間耐久Ust配信@福島で震災復興を応援!

http://justgiving.jp/c/7312


イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-justgiving


まず、この挑戦の中に出てくる日本カーシェアリング協会(http://www.japan-csa.org/)とは、東日本大震災において、仮設住宅に入っている方々向けに車の無償提供を行っている団体です。日常生活での移動手段がなくて、買い物や病院に行くことが難しい方々もたくさんいらっしゃいます。そして、もうひとつの問題として、仮設住宅に入ることにより、長い間につくられてきたご近所コミュニティがバラバラになってしまっているという問題もあります。
車を仮設住宅内でシェアで使ってもらうということを通じて、このコミュニティづくりにも役立ってきています。
どうやってこの車を運用しようかとか、そんなことを仮設住宅の敷地内につくられた集会場を利用してみんなで話ある機会からつながりが生まれてきたりしています。


今回自分が挑戦するのはその日本カーシェアリング協会を応援するということです。


そして、どんなことにチャレンジするかと言いますと、ONE BALL Project~東日本大震災復興プロジェクト ギネス最長フットサル記録に挑戦! in 福島県いわき市~(http://oneball.info/)という、福島県でギネスに挑戦することにより希望を世界に発信しよう!というプロジェクトの中で、

個人的に裏プロジェクトとして、長時間耐久Ustream配信に挑戦をします。

ONE BALL Project自体の挑戦は、36時間連続フットサルでギネスに挑戦!というものなのですが、私はその裏側でその様子を36時間(又はギネスへの挑戦リタイアまで)の時間をずっとUstreamで生中継し続けるという挑戦です。
Ustreamの配信ページはこちら:http://www.ustream.tv/channel/oneballpro


9月26日22時8分にこのような挑戦をすることを私は宣言しました。

それから、すぐに感じられたことは

応援してもらえるってこんなに嬉しいんだ。

ってことです。

今までよく「何かをやりたい」って相談されたり、「想いを実現するために手伝ってほしい」という連絡があったりして、共に歩んでいくことにすごく幸せを感じてました。
でも、「何かを自分でやる!」と言ったことに対して、こんなにもすぐに仲間たちが反応してくれるって本当に幸せなんだな。こんなにも心が震えるような感動があるんだなって改めて感じた時間でした。

すぐに寄付をしてくれたり、告知を手伝ってくれたり、「応援するね!」というコトバってこんなにも勇気づけてくれるんだって、改めて感じてます。

まだ、この挑戦は始まったばかりですし、実際に挑戦するのは10月8日朝6時からです。
最長で36時間ずっと寝ないで配信するって正直しんどいです。
でも、なんだかこうやって応援してくれる人たちがいてくれると思うと進んでいけるような気がしています。

やっぱり、人間って色んな人の支えがあるから進んでいけるし、大変なことも乗り越えていけるんですよね。
そんなこと当たり前じゃん。と言われてしまいそうですが、そんなことをココロから感じられる時間を今持てていることに幸せを感じています。

私自身、10年ぐらい前からずっと「みんなが笑顔になれる世の中に一歩でも近づけるように動き続けよう」と想い続けて、行動し続けて、それでも何が自分にできたのかもよくわからなくなる時もしょっちゅうあるし、無力感を感じる時も何度もある。

でも、きっと、そんな悩みや迷った時に、回りからの応援や支えてくれる人たちがいつもいたからここまでやってこれたんだろうな。って改めて思ってます。

さてと、今回もまた一歩進んでいこう。
自分にできることってどこまでなのかもわからないけど、やれることがあると信じて。

そして、自分は今、生きていて本当に幸せです。こんなにも大切な人たちが回りにいるんだから。

ココロからすべてに感謝。

さぁ、行こう。

一年の節目と灯篭流し


こんばんは。しんじょんこと湯川伸矢です。

また、今年も8月を迎えました。
今日は、部屋の窓を開けて、お香を焚きながら、間接照明をつけて、いつもより自分の中に向かって集中しています。
私にとって、すごく大切な時が近づいているので、ちょっとココロの準備をしてます。

今回のことは震災復興とは直接関係ないのですが、私にとって8月には大きな節目の時間があります。
毎年8月6日には、熱い陽射しを感じながら、広島にいっているのです。

1945年8月6日午前8時15分に広島に原爆が落ちました。その8月6日です。


ちょうど6年前、2006年8月6日に灯篭流しの行われている元安川に山田バウさんという方に連れられてカヌーで入りました。

そして、その時にこのバウさんから私は大切な役割をバトンタッチされました。

それから、毎年8月6日には広島に来てこの元安川にカヌーを浮かべます。

私が渡された役割というのは、川の中に入り、灯篭達をそっと流れに戻してあげるという役割です。
川の中で、このような役割はこのカヌー一艇のみに任せられています。

ひとりひとりの想いがこめられた灯篭たちは、川の流れや満ち干きによって、河岸にたまってしまったり、流れからそれてしまうことがあります。そのような様子を水面に浮かべたカヌーの上でゆっくりと視ながら、そっと近づき、その灯篭たちをひとつひとつ元の流れに戻していきます。

暗闇の中に浮かぶ、灯篭たちは本当に優しくアタタカナ光を発しています。
いくつかの団体が灯篭流しを行っているのですが、一番中央で行っている灯篭流しでは、原爆の残り火が使われています。

1945年から今までずっと消えることなく大切に受け継がれてきた炎が存在しているのです。

その炎はまるで生きているかのように、輝いています。
その光を灯篭たちがひとつひとつが発しながら川の上を流れている様子を、いつも本当に近くから観ています。
私に出来ることは、ただその穏やかな空気の中に気持ちを落ち着けて、川と一体になるような感覚を持ちながらゆっくりと流れから外れた灯篭に近づいていき、元の流れに戻していくだけです。


ただ、静かにゆっくりと。


そのような役割を受け継いでからは、この川に入る数日前からだんだんとココロを落ち着けさせようとしています。
今日も仕事を切り上げてからは、ずっとココロを落ち着かせて川の流れに身をまかせるような感覚に頭とココロを切り替えて過ごしています。

このような時間って私にとってもすごく大切な時になってきました。
いつも慌ただしく、次々とプロジェクトやタスクと向い合って生きている。
でも、この時はただゆっくりと自然の流れと一体になれるように自分を溶かしていきます。

実は去年は強風のため、その灯篭たちは次々と横倒しになり、私の目の前で次々と川に沈んでいきました。この5年間で初めての経験でした。少しずつ川とも馴染んできて、役割を全うできるようになってきたかなと思っていたのですが、どうしようもありませんでした。

そして、今年もまたそんな日が近づいてきています。
今年は、東日本大震災も起こり、原発の問題等たくさんのことが目の前に広がっていきました。
私は、それらの想いも含めて、ゆっくりと鎮魂の想いを胸に抱きながら川に入っていこうと想います。

私にとって、6回目の役割。

また、広島のあの熱い空気の中に行ってきます。



イイコトとの懸け橋「社会貢献探訪記」-広島



今日も最後まで読んで下さいましてありがとうございます。


湯川拝
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