自民党への風当たりが強くなって支持率は約20%まで低迷し、地方選挙でも自民党議員の落選が続いています。
国民を無視して、グロ-バリスト優遇政策を続けているので、当然ながら自民党から離れていく人が増えています。
そんな中、参政党は、市議会や県議会など地方議員の当選者を増やし、全議員数を合計すると140名以上の議員を抱えるまでになりました。
しかし、最近になって、参政党結成当初の中心メンバーであった武田氏や吉野氏が党から離れるなど、内紛騒動が起きていました。
SNS上でも「一体どうなっているのか」など、あること/無いことの憶測が飛び交っていました。
参政党は、このまま放置はできないと判断して、11/22に事実関係を公表しました。
公表内容が事実だとすれば、そこには「分断工作」と「乗っ取り工作」が仕掛けられていたようです。
分断工作とは『支配する側が支配される側を分断させるために、被支配者同士を争わせ、統治者に矛先が向かうのを避けること』
参政党の内紛騒動の事実関係について、次の動画で説明されています。
こちらでも、時系列に詳しく述べられています。
要点のみ記載すると、
乗っ取り工作
2023年5月に武田氏は、参政党が「減税日本の党」(河村たかし代表)と手を組むように画策し、新聞社を呼んで公表の場を設けようとしていました。
そして、参政党(当時は松田代表)と河村代表とが共同代表として、党運営を行うよう党執行部に強く迫ったという。
しかし、減税日本の党と参政党の理念とは異なるため、武田氏の構想は否定され、それに怒った武田氏はyoutubeを通して、参政党に対するネガティブキャンペーンを張りました。
減税日本と一体化すると、河村氏の意見に引っ張られて、まとまらなくなるばかりか、乗っ取られる危険性もありました。
次の衆議院選挙で、河村氏は共同代表として比例1位で立候補し、衆議院議員となり参政党内の影響力を行使するのではないかという懸念です。
乗っ取りを防止するため、代表の交代など、党体制を見直したという。
10月になると「日本保守党(百田氏が代表)」が結成され、河村氏が共同代表に就任しています。ここに、武田氏が合流し「参政党に裏切られた」と主張し続けているのが経緯です。
やはり、次の衆議院選挙に向けた動きと見てよいでしょう。
元秘書による分断工作
吉野氏も参政党を離れていった一人ですが、この方は、元秘書に分断工作を仕掛けられたようです。
吉野氏の元秘書は、自民党 西田議員の元秘書でもあった人ですが、この方が、事実とは異なる内容の情報を党内関係者に発信して混乱させていました。
吉野氏は、この偽情報を真に受けて、参政党を離れていくことになります。この元秘書は、「れいわ」でも分断工作を行っていたとの情報もあります。
このように、参政党という弱小の党でありながら、グローバリストに刃向かう政党なので、早いうちに芽を潰してしまおうとしているのでしょう。
武田氏の思想
武田氏の過去の言動を調べると、始めからグローバリストに対抗しようとは思っておらず、グローバリストとの協調路線にもっていこうとしていました。
戦争について
昨年の参議院選挙での立候補演説で、次のようなことを述べています。(Xより)
"戦争は悲惨なもんじゃない"
"戦争は野原で兵士と兵士が戦うもの”
"戦争は必ず行かないといけない"
"戦争と虐殺を混同するのは危険だ"
戦争に対して肯定的な意見を述べています。
グローバリズムについて
6/3の動画で、武田氏は次のことを述べています。(Xより)
"グローバリズム(世界主義)は嫌だけど、僕は自分の人生を送りたい"
"逃げたいんですよ。だから、逃げろ"
"もう正面から戦っても勝ち目がない。もう逃げたいと思う"
"何とか逃げて、自分とか自分の家族、友人は、自由で楽しい生活を送ってほしいと思う"
つまり、グローバリストに立ち向かうのではなく「逃げる」という考えです。
個人の意見なので否定はしませんが、参政党の思想とは相反するので、参政党をグローバリスト協調路線に変えようとしたのでしょう。
日本保守党について
10月に結成された「日本保守党」はどのような思想を持っているのでしょうか。
党代表の百田氏は「1割の善良なバカを騙せば、国会議員になれますから」と豪語しています。
この発言から、国民のための政治を行う意思はないとみてよいでしょう。まったく、発言のレベルが低すぎます。
「日本男児よ戦争が起きても逃げずに戦え」などと述べており、こちらも「戦争肯定論者」です。ウクライナと同様に若者を戦争に繰り出そうとしています。
党の事務総長有本氏はといえば「韓国人は元同胞」と言い切っています。韓国人を仲間として一緒に行動したいという思想の持主です。
また「ロシアがウクライナを侵略している」などとマスメディアと同じ主張していますので「あちら側」と思っていいでしょう。
日本保守党は「バカな保守層を騙して」衆議院議員選出を狙った政党のようです。
分断工作の手口
さて、参政党の神谷議員は次のように、国会でグローバリズムへの対抗勢力として問題提起しています。
・LGBT法案反対
・外国資本による日本企業の買収
・外国人による土地取得問題
・食料自給率の向上と農業従事者支援
・妊娠中におけるワクチン接種への影響
・ワクチン接種証明書
など
つまり、グローバリスト達が推進している政策に対して、ブレーキをかけるような発言をしているので、グローバリスト推進派は、止めさせたいと思っています。
そのために、組織の内部から分裂される「分断工作」の手口が使われたのです。
反グローバリスト支持者同士を争わせて、自民党には矛先が向かわないように仕掛けています。
つまり、仲間割れさせて、自滅させることを狙っています。
今回の例では、自民党から離れた保守層を「日本保守党」と「参政党」に分裂させようとする工作です。
従って、私たちが見るべきは、SNSなどでの噂話ではなく、政党の思想・信条や国会での働きが、自分の考えとマッチしているかどうかです。周りの意見や情報に振り回されないことが大切です。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。