数学の採点基準 | シンジのブログ

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数学の採点基準が、私は「自分は変かもしれない」と思っていたが、数学者はたいてい同じだと知って安堵している。

 

河東泰之さんの「数学者の思案」を読んだのだ。

 

数学者はたいてい一致するし、東大入試でも数学者の意見が通るらしい。それはたいていの受験指導者が思っていることとは対極なのではないか。

 

それを河東泰之さんは、もっと世間に言っていかなければ、と書いていらっしゃる。

 

(前述のように、東大数理で遠くから拝見していたが、私はもじもじ君なので友人のW君のように話しかけて仲良くなることができない。)

 

 

・記述答案の説明が論理的にできているかを重視する。

 

 

・計算ミスはあまり減点しない。

 

ということなのだ。これは我々数学者には当たり前だが、工学の先生とかだと「答のみを採点」とかわけのわからない採点基準となるのでストレスがたまる。数学科は文学部にあるべきだと本気で思う。

 

私は幸い中学受験をして中高一貫校に通った。教師は恐らく数学者ではなかったが、このように採点されてきた。

 

中学入試から記述答案だったし、6年間数学の試験はずっと記述答案だった。

 

だから、数学の成績は当時のセンター試験では8割に過ぎないが、東京大学の2次試験は現役で合格したし、模試でも常に合格圏だった。

 

「計算ではない。記述力。」

 

数学は数学者しか教えてはいけない。人類に不利益である。以上。