教育を変える!! | シンジのブログ

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この国の教育を変えたい、というのはもはや多くの方が思っていることだと信じます。

それを本当にやるのが散田教室です。

 

博士号取得以降、大学教育に長く携わってきました。東京大学も含め、平均的な学生のレベルは明らかに下がっています。当教室のはじめの生徒は、当時東大3年生だった神野さんです。

 

幼稚園から大人まで通う「教室」です。あくまで理想の教育を施す私塾であり、学校法人にはなりません。

 

現在の学校教育の間違っている点:集団授業の必要はない。時間を皆で合わせる必要はない。順序付けしないでよい。

 

例えば、分数の計算はできるかできないかです。100問のうち1つでも間違えたら身についていません。

「合格」か「不合格」しかないのです。不合格なら、小学校を卒業してはいけません。

 

他人と比べてはいけない。「早いより、遅いほうが良い。」(岡潔)「急いではいけません。牛のように進むのです。」(夏目漱石。芥川龍之介に送った言葉。)

 

このようにして、微分積分、ガロワ理論、スキーム理論、と、「すべての人が!!」身につけていくこと。

これが平和な世の中ではないでしょうか。

 

私が影響を受けてきた教育哲学は、以下の方々の本を読むことによって得られています:

ルソー、岡潔、小平邦彦、藤原正彦、隣のトットちゃん、、

 

古典を読み、数学(受験数学でなく本当の数学)を考える。これが、人格を造り、自ら考え行動する人を作り、世界を変える人を作るのではないでしょうか。

 

大人も勉強し続けないといけません。だって10代までの勉強で次のことを達成できるでしょうか?

私は43歳です。東京大学現役合格以来、今まで必死で学んできました。まだまだ途上であり、これからもますます学んでいきます。

 

・国語

国語力はすべての基礎。本をたくさん読まなければなりません。旧字体、旧仮名遣いに慣れ親しむことも大切です。国語は文学が100パーセントです。人類の歴史は、物語を語るおじいさんがいて、それを聞く、ということが原型です。物語を浴びるほど読まないと、論理的な思考ができるようになりません。読むべきなのは、日本のものの他、海外の翻訳も。古典と呼ばれるものは時代によって変わりません。日本人は次のものすべてを読まなければなりません。(逆に次のものを読む人は日本人です。)万葉集、源氏物語、その他日本古典。論語、孟子、その他中国古典。夏目漱石、森鴎外は全集ですべて読むこと。西洋文学に限っても、イリアス、オデュッセイア、聖書、ゲーテ、プルースト、ロマン・ロラン、ユゴー、トルストイ、ドストエフスキー、、、。読まなければならない本は、本当にたくさんあるのです。一通りの教養として、立花隆も「必死に読んだ」と語っています。当教室では、はじめの30分を、文学の回し読みに充てています。

 

・数学

数学は人類の文化の中で最高のものです。ユークリッドの原論から始まる「本当の数学」を、高校までのカリキュラムで学ぶことはほとんどありません。高校までの音楽の学校の授業を受けることによって「音楽って素晴らしい!!音楽家になりたい!!」と思うことはあるでしょうか。ある文部科学省高官が私の師の世界的数学者(学習指導要領の編纂などに携わる)に語ったことです。「数学を学んで数学者になりたいと思ってもらっては困るんですよ。労働人口が減るから。だからできるだけつまらないカリキュラムにしてください。」これが、現実です。数学は論理を学び、直観を鍛える最高のトレーニングであることはもちろんですが、そんなことですらどうでもよいことです。偉大な文化に直接触れることができるということが、数学のすごいところなんです。偉大な絵画に接すること、偉大な音楽に接すること、それはもちろん大切ですよね。でも直接には経験できません。偉大な画家になるのも、模写することですら難しい。音楽で演奏家レベルになるのも難しいでしょう。でも、数学は、数学書と紙と鉛筆によって、本当に追体験することができるのです。感動で涙が出ます。人類の文化の最高峰に触れましょう。

 

・英語(外国語)

語学は手段に過ぎません。英語なんて1日で身に付きます。(英会話教室とダイエット商品は「効果がない」からリピーターが多いんだそうです。だから1日で身につくとか言ってはいけないのでしょう。)英語は非常に特殊な言語なので、ドイツ語、西洋古典語(ギリシア語、ラテン語)、イタリア語、フランス語をこの順で学ぶことを勧めます。

 

・音楽

西洋古典音楽は文化の華です。楽譜の読み書き(ソルフェージュ、作曲理論)をはじめ、次のことができることが真の教養人です。ピアノ演奏、ヴァイオリン演奏、声楽、指揮法。偉大な先生方に習ってきたことを、すべて次の世代に伝えます。なお、職業的な演奏家を養成することは、私にはできません。

 

幕末の変革期にはたくさんの私塾ができました。それぞれの私塾には個性があり、皆が競い合うように学びました。

明らかに、今は変革期です。その証拠に、いろいろな立場の方が私のもとに集い始めています。

皆が学び、学び続けることが、日本のため、世界のためになると信じています。

一緒に学びましょう。