前回の記事の続きです。
1日目の夜、翌日の予定を次のように立てました。
1:朝風呂(5時~)に入る
2:興雲閣の玄関が6時に開いたら、拝殿・御仮屋・奥宮遥拝殿を参拝する
3:朝のご祈祷を受けるため、興雲閣1階のフロントに7時15分に行く
4:ご祈祷終了後、朝食を食べて荷物をまとめ、9時前には奥宮に向けて出発する(荷物はフロントに預かってもらう)
5:奥宮から下山後、預けた荷物を取りに行き、12時半発の西武秩父駅行バスに乗る
・・・ということで、早めの就寝をしたのですが、なんと『ご祈祷に遅刻をする』夢を見て、夜中の2時頃に飛び起きてしまい・・・
結局、そこから眠れずにずっと起きていて、朝方近くに少しウトウトし、5時になったのでお風呂へ。
誰もいない、静かな朝風呂を心ゆくまで堪能し、6時になると同時に外に出かけました。
清涼な空気に包まれている早朝の境内は最高
まずは拝殿へ行って朝のご挨拶をし、御仮屋へと向かいました。
実は、昨日、御仮屋に行った時は、他に参拝の方がいて、お宮の後ろで楽しそうに話をされていたので、ご挨拶と祝詞だけで、すぐに帰ってきてしまっていて・・・。
なので、この朝の誰もいない貴重な空間をありがたく思い、ゆっくりと心ゆくまでお詣りさせていただきました。
その後、奥宮を望む遥拝殿に向かう途中に、他の宿泊者の方とすれ違いましたが、皆さんも、朝の散策をとても楽しまれているご様子で、
気持ちよく交わす挨拶も、清々しくて嬉しかったです。
そして、ちょうど随身門のあたりまできた時に、宿泊者の方に「(門が)朝日があたって、とてもキレイですよ~!」と教えていただき、見てみると・・・
遥拝殿から差し込む太陽の光が、門にまっすぐに当たっていて、とても感動的な美しさ(写真が下手で伝わらないですね^^;)
しばし、見とれて立ちつくしていました
そこから階段を登り・・・
遥拝殿に到着。
興雲閣のフロントでいただいた案内絵図には、↓の説明が書かれてあります。
~下界が一望できる人気の場所です。雲海も見られます。
ここから三峯神社奥宮を遥拝します。奥宮は正面岩峰の頂きになります~
一段高くなっているところが、妙法ヶ岳頂上の奥宮でしょうか・・・
こちらで手を合わせて、「今日、この後に伺います」とご挨拶しました。
残念ながら雲海は見られませんでしたが、雲の合間から光がさしていて、とても神々しい景色でした。
朝日を全身に浴びて、エネルギーチャージ完了!
これから宿に戻って、朝のご祈祷に参列です。
(ちなみに、早朝のご祈祷は宿泊者限定となっているようです)
ご祈祷は7時半に開始で、20分には興雲閣のフロントまで巫女さんが迎えにきて、廊下を通って拝殿に入ります。
この時は、私を含め10名ほどがご祈祷を受けました。
太鼓が打ち鳴らされ、朝の清涼な空気に包まれながら受けるご祈祷は、とても身が引き締まる思いがします。
今回、私が受けた『ご眷属拝借』とは・・・三峯神社HPによると
『三峯神社の神様のお使い(神様の霊力を受け、神様と同じ働きするとして仰がれる動物)はオオカミです。
日本武尊の道案内をされ、その獰猛・忠実さから当社の使い神に定められたと伝えられています。
またオオカミとは、三峯山の不思議な霊気をいうと古書にも見え、
大口真神(親しみを込めてお犬さま、ご神犬、ご眷属さまとも呼ばれる)は、あらゆるものを祓い清め、さまざまな災いを除くと言われます。
古くから、このご眷属様をご神札として1年間拝借し、地域の、或いは一家のご守護を祈ることが行われています。
これをご眷属拝借と呼び、火難盗難除け、諸難除けの霊験あらたかです。
御眷属を拝借されて一家の無事息災をお祈りください』~と書かれてあります。
神様のお使いのご眷属様を1年間お借りして、自宅に来ていただきお祀りすることができるんですね。
私は、桜井識子さんのご本で、このご眷属拝借を知りました。
獣系の悪いモノ、幽霊や悪霊・魔を祓って落としてくれる強力な力を持っているのが、三峯神社のご眷属様とのことで、
夜に金縛りにあうことがある私は、ご眷属拝借をさせていただきたいなと思ったのです。
ご祈祷の終了後、お札の入ったご眷属拝借の木の箱を受け取り、お部屋にいったん戻ってから6階の朝食会場に向かいました。
自宅に神棚のある人は、お札をそのままお祀りできますが、我が家は神棚がないので木の箱を購入。
この木の箱は、神棚のお宮の代わりだそうです。
(ご眷属拝借料:4000円+木の箱:2000円でした。木の箱は一度購入すれば、次回からも使えます)
さて・・・朝食を食べた後は、いよいよ奥宮に出発です
(つづく)