この男、文豪で剣豪!
バンダイスピリッツ S.H.Figuarts 仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴン レビュー
「S.H.Figuarts 仮面ライダーセイバー ブレイブドラゴン」
「仮面ライダーセイバー」より、主人公仮面ライダーセイバーがフィギュアーツで登場。
現行作品シリーズがいよいよ開始となりました。こちらのセイバーに限り第1弾ということで近年恒例の特別価格でのリリース。
左右非対称のデザインで、剣を模した頭部や右肩のドラゴンが特徴的。
複眼部にはクリアー素材を使用し、炎を象った装飾もシャープな造形で、グラデーション塗装も施されています。ベルトのワンダーライドブックの絵柄は残念ながら省略されています。
造形は決して悪くなく、むしろかなり良く出来ていると思います。
しかしながら今回は塗装面で大きく疑問の残る結果に・・・(後述)
可動。
右肩のドラゴン部にもジョイントが内蔵されており、可動の妨げにならないよう工夫されていますが、やはりちょっと窮屈な印象です。
サイドスカートは軟質性のためアクション性も申し分なし。
なお、各種ハンドパーツにおいては手甲パーツの差し替えが必要になっています。聖闘士聖衣神話を持っている人にはお馴染みですね。
セイバーの持つ聖剣「火炎剣烈火」。
刀身にはクリアー素材も使用、文字の刻印も造形されています。
バックルへの収納状態は別売の仮面ライダーブレイズに付属となるようです。
・・・とまぁ前述のように造形そのものはかなり良いのですが、今回最も残念なのは「メーカーの見本写真とあまりに仕様が異なる点」につきると思います。
よくある「こちらは見本です。実際の製品と異なる場合があります。」の文言だけではとても片づけられないような変更点の数々。
もっとも顕著なのは胸部や聖剣の刀身にシルバーの塗装が施されておらず成型色そのままという点。
ほかにも右腕の赤の質感や、ドラゴンの目もサンプルに比べてくすんで見えるなど、メーカー写真のそれとはおおよそ異なる仕上がりに。
その割に頭部の装飾はシルバーで塗られていたりとちぐはぐな印象になってしまっています。
にも関わらずメーカーによる発売直前の撮り下ろしレビューと称した記事などでも、あたかもしっかり塗装の施された製品がリリースされるような宣伝をして、ユーザーの期待を裏切る結果になったのは想像に難くありません。
「特別価格なのでしょうがない」・・・わからなくはないですがこれでは本末転倒です。価格が問題なら通常価格の設定でもよかったのでは。新規層を取り込むための処置というのもわかりますが、新規だからこそ誤解を生むのではなかろうか?と思いますね。
ジオウ、ゼロワンとの比較。
やや大き目なサイズ感っとなっていますね。
ちなみに装動版セイバーと。
サイズや工程が違いすぎるとはいえ、食玩の方が胸部まで塗装してあったりワンダーライドブックのシールが付属したりするのはちょいとモヤっとしますね。
以下、ポーズ集。
「変身!」
ブレイブドラゴン!烈火一冊!勇気の竜と火炎剣烈火が交わる時、真紅の剣が悪を貫く!
「物語の結末は、俺が決める!」
ドラゴン×炎属性のライダーたち。
以上、SHFセイバーでした!
造形レベルはとても高く、スタイルも抜群。装飾もシャープな造形でよく出来ているのですが、なんといっても塗装・質感において大きくしこりの残る結果になっています。
あとは地味に「手甲パーツの差し替え」も面倒(苦)。
誤解のないよう言いたいのは「成型色であること自体を問題にしているわけではない」ということです。
それならそれで事前に告知なりしてほしかった。
「特別価格なのでこの仕様となります」など、きちんと製品仕様を告知できていれば(それでも多少の批判もあるでしょうが)、ここまでの事態は生まなかったように思います。
そもそも皆あの写真を見て購入意欲が沸いたんだよね?という話で・・・。
久々にやっちまったなぁというか、なにも現行作品の主役でやるなよ・・・というのと正直これ法的事案一歩前やで、って感じですね(苦)
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