メタボライザー
バンダイ METAL ROBOT魂 ダブルオーライザー+GNソードⅢ レビュー
「METAL ROBOT魂 ダブルオーライザー+GNソードⅢ」
今年10周年という節目を迎える「機動戦士ガンダムOO」より、主人公・刹那・F・セイエイの駆るダブルオーライザーがMETALROBOT魂となって登場。
ダブルオーガンダムというと「ROBOT魂」ブランド第1弾。OOセカンドシーズン放送時よりリリースされました。
あれから実に8年。素材・造形・可動をすべて一新し10周年に相応しいリニューアル化して再び発売となりました。
まずはダブルオーガンダムから。
アニメ設定画にほぼ忠実なスタイルとなっています。全身のほとんどが塗装仕上げ。
首が少々沈んでるように見えますが、設定画と比べると確かにこのくらい?顔の塗装の精度も高く、ツインアイや頬のグレー部分など、はみ出しは見られません。額や耳のパーツにはクリアー素材も使用され、抜群にカッコイイ仕上がり。
全体的な塗装は比較的シンプル。劇中のイメージには近くなっていると思います。各所にマーキングも印刷されています。
スミ入れがあってもよかったかな?というところ。
関節・フレームの大部分にダイキャストが使用されており、ダブルオー単体でも重みがあります。
可動。
首や肩、股関節の引き出し機構により幅広い動きが可能、腰もかなり大きく捻ることができます。
さらに前腕部は回転させることができ、「ガワラ曲げ」のような動きが可能に。
GNドライブユニットもフレキシブルに可動。
ダイキャスト関節によりヘタりにくく、しっかりとしたポージングができます。
続いてオーライザー。
こちらもシャープな造形が光ります。ほぼ塗装による仕上げ。
キャノピー部分はクリアー素材を使用。
バインダーの補助翼(?)は大きめな造形になっています。
付属品。
GNドライブ、およびバックパックは取り外し可能。
GNビームサーベルは基部が可動し、グリップを水平に向けることが可能。
もちろんクリアー製のビーム刃を取り付けできます。
GNソードⅡはモード差し替えなしで切り替え可能。ビームエフェクトも取り付け可能。
さらに連結用パーツによりソード同士を繋げることができます。 もちろん腰にマウントも可能。
GNシールド。
青いパーツをスライドさせることでこちらも連結可能。白パーツも若干の引き出しができます。
肩へマウント可能。
ソード、シールドのマウント状態。
GNソードⅢ。
こちらも差し替えなしでモード切替えが可能、ビームエフェクトつき、先端がグラデーションになっています。
専用パーツを使いオーライザー本体へ取り付けることもできます。
そしてオーライザードッキング。
バインダーはこの小さいジョイントのみで固定するため強度的にかなり不安です。ここにも金属使ってほしかった;
ダブルオーライザー状態。
+GNソードⅢ。
GNドライブが回転できるのでここでバインダーの角度調節を行います。前述のように小さいジョイントひとつでの固定なので、回転させたとき外れやすい印象です。
GNシールドも取り付け可能。
専用台座。ロゴの入った特製。
アームは角度の変更が可能。
ダブルオーガンダム、オーライザーそれぞれに台座接続用パーツがあります。
・・・が、しかしアームのクリックがかなり弱く、特に合体時の本体の重量に負けてすぐ下がってきてしまいます;
フィギュア本体の出来はよくできているだけにここが片手落ちになってしまっているのが残念。せめてEx-Sのような2点固定タイプならもっと違ったでしょうが・・・
勢いよく前に倒れてくるので、破損防止のためにもこの台座を使ったディスプレイは避けた方が良いかと思います(汗)
各ガンダムと大きさ比較。
以下、ポーズ集。
「目覚めてくれダブルオー・・・ここにはOガンダムと・・・エクシアと・・・!俺が、いるッ!!」
「ダブルオーガンダム!刹那・F・セイエイ、出る!」
「これが!俺たちのっ、ガンダムだッ!」
「破壊する・・・!俺たちが、破壊する!」
「俺たちのっ、意思でッ!!」
普通の魂STAGEのほうが安定している(笑)
「トランザム・ライザーーッ!!!」
「これが、ダブルオーライザー・・・世界を変える力・・・」
以上、ダブルオーライザーでした!
8年を経て全面リニューアルとなったダブルオーライザー。
カッチリとした素材にシンプルながらもほぼ全身が塗装仕上げ+マーキングにより質感も良し。
可動面もかなり改善され、新たな解釈となった機構が実に良く活きています。ダイキャストによる質感・保持力、安定性も見事。
バインダーの可動も含めかなりハッタリの効いたポージングの数々が可能です。
今ではかなり数あるダブルオーライザーの立体物の中でも、「アニメ劇中イメージのダブルオーライザー」としては決定版たる出来になっています。
・・・んが、台座の安定感のなさという欠点と、そもそもの価格設定(定価14040円)が割り高に感じてしまうのが実にもったいないという感じ。
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