お約束。
聖闘士聖衣神話EX サジタリアスアイオロスレビュー
「聖闘士星矢」より、人馬宮を守護しレオアイオリアの実兄でもある射手座の黄金聖闘士、サジタリアスアイオロスです。
「仁・智・勇を備えし聖闘士の鑑」として前教皇アリエスのシオンに次期教皇として指名されていました。
星矢たちの物語から13年前、生まれたばかりのアテナ(城戸沙織)をアーレス教皇(正体はジェミニのサガ)が殺害しようとしたところを救出。
しかしアーレスの陰謀によって逆賊の汚名を受け聖域から追われ、追撃してきた山羊座・カプリコーンのシュラにより致命傷を負わされてしまい、なおも逃げ延びた先で偶然出会った城戸光政にアテナを託したのち、命を落としてしまいます。 享年14歳。
OVA「ハーデス冥界編」において嘆きの壁を破壊するために黄金聖闘士たちが集結した際に彼も登場。他の黄金聖闘士の先導に立ち嘆きの壁の破壊を成功させました。
そのアイオロスがマイスEXにて登場です。
パケ横。
なんといってもやはり羽根が目を引きます。
聖衣には金属パーツとプラ製のパーツを使用。スタイリッシュなプロポーションに仕上がっています。
顔は及第点といったところでしょうか?
羽根の造形もアペン版のような美しい形になっています。
各可動。
肩アーマーや腰アーマーにはやはりスイング&ボールジョイントが採用されています。
フルアーマータイプなので胸の引き出し機構もあり。
また、腰アーマーにはフロントとサイドアーマーの隙間を隠すパーツが存在しています。 動かす時に不意に足首の羽根パーツを触ってしまうので折れやしないか不安。
EXとあって(?)ついに羽根にも可動軸が採用されました。
もっとバサッ!と大きく開けばよかったのですがこれが限界のようです;
付属品。
特に初回限定などのおまけはありませんのであしからず。
ここまで一見何の問題もないように見えたアイオロスですが、今回はこの聖衣のマスクの色にご注目。
なぜかマスクだけ白銀聖衣になっちゃってます。
・・・よ~~~~~~っく見ると薄~~~~~~く金色が塗られているようですが、パっと見たらやっぱり銀色。頭部から取り外してマスクパーツだけ見てもやはり銀色。
もっちろんパッケージや今まで公開されてきたサンプルではしっかりと金色になっていました。 が、商品化した途端になぜかコレ。
バンダイ曰く「仕様」とのことですが、何故?? 聞いた話では周りの聖衣パーツの金色を反射を計算したうえでの仕様だそうですが、決して効果を発揮しきれているとは思えません。
どうしてこう余計な真似をしてくれるんでしょう。サンプルのままでいいじゃん?(顔の仕上げもやや劣化してるし) レリーフが入っていたりと造形がこだわられているのに・・・
ちなみに足首の羽根部分も同じような仕上がりにされています; うーん、後でクリアーイエローでも吹くべきか?
マスクオフ&表情集。
いつものバリエーションですね。
さらにサジタリアスとしてはお約束の星矢ヘッドも付属します。
新生ペガサス聖衣版と異なり、目線と髪が逆向きになっています。 表情はこれひとつですがマスク無しの前髪パーツは付属。
唯一と言っていい戦闘シーンは追撃してきたシュラ(当時9歳)との対決時。
「アトミックサンダーボルトォォ!!」
アニメ版オリジナルの技として若干黒歴史になっている必殺技(笑)
矢の持ち手は2種付属し、従来通り弓を構えるため矢尻を持たせる用と、矢のシャフト部分を握るためのものが新たに用意されています。
また、弓の本体は従来のように強引に持たせるのではなく、上下が分割して持ち手に挟み込むようにして取り付ける方式。これで大分楽に持たせられるようになりました。
「今一度・・・今一度・・・言わせてくれ。 少年よ、君たちにアテナを託す!!」
上記の持ち手により矢を取り出してから構えるまでのシーケンスを再現できるようになりました。
弓自体はプラ製なので重みに負けて肩が下がるような心配はありません。(その肝心の肩のジョイントが緩い個体もあるそうですが;)
これでバッチリ嘆きの壁も破壊できます。・・・いや、黄金聖闘士が数名足りないか(笑)
背中の羽根は取り外してマントに差し替えることが可能。
旧マイスではマントが別商品に付属となっていましたがEXでははじめから用意されています。
マントに変えるだけでガラリと雰囲気が変わるのが面白いですね。劇中でマントを羽織ったのは教皇シオンに謁見した時くらいか。
ちなみにこのマントにも他の黄金聖闘士に付属していたものと同じジョイントが使用されています。
オブジェ形態。
オブジェになってもわかるボリュームの高さ。むしろオブジェになって強調されたかも?
旧マイス版はこじんまりとした印象でしたがこちらは派手さが増しています。 それにしても美しい・・・
脱いだアイオロス氏(14)。
・・・撮影中なぜか間違ってアイオリアの顔を取り付けてしまいました; スミマセンスミマセン;;
さりげに上腕の処理が従来のEX素体から改良されています。これは星矢の時からやっておいてほしかった。
「アイオリアよ、よく今までアテナを守ってくれた。」
弟のアイオリア とご一緒に。
嘆きの壁前での再会シーンがグッときましたね・・・
幻の合体技的な。
星矢と。
黄金聖闘士素体なので身長差も再現。 アイオロスって14歳ですでに身長180センチ越えてるんですよね。
身長だけで言えばカシオスも大概なんだけど(笑)
「今は亡きアイオロスが、俺達に味方してくれている!!」
劇場版のお約束、サジタリアス星矢。
マイスEXは顔パーツの取り付けが統一されているので、ペガサス聖衣に付属している星矢の表情や髪パーツ をこちらにも取り付けできます。(もちろん逆も可。)
強引にやればペガサス聖衣版の前髪にサジタリアスのマスクを取り付けることもできるっちゃできますが、見栄えがあまりよろしくないのでペガサス聖衣版の髪を取り付けるならばマスク無しの方が良いでしょう。
劇場版4作で着用。TVシリーズでもポセイドン編クライマックスシーンなどで装着しました。 さらにはハーデスエリシオン編でもタナトス戦で使用。
現在放送中の「聖闘士星矢Ω」では最初からサジタリアス星矢として登場していますね。(聖衣のデザインが変わってますが)
「光速の速さを持つアイオリアの拳を止めたぞ!!」
TVシリーズでの初装着は黄金12宮編直前の、アイオリアがまだアテナの正体を知らず聖域からの刺客として星矢の前にあらわれた時。(この時は洗脳はされてませんよ?w)
「今こそ燃え上がれ、俺の小宇宙よ!!」
サジタリアス星矢がその弓を用いたのは劇場版1作目が初出だったりもします。
そのため劇場版4作+ポセイドン編では射手座の聖衣を装着し弓で決着、というパターンが定着。
「たとえ何度跳ね返されても、私が代わりに受けてあげる・・・!」
ポセイドンに跳ね返されてしまう矢から星矢をかばうシャイナさん。 シャイナさんとくっついてやらなかった星矢の罪は(ry
一番好きな劇場版3作目のラストシーンをイメージ。(ホントは星矢の目が半開きで微笑んでいるんですが)
ちなみに2作目のラストは2人の立場が逆になっていたりします。 やっぱり劇場版は2作目と3作目が良すぎる。(撮影時見返してて鳥肌たちっぱなしw)
アペン版頭部 を用意して乗っけてみました。
EX版よりアペンのが険しい表情してて違いが面白いです。もっと面白いのはマスクの色ですが。(ギリギリ・・・) ただ、アペンを乗せたら乗せたでバランスがおかしなことになって浮いてしまうのがなんとも悩ましい。
以上、EXアイオロスでした!
サジタリアスクロスの特徴でもある美しい羽根の表現、さらに可動軸が加わり表情の変化が可能になった点や、弓を持たせやすく配慮されている点、マントなどのオプションの付属・さらにはお約束のサジタリアス星矢など、とてもボリュームが高く満足度の高い内容となっています。
特にサジタリアス星矢の場合は旧マイスとは比べ物にならないほどの可動範囲で劇中の様々なアクションをより高く再現できるようになりました。
やはり射手座の聖衣は優遇されていますねぇ・・・
・・・と終わりたかったんですが、マスクの色だけはどうしても不満が残ってしまいます。もう少しわかりやすくクリアーイエローでも吹いてあれば全然違ったのですが。
もし再販時に塗装が直ってようものなら即無償交換でもサービスしないとこの初版を買った人は納得し難いでしょうね。(もちろん私もですが)
次の黄金聖闘士は10月に乙女座のシャカが予定されていますが、この間サンプルを見た時、すでに数珠がデカすぎるという問題個所を発見してしまいました・・・
もしやバンダイはどうしても1つ以上は難点を組み込みたい気持ちでもあるんでしょうか;